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2010年11月19日 (金)

クラフト縁展「はじめまして、こんにちは。」田村和也さん

クラフト縁展「はじめまして、こんにちは。」のご報告レポートです。
今回は、「土の工房 アトリエ・テラ」の田村和也さんです。

まずは、DM画像と、ご本人様から頂いた、自己紹介です。

土の工房 アトリエテラの田村和也 です。
自然の「土」を生のまま造形に生かすことにチャレンジしています。
土を焼けばCO2が発生します。
生で活かすには人類最古の造形手段である素材を選び、
太陽に感謝しながら作ることしかありません。
そんな悠久なる時の流れのなか、小さな小さな営みの中でものつくりをしています。
光る泥団子、土壁、フレスコ、埴染め、CPタイル、ブロック等々に展開しています。

今回の展示では、ほんの一部しか展示できませんし、
展覧会というのは、作家との対話の場であると思っている僕にとっては、
見ていただく人に何がどの程度伝わるのかとてもおぼつかないのですが、
「何か気になる作品があったなー」と心に残れるようなものでありたい
と願っています。(自己紹介ここまで)

展示場所は、入口入って壁伝いに奥の窓ガラス前の棚まで行きついたところの
壁に3点、棚一段と、窓ガラス前の棚のいちばん右の上段の一部分です。

自己紹介にもありますとおり、昔からある「土」に目を向け、
生活空間や造形に活かしましょう、合成化学物質を使わないようにして、
燃やさないことでCO2の排出を抑え、日本の、地球の環境をよくしていきましょう、
と唱えていらっしゃいます。

わかりやすく、日本の職人さんの技術であり、誇れる日本文化でもある、
建築の左官技術(土壁)を用いて、泥団子を作り、
各地域で体験教室、講習会、本を出版されたり、テレビでの出演を通して
土と対話し、遊び、可能性を広げる土の会主催者として、ご活動されています。

田村さんとは、2006年9月に、取材に伺い、初ご対面させて頂きました。

当時の取材レポート

その後、2007年4月に、児童館での泥団子体験教室を取材に。

田村和也さんに教わる・泥団子を作ってみよう!

そして、2010年、ようやっとといいますか、この初めての企画展である、
「クラフト縁展」にお誘いできて、また参加いただけて、ほんと良かったです!

田村さんには、ほぼ毎日、在廊いただきまして、
お客様に説明をされてらっしゃいましたが、たいていの方は
「こちらがなんなのか」というのが、一目ではわかりませんので、

これだけ、日本の土の色があるんですよ~とか、
愛知県知多の土塊ですとか、土で染色できるんですよ~とか、
その最初の時点で「えっ!そうなんですか、へー!」と驚かれます。

泥団子に関しましては、知ってる方も多く「綺麗ですねー」「買いたい」
「欲しい」「作ってみたい」という声が多かったですね。

ほんとにこれが土の色の?なんでいろんな色が混ざってるの?
なんで光るの?など、クエスチョンのかずかず。

土で作った花瓶、埴染めのスカーフなど。
花瓶にあるお花は、STAGE銀座の駒野さんがご用意してくださいました。
どうもありがとうございました!

土の表現の可能性をできるだけバリエーションを持たせたかったと、
このようなソイルアートパネルを展示されました。

田村さんが、「土って、実は、こんなこともできるんですよ」
ということを詳しく説明されると、皆さん、いちように、
「そうなんですかー! 知らなかったー!」 と、顔がぱーっ!と明るくなり、
「そうやって聞いてから見ると、また違いますねー!」
と謎が解けて、知らないことを知って、「土って、すごーい!」と、
その可能性の広がりに、嬉しそうな表情をされるのが、印象的でした。

これは着物の柄ですか?という質問もよく頂きました。

中には、大津磨きの上に伊勢型紙で土置きして作られた作品も。
と、ひとことでさらっと流れてますが、
「誰もやったことが無い仕事」が、実は密かに展示されていたのです。

それらも含めて、田村さんから直接、詳しいご説明を聞けた皆さんは、ラッキーでした!

ものづくりをしている人に、土の可能性って、こんなにあるんだよ
という表現方法を提示して、いろんな方に、知ってもらいたい、
実際に使って、作ってもらいたい、土に触れていただきたい、
と、ずっと話していた田村さん。
最後に、展示カードが、とても詩的なので、ご紹介させていただきますね。

田村さん、いろいろお世話になりっぱなしで、怒涛のクラフト縁展でしたが、
終わってみれば、楽しく、嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。
どうもありがとうございました!

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土 soil art

僕の手元にあるこの色土は 気の遠くなるようなときをくぐりぬけてきた

この土との邂逅に僕の心はおどる
土を砕き ふるい ときにスイヒし
砂とワラ ときに石灰との出会いをプロデュースする

土壁となり ブロックになり 絵画 彫刻
工芸とその出会いの結末は羽ばたく

この最も古い素材が いま最も新しいものの
あり方を示唆してくれているのかもしれない

彼らの出会いの歓びの姿を見て頂ければうれしい

●田村和也さん「土の工房 アトリエ テラ」 http://members.jcom.home.ne.jp/k-tamura/

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