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「なつかしい場所 武藤松枝・鈴木由貴子作品展」に行ってきました
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鈴木由貴子さんは、「Studio-Argali(スタジオアルガリ)」
というHPを運営し、フェルティング・ニードルという特殊な針で
羊毛作品を作られている作家さんです。

クラフト縁、にこにこネットで展示会情報や、投稿レポートを
ご投稿いただくなど、お世話になっています。

最初にHPを見たときのインパクトがなによりも強かった。
TOPページの羊の作品と、羊毛作品のお写真を見て
「これはいい!」とすぐさま思いました。
投稿レポートをおススメしたのも、わたしからで、
以後、メールのやり取りなどもさせていただき、
お人柄もとてもよくて、撮影にこだわったであろう、
素敵なポストカードをプレゼント頂いたり、
いつかこの目で作品を見に行かなくてはと、ずっと思っていました。

その鈴木さんが、春に秩父に行かれたという話はメールで聞いていたのですが、
今年の冬に秩父でお母様と二人展として展示会を開催、
同じ月の後半に、原宿でも開催ときき、やはりこれは秩父に行こう!
特急レッドアロー号に乗って、日帰り取材に行くことになりました!

場所は、埼玉県秩父市の、カフェギャラリー西瓜堂さん。
御花畑駅より徒歩6分。西武秩父駅より徒歩10分と駅から近かったです。
秩父は車で二回ほど来た事あるのですが、電車で一人で来たのは初めてだったので
駅から散策できて楽しかったです。古い建物も多く、石畳の道や商店街、
有名な秩父神社や、不思議で面白い「どこいくべぇ」というオブジェもあり
また何度も来たくなる町です!

この日は、鈴木さんはいらっしゃらなくて、
西瓜堂の店主さん、逸見貴さんにご案内頂きました。
まず、この、西瓜堂さん、思ってた以上に広くてびっくり!
床の木の色と、テーブル、椅子の木の色が濃い茶色で、白い壁面が広いんです。
奥にある、椅子とテーブルにつくと、広さを実感。
日の光が入る窓、可愛らしい変わった形の古い照明。静かで透明感のある空気。
昭和の香りというんでしょうか。やさしく包み込まれていくのがわかります。
いったん座ったらもう落ち着いてしまって離れがたくなってしまいました! 
ちちぶ路サイダーをご馳走になりながら、いろいろお話し伺ってきました。

西瓜堂さんは、カフェギャラリーであり、秩父銘仙や
生活骨董、オリジナル小物なども扱っているお店だそうです。
それにしても、店主の逸見さんは、なんか、こう、
着物が似合う、京都の呉服屋の若旦那みたいな雰囲気がとてもするのですが!

「あー。呉服屋の若旦那。よく言われます。
 もともと、和装小物の企画デザインの仕事で呉服関係にいたんです。
 会社でも、呉服屋の跡継ぎだと思われてて、
 退社する時も、お店つぐんだ、おめでとう~って言われましたから。

 30歳で、生まれた秩父に戻ったんですが、秩父銘仙に出会って、
 秩父ほぐし捺染技術継承者養成講座を5年受けました。

 埼玉は織物の産地であり、秩父銘仙は、染・織物の伝統工芸で、
 織る前の縦糸の段階に型を置き色を乗せて染め付けるんです。
 染めてから織るのでアウトラインがはっきりせずぼやけます。
 しかも両面がおもて面で織りあがるのが、銘仙の一番の特徴で、
 ほどいて2度使うことが出来るんです。

 高価な呉服を販売する事は難しいと思い、まずは、
 着物に興味を持ってもらいたいなと思ったんです。
 呉服はとても高いですが、アンティークなお店などでは、
 いいものが1~2万円で売っていたりします。
 古い着物をどう生かすか、興味がありました。

 よく、着物は好きだけど、着て行く場所が無い、機会が無いと聞きます。
 では、着物を着て行くことができて、お茶やお菓子が楽しめて、
 着物が好きな人たちが集まれる場所を作ろう、そう思って、
 毎月一回、最終日曜日に「着物カフェ」を開いています。
 たいへん好評で、秩父の着物愛好家の皆さんや
 他にはブログを見られた方などが埼玉県内外から集まって下さいます。
 僕も、その日は勿論着物を着ます」

逸見さんから、着物カフェのご様子のお写真を見せて頂きました。
とても皆さん、楽しそうでした。
わたしが思うに、着物、値段が高いイメージがどうしてもあります。
買うのに、高い。仕舞う場所も必要。保存も大変そう。
着るのにも、着方を勉強しなければならない。
ひとりで着れるようになるまで時間かかりそう。着物のほかにも小物諸々が必要。
雨や雪の日はどうしたらいい。冠婚葬祭は。あれやこれや。
どうしてもマイナスイメージが多いです。でも、やっぱり、日本人として、憧れます。
自分が言うのもなんですが、何故、日本は、
せっかく、着物イコール日本という、とっても珍しい日本特有の文化なのに
着物をもっと普通に一般生活で着る習慣を無くしてしまったのか、
そこがとっても勿体無かったなあと思いますね。

「西瓜堂は、2007年5月にオープンしました。
 カフェとギャラリーを併設し、秩父銘仙を皆さんに知ってもらう、
 広める場所とし、着物カフェを開催し、好きな骨董品などもご紹介しながら、
 壁が広いので、誰か使ってもらえたらと、2~3週間単位でお貸ししています。
 とくに宣伝していないのですが、展示作品によって、がらっと雰囲気が変わるんです。
 いらしたかたの口コミ、連鎖反応で、おかげさまで、好評いただいています」

そこで、ひとつ前の展示会のときのお写真なども拝見させて頂きましたが
ぜんっぜん、違います! これは、お近くにお住まいの方で、
毎回見ることができる人は、これはこれで楽しめると思います。
建物と照明は同じはずなのに、部屋の明るさや空気のしなやかさ、冷たさ、
暖かさまで違って見えるから不思議です。
きっといつまでも変わらないであろう、西瓜堂さんという建物と、
珈琲の味や、喫茶空間、逸見さんのお人柄と違って
来るたびに変わるギャラリー空間。このバランスがたまらないのかもしれません。

最近、カフェギャラリーって多いですよねと話をしたところ、

「僕は、18歳のころから、喫茶店が好きで、いろんな喫茶店に行きました。
 京都はほんとによく行きましたし、評論家になれるんじゃないか
 くらいの数、行きました。今で言うお洒落なカフェじゃなくて、喫茶店ですけどね。
 喫茶店もいろいろあって、高価な器を使ってるお店もあれば、
 インテリアにお金をかけてるお店もある。
 珈琲の味、お店の雰囲気、かかっている音楽、入りやすさ、
 居心地の良さ、マスターの人柄、なにひとつ欠けてもだめでしょうね」

うーん、なるほどお。西瓜堂さんは、時間を全く感じられない場所です。
昼なら昼の、午後なら午後、夕方は夕方の、気がつけば時間が経っていた、
と、あとで気付く。それが心地よい。でもね、感じてはいるんですよ。
窓から日の光や薄暗さは入ってきているんです。
通りを歩く人や自転車や車も、わかるんです。音も耳に入っています。
それら、あまりにも自然に受け入れているから、まったく気になりません。
座っているだけで、落ち着いていられる喫茶店って、素敵ですよね。

さて、何故、西瓜堂さんなんですかという質問をしたところ、
「これも、よく聞かれるんですけど、
 10歳の時に、シルクロードのテレビ見て、凄く興奮したんです。
 どうしても行きたい! 絶対行こう! そう思いました。
 20歳の成人式のお祝いに、2週間、行ってきました。
 水道も電気も無い。でも無駄なもの、余分なものがなく、全てが必要なものでした。
 それで、向こうでは、休憩所で水代わりに西瓜が山積みされてるんです。
 食べてみましたが、みずみずしくて、すごく美味しかったんです」

なるほどお、それで西瓜堂さんになったんですねえ。

「実は、シルクロードから絹が来ていること、自分が呉服関係の仕事に就いたこと、
 あとで気がつきました。最初は全然そんなこと考えてませんでした。
 シルクロードは、日本との係わりがいっぱいあるんですよね。
 身近なところで、向こうの共通点が多くて、びっくりしてます」

逸見さんとは、このほかにもいろいろお話ししましたが
めちゃくちゃ面白くて、楽しかったです*
初対面なのに、初めて会ったとは思えないほどリラックスしてしまいました*
夕方には、常連(?)のお客様でしょうか、たくさんいらっしゃって
皆さんで談笑されてました。

西瓜堂さんのブログを見るとわかるのですが、見てる方、
コメントの数が多いんですよ。それらもあわせて、
この西瓜堂さんというお店と、逸見さん、この秩父で、
この地域の皆さんに愛されて、人が集まって、見守られ育てられながら、
これからも発展していくだろうなと、感じました。
西瓜堂の逸見さん、どうもありがとうございました!
(昔、達磨屋さんだった頃のお写真も拝見。素敵です!)

さて、今回の鈴木由貴子さんの展示会ですが、
昨年、鈴木さんのお母様はお亡くなりになったそうです。
秩父は、お母様・武藤松枝さんの生まれ故郷であり、
鈴木さんの子供のころの思い出がたくさん詰まった思い出の地だそうです。

西瓜堂さんに初めて行った鈴木さんは

「昭和の初期の建物のようで外観はかなりいい感じに寂れてます。
 内部は白が基調で、アンティークの机と椅子があって
 落ち着いていて、昔懐かしい感じがしますよ」

と、とても気に入り、展示場所に決めたことを、メールで教えてくださいました。
今回、お母様が残された油彩画の中から、季節の風景、庭の草花、
そして秩父ゆかりの作品を展示されたそうです。
鈴木さんと、お母様、武藤松枝さんの、共に、ふるさとであり、思い出でもある、
「なつかしい場所・秩父」の風景たち。

わたしは、この展示会の直前まで、鈴木さんのお母様がお亡くなりになったことを
知りませんでした。なんと言ったらよいのか、具体的に何もお伝えすることも無く
ただ、この場所にきてしまいました。

お母様が写生に行く時は、よく一緒に連れてってもらったそうです。
鈴木さんにとって、それも「懐かしい思い出」でしょう。

じっと見ていると、その場所から、その角度から、
自分も横で、一緒に見ているような感覚になってきました。

わたしは、ふと思ってしまいました。
自分は、親と一緒にどこかに行った時のことを、その風景を、
その空の色を、風の匂いを、陽の光を、あったかかったか、寒かったか。
覚えているだろうか。隣に、傍らに、そばにいてくれた親の表情を、
親が繋いでくれた手を、覚えているだろうか。
母が、なにかに一所懸命になっている、その横顔や後姿を
そっとじっと見ていたことがあっただろうか。

母が、何が好きだったか。何を好んで何に喜び、何に嬉しがり、
何に熱中し、何を子どもである、わたしに伝えようとしていたか。
思い出そうとしても、すぐに浮かんできません。

わたしは、自分自身はいろんな所に行って、素敵な景色も見れて
楽しい思いもたくさんしてきました。
夢中になって写真も山ほど撮ってきました。ところが、
わたしは、母と、何処に行って、どんな思い出があったか、
母の思い出の地って、どこなんだろう、それさえもわからない。
母の視線の先、目線の先をちっとも知らなかったことに気付き、
目の前の武藤松枝さんの絵が、まるで、ほんとうに、
ついちょっと前まで写生してきた、色塗りしてたばかりの光景に見えて、
美しい景色に胸がいっぱいになってしまいました。

武藤松枝さんは、秋桜が大好きだったそうです。
わたしも、埼玉で秋桜畑を見たことがあります。わたしも、秋桜が大好きです。
でも、わたしが秋桜が好きなのを、母は知りません。伝えていません。
そして、母が、何の花が好きなか、知りません。
わたしは、母のことを、知らな過ぎるという事実に直面したのです。

鈴木さんは、メールで、
「今回、母のことがなければこういう機会はもてなかったかもしれません。
 とっても悲しくて辛いことですが、こういう機会がもてたことで
 またたくさんの方との出会いやご縁がもてたことはとても良かったと思います。
 連日、母の友人がたくさんお越しくださいました。
 改めて母の偉大さを娘ながら実感しています」
とおっしゃってました。

この日、わたしがいる時間の間だけでも、たくさんの方がいらして、
武藤松枝さんのお知り合いの方々がとても多かったです。
わたしは、きっと、お母様は、喜んでいるんじゃないかなと思いました。
きっと、この場所にいらしてたんじゃないかなと。
たくさんの方に、自分の絵を見てもらうことが出来た。
なかなか会えなかったお友達に、会うことが出来た。顔を見ることが出来た。
娘と一緒に作品展が出来た。娘の作品も見てもらうことが出来た。
凄い親孝行じゃないかなと思います。

一緒に過ごした時間、共に同じものを見た時、
相手がどう思っているかはわからないけれども、
一緒に同じものを見ることが出来た、感じることが出来た時間というのは、
きっと、壊れたり色褪せたりすることのない、永遠に風化しない
経験した当人の宝物として、胸に、頭に、刻まれるのだろうと思います。
わたしは、母と一緒にいたときも、いつも違う場所を見ていました。
母が何を見ようとしていたのか、母が何を見ていたのか。
知ろうともしてこなかった。今更、知る術も無い。
まさか、鈴木さんのお母様の絵を見て、自分と母親のことが
頭をよぎるとは、とても皮肉ですが、すごく痛感しました。

実は、このレポートを書く前に、同じマンションに住んでいて
個人的にお世話になっていた方がお亡くなりになり、
一日前に一緒に過ごして、食事をし、お酒を飲み、歌を歌い、
お祝いも頂き、はじめて、その方の過去の話や生まれ故郷の話し、
好きな趣味の話など、いろいろじっくりお話をまもとに聞いたのです。
やっと更に親交が深まった矢先の訃報。たった一日しか経っていなくて。
もう、仕事も手につきませんでした。あっけないというか、早すぎる。
個人的なことを、書いてしまって、鈴木さんには申し訳ないですが、
ほんとうに、残った生きているものは、お世話になった方の思いや
おこなってきたこと、思い出の数々を受け継いで、胸にしまって、
たまに思い出しながら、参考にしながら、出会えたこと、
教えてもらったことに、こんなこともあった、あんなこともあった。
嬉しかったです、楽しかったです。ありがとうございました、
という思いで、生きていくしかないのだと思います。

わたしは、自分の母親に、一年のうち数回しか会えませんが、
いつも、いつ、それが最後になってもいいように、握手をして別れていますが、
ほんとうに、後悔しないよう、会える時間を感謝して、大切にしようと思いました。

ここからは、鈴木由貴子さんの作品を見ていきます。
略歴を拝見しますと、お母様の武藤松枝さんと共に、女子美大卒なんですね。
その後、機織教室で織物を初め、2004年からフェルティングニードルで
羊毛作品の製作をはじめられています。
羊毛というのは、ほわほわのふわふわで、フェルトマスコットなどによくあって
知っています。最近も多いですよね。でも、フェルティングニードルというのは
知りませんでした。

入口入ってすぐの、記帳するところに展示してあった3点!
めっちゃ可愛い~! 羊、ヤギ好きとしては、たまりません!

可愛い~! このほよよ感!
実は、この羊さんについては、西瓜堂さんのブログのほうが
めっちゃいい写真載ってます! 外の黄色いお花との位置がナイスで
絶妙な配置で思わず黄色い声を上げてしまいました。
あとで、西瓜堂さんのブログで探してみてくださいね!

うふうふ♪ 後ろから撮っちゃいました~♪
後ろから見ても、いい感じ~♪(ちてなご満悦w)

こちら、DMにも使われた「コスモスの花(おんなのこ)」です。
絵は、武藤松枝さん、お母様の絵を写真にとって縮小したものだそうです。

白い棚にずらーっと、フェルトの動物さんたち勢揃い!

羊! 羊! たまりませーん! 私、黒い羊も好きなんです。
そして、亀もペンギンも好きなんです(笑)
このペンギンは、最後まで、買おうか迷いました。

この黒い顔の羊さんもいい~。お豆さんズもめんこかった。
瓶に入った丸っこい色玉も可愛かった。

ここからは、中央の棚に展示されていたもの。
キジは、重さありました。この「うたたねひつじさん」は
どこの角度から見ても、ほんとうに、微笑ましくて。
わたしなら、ぜったい、近くに炬燵作って置くと思う(笑)

どこから撮っても絵になる作品って、素敵です♪*

かえるさんと、熊さん。よくできてるなあ~と感心しちゃいます!
きれいな水色の足は「きれいなお足(アオアシカツオドリ)ガラパゴス諸島にて」です。

ほっほっほ。右の棚に置いてあった小さいかえるくんを、
こちらのかえるさんの所に連れて来て一緒に撮影♪
それにしても、羊さんが多くてですね。羊好きとしては、
どの子を連れて帰るか、ほんとうに悩みましたよ~☆

ここからは、一番左側の棚。「木馬遊び」と「草原の風」のお馬さん。
「探しに・・・(ゾウガメ + 妖精)」このゾウガメさん、
足の曲がり具合とか、よくできてる。妖精さんは、
サボテンの妖精で、仲間を探してるんですね。

こちらは「仕立屋(ハリネズミ)チクチクチクチク オーダーメイド」
この表情と、木、塗ってる洋服もいい!

「野の花(ロバ)野の花のお花屋さん」
このロバのお顔がいい! 目がいい! うるうる~*

「おっきくな~れ♪(ゾウ)小鳥からもらった種
 土にまいてお水をあげると どんどんどんどんおおきく・・・」

このゾウさんは、やはりどの角度から見ても絵になりました!
ロバさんのときも、この角度が好きでしたね。
ちてな、この角度フェチ?w 何気ないけど、この鼻の曲がり具合、最高!

はい、最後です。童話「青い鳥」ですかね。
こちら、幸せの青い鳥さんです。

「夢の中(おとこのこ&おんなのこ)」
このおんなのこを見てたら、鈴木さんに似てるんじゃないのかな~って
なんとなく思っちゃいました。肩にまいているマフラーがね、
寒いんじゃないかって、なぜか泣けてくる。

鈴木さんには、当日お会いできなかったので、
幾つか質問をメールでお答えいただきました。

「フェルティングニードルをはじめる前、機織をしていました。
 きっかけは、会社勤めを辞めて少しの間時間が出来たんです。
 たまたま本屋さんで織物の雑誌が目に止まり即購入。
 もともと興味があったのでやるなら今しかないと思い、
 通えそうな教室を探し、雰囲気や場所、お稽古の時間帯、
 そして仕事をはじめても続けられるような、
 とっても理想的な教室が見つかったんです。
 先生はとても気さくな方で機織のほかにも色々なお話をしたり、
 相談にのってもらったり、とてもお世話になっています。

 2004年からフェルティングニードルで羊毛作品の製作を
 はじめたのですが、機織の先生から羊毛をいただいたのがきっかけでした。
 先生はもちろん機織用に使ったらという感じだったのですが、
 これもたまたま本屋さんでフェルティングニードルで作る犬というのが
 紹介されていて、これだったら作れるんじゃないかと思い始めました。  
 ただ、フェルティングニードルというものを知らなかったので、
 ようは針に羊毛がひっかかればいいのね?という感じで、
 持っていた針にペンチで傷をつけ自分で特性の針を作ったんです。
 でも、もちろんあまり上手くいかず手芸屋さんでちゃんと
 フェルティングニードルを購入して、第一作は茶色の犬を作りました。

 よく、フェルティングニードルって何ですか?と訊かれるのですが、
 フェルティングニードルは針の先端から2㎝くらいの間に
 いくつもの細かい切り込みがある特殊な針です。
 ニードルでちくちくと羊毛を刺すと、その切り込み部分に
 羊毛がひっかかり繊維同士が絡んで固まっていくのですが、
 言葉だけではなかなかイメージしずらいですね。
 (やってみると実に簡単なものなのですが・・・。)
 私の作る4本足の動物やお人形は芯に細い針金を使っていますが
 それ以外の部分はほとんど羊毛を重ねて作っているので、
 やわらかくとても軽いです。

 このフェルティングニードル、何故これまで続けられたかというと、
 いつでもどこでも手軽に出来るということにつきますね。
 お手軽(いつでもどこでも出来る)、失敗がほとんどない(やり直しがきく)
 やればやるほど奥が深い。この3つが好きなところであり、おすすめな点です。

 フェルティングニードルで用意するのは針と台(スポンジなど)、羊毛。
 普段、会社で仕事をしていますが、お昼休みの間でも小さいものを作っています。
 また旅先のバッグにも入れて時間があるとチクチクしています。

 使っている羊毛ですが、素材が軽い・あたたかみがある・やさしい感じ、
 自分の好きな色に染められる・混色できるなどの良さがあります。
 逆に気をつけなければならないのは、羊毛作品は摩擦に弱い・毛羽たちやすい、
 埃がつきやすい、羊毛の扱いは埃が出るという点でしょうか。

 ただ、最近は羊毛、フェルティングニードルの技法に限らず、
 木や布、皮など色々な素材との組み合わせも楽しいですね。

 作品づくりで気をつけている、大切にしているのは、
 動物の表情については特に気を使っていますが、実はメインでないところ、
 細かいところ、一見みえないようなところにこだわったりしています。 
 最近は単体の動物よりも物語性のある作品作りを心がけているので、
 メインの部分と同じかそれ以上に細かい作り込みが大切だと思います。
 例えば、うたたね(あみものひつじ)の編み物や毛糸玉、眼鏡、
 仕立屋(はりねずみ)の針刺し、洋服・・・これらの手を抜いてしまうと
 雰囲気がまったく異なり、安っぽくなってしまいます。
 あと、動物の後姿とか・・・気がついてくださると嬉しいですね。

 今後も、作品の幅をもっともっと広げて、
 物語性のある作品を心がけて作っていきたいと思っています。

 これからですが、出来れば、一点一点作品をじっくり時間をかけて
 作っていきたいというのが本音です。
 ただ、まだまだな作品なのでより多くの方に知ってもらい成長していくために
 これからもイベントに参加したり、雑貨的な作品も平行して作っていければ
 と思っています。そしてまた作品展を定期的に開ければとも思います。

 最後に、今回の展示会を振り返りまして思うのは、
 作品展をやろうと思ってから、開催までに約一年かかりました。
 途中何度も色々な不安にかられましたが、
 家族やたくさんの方の支えがあって何とか実現しました。
 今回、人との繋がりが点と点から線へと繋がっていくことが多々ありました。
 西瓜堂さんとの出会い、その周りの人との繋がりも実は偶然ではなく、
 必然だったのではないかと・・母が導いてくれたのではないかと思っています。
 作品展を見ていただきたかった母の友人や同級生の方にもたくさんお越しいただけました。
 なかなかお会いすることが出来ず残念でしたが、
 西瓜堂さんの同じ空間を少しでも共有することが出来てとても嬉しかったです。

 西瓜堂さんには会期前から色々とお気遣いいただいて、
 会期中にもたくさんの出会いの場を提供していただきました。
 “なつかしい場所”作品展は終わりましたが、
 西瓜堂さんはこれからもずっと私や私の家族のなつかしい場所となると思います。
 いつかまたこういう機会をもてればいいと思いました」

鈴木由貴子さん、どうもありがとうございました。
普通にお勤めをしながら、家のこともやりながらで、
同じ月に、上旬に秩父、下旬に原宿でと二箇所で展示会開催は
物凄くハードで大変だったろうなと思います。お疲れさまでした。

わたしは今回、特急列車に乗って、秩父という町の、西瓜堂さんという
ギャラリーさんで、鈴木さんと、お母様の武藤松枝さんの作品展を
ゆっくり鑑賞することができて、ほんとうによかったです。

わたしがこの日鑑賞していた、短い時間の中でも、
遠くからいらしたと思われる老夫婦、
時間を気にして電話で確認して急いで駆けつたという女性、
お知りあいの方を連れて「昨日も来たけど、また来た」というご婦人、
自転車に乗って通りすがりの若い男性や、
小学生くらいの男の子と一緒にきたお父さん、
いろいろな方が楽しまれていました。

鈴木さんの作られる羊毛の動物達は、右や左、上や下、どこから見ても
私たちが、今、生きている時間、一分一秒、同じ時間が通い流れる姿であり、
知らず知らずに、自分たちの思いをそこに見ているのかもしれません。

幸せとは、何を言うのか。青い鳥は何処に行けば会えるのか。
わたしたちは、どこから生まれ、どう生きていくのか。

自分の母が、そういえば、編物が好きで、何かしらよく編んでいたこと。
忘れていた記憶が呼び起こされました。
前触れも無く、いつでも、それは突然に。別れがくるという現実。
自分を産んでくれた母の姿、過ごしてきた過去など、
いろいろ思い出すことができた貴重で有意義な時間を過ごすことができました。

Studio-Argaliの鈴木由貴子さん、西瓜堂の逸見貴さん、
素敵な展示会を、どうもありがとうございました。

●Studio-Argali  http://www.studio-argali.com/

●西瓜堂
 http://suika-do.com/
 埼玉県秩父市東町10-7 電話:0494-22-0084
 営業時間:11:00〜19:00 定休日:火曜日


■この日、記念にお土産で購入させていただいたのは、こちら♪


■家のタネで、この日見て回った秩父の名物オブジェのレポートを掲載してます。

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