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2008年8月22日 (金)

「パート・ド・ヴェール 金子守・船田更織 二人展」に行って来ました

いやはや、これまた、ずいぶんさかのぼります。5月24日(土)。
この日、わたしは、京橋の藍画廊さんで伊藤三恵子さんの個展を取材したのです。
そのあと、まだ午後で時間も早かったので、自由が丘でやっていた作家さんの陶芸展を
観に行こうか迷ったのですが、既に小雨もぱらついており、体力的なことを考え断念。
そのまま、昨年暮れに取材させて頂いた、純画廊さんのある、
奥野ビルに移動したのでした。奥野ビルは、ギャラリーがたくさん入っているので、
一度、館内(ギャラリー)巡りをしたかったんですよね♪

先に、純画廊さんに顔を出すと、画廊の内藤純子さんは、今日はお休みで、
旦那さまの内藤さんとしばしお話しを。純画廊さんに行くのは二度目で、
個展や企画展以外の時の、常駐展というのを見たことが無かったので新鮮でした。
(写真撮ってくればよかったですよね、すみません。)
セザルコルネオさんの、「PLACE OF ENCOUNTER」というブロンズ作品や、
塚本誠子さんのよく見たら木だった作品など、初めて見るものばかりで濃かったです!
内藤さんが、
「うちのの、まっすぐと、じぶんのまっすぐが、微妙に違うんだよね」
と、展示している作品の上の部分の”まっすぐ”について、何気なく話されたのが
印象的☆ どうも、どちらも、どちらかが、どちらかよりだったようです(笑)
なんか、そういう、とっても何気ないことが嬉しいというか、ほっとしたというか*
純画廊さん、また、来ま~す♪と、あとにして、館内をぐるぐる回っていきました。

何箇所か見てて、ぱっと魅かれたのがこちら。なにこれ?可愛い~*
なんなのかもよくわからず、引き寄せられてゆきました。
背の高い、カメラマンのようなイデタチの男性の方がいらっしゃいまして、
いろいろご説明くださいました。作家さんのようです。
DMを拝見すると、ギャラリー403さん、というギャラリーで、
金子守・船田更織さんの二人展ということのようでした。
観ていると、オーナーから電話があり、迎えに行くの遅くなるから、
まだ銀座で遊んでていいよということだったので、せっかくなので、
急遽ですが取材させていただくことになりました☆

この展示会はとっても気に入って、是非、夏の暑い時にUPしよう!
と思っていたため、UPが遅くなってしまい、ごめんなさい。

お話し下さったのは、金子守さん。このガラスみたいなのは何ですか?と
お伺いすると「パート・ド・ヴェール」というものだそうです。
パート・ド・ヴェール? 初めて聞きました。

説明書きの板を読むと、フランス語で、ペースト状のガラスという意味だそうです。
フランスのアール・ヌーボー初期のロダンと同時代の
彫刻家アンリ・クロ(1840~1907)が、着色された蝋を使って
レリーフ作品を作っていたものの、脆く欠けたり溶けたりしやすいため、
蝋の質感を残しながら丈夫なものは出来ないかと考え、
様々な色ガラスを砕いて粉状にした物を糊で練って耐火性の型に詰めて焼き、
溶かして固めた後に、型を壊して中のガラスを取り出すことを思いついたそうです。
めんどくせ~!(笑)というか、そこまでして、作りたかったんですね*
この技法のことを、「パート・ド・ヴェール」というのだそうです。

しかし、糊なので、焼けた後、不純物の影響で無数の泡が発生し
砂糖菓子のようになり、求めていた蝋の質感が得られなかったそうです。
可哀想に。。。その後、弟子の、アルマッリク・ワルター・アージー・ルソーと、
フランソワ・デコルシモン等になって、ようやく蝋の質感を持った作品が
出来るようになったそうです。

ところが、第二次世界大戦を境に、この技法は途絶え、
戦後暫らくはガラス工芸の中でも最も難しい幻の技法と言われてきました。
この技法では形も蝋で原形を作るために手で納得がいくまで自由に表現が出来、
色も粉末状の為、混色や濃淡が思いのままに調節できるのが、
大きな特徴となっています。

・・・とまあ、こう書いてありますが、はて。
幻の技法で、日本で個展を開いている金子さんですが、
「パート・ド・ヴェールは知らない人多いよね。
 入ってくる人、入ってくる人、皆に、これはなんですかと聞かれる。
 説明すると、そうなんですかと驚かれる。
 自分も今回、個展をやってみて、いかに、知らない人が多いか、
 パート・ド・ヴェールが知られていないか、よくわかった。
 パート・ド・ヴェールは、せっこうで原形を作って
 粉状のガラスを詰めて釜に入れて焼いて、固まってから、蝋をとる。
 早くて3日、大きなものだと一週間から一ヶ月かかる。
 粉状のガラスが溶けることで、複雑に絡み合い、色が深くなるのが特徴です」

これが、ガラス。粉状のガラスが溶けて、こういう不思議な色になるんですね。
形も面白いものが多いし、色もなんとも一言で形容できない地層のようで、
見てるだけでも、面白いです!


(こちら、DMに載っていました「笑う猫」という作品*)

「もともと、写真をやっていたんです。
 偶然、内田邦太郎さんの作品展に行ったのが、始めたきっかけです。
 内田さんは、京都出身の陶芸家で、
 1976年に、幻の技法と言われて途絶えていたパート・ド・ヴェールを
 戦後、初めて日本で再現した方です。
 その作品展を見たときに、赤色がとても特徴的で衝撃を受けたんです。
 それで、1995年に内田先生に師事し、パート・ド・ヴェールの制作を始めました。
 20年位、細かい技法などを教わってきましたが、
 内田さんは、商業ベースに乗らない技法を、いろいろ資料を集めじっくり作りあげ、
 日本で広めて下さった方なんですよ。
 私自身は、葛飾区の青砥でUSガラス教室という教室を開いて、教えています。
 今回は、動物のオブジェなど、好きなモノを作りました。
 次回個展をやるときは、ランプを作ろうと思っています」

動物のオブジェ?! この小さいの、動物なんだ!と知り、テンション上がりました*
ただでさえ、形が面白くて、色も一言では形容できない、
混ざっているような地層のようなもので不思議なものが多いので、
動物だと思って見ていませんでした。面白いです*

この日は、わたしがいた時間(2~3時間でしたか?)だけでも、
お客様の出入りが激しかった。土曜日だったこともあり、
来る時はばー!っと波のように来て、あっというまにいっぱいになり、
金子さんも、説明に追われる。船田さんも接客で大賑わい。
誰かが帰ると、すーっと皆、引く波のように、帰ってゆく。
展示会の特徴かもしれませんが、はたで見ていて、同じような質問をされて
同じように何度も説明をされているのって、ちょっと大変そうだなあと思いました。
でも、それだけ、皆さん、「これなに?!」「どうやって作ってるの?」
と興味がいったわけです。作品に、それだけ魅力があったというわけです。
特に、ランプは、質問が多かった。偶然、この金子さんと船田さんの
パート・ド・ヴェール作品展を取材することができた、わたし。
ほんと、ラッキーだったかもしれません♪

もうひとかた、船田更織さんは、北海道出身で、
1988年にパート・ド・ヴェールに出会い、2003年、イラスト作家さんと二人展
( TOKYO DESIGN PARTY LIGHT GALLERYにて)を開催。
その後、金子守さんのUSガラス教室にて作品制作、グループ展などを経て、
今回、5年ぶりの展示会だそうです。
教室の先生で指導をされている金子さんと、技法などを受け継ぐ、
生徒さんである、船田さん、というお2人の作品展というのが、
とても変わっているなと思いました。

「パート・ド・ヴェールは知らないという方が多いですが、
 簡単に言うと、キルンワーク(電気釜で加熱する技法)の一部ですからね。
 業界では、増えてきているんですよ。お教室もありますし、
 生徒さんもいらっしゃるはずなんですが、ひとつ作るのに時間がかかるので
 例えば蜻蛉玉や、サンドブラスト技法のように、1日で作ることができる、
 手軽に体験できるかというと、そうじゃないですね。過程が多いですから、
 それぞれ時間がかかり、その都度自分で確かめて作っていかなくてはならない、
 人任せに出来ないので、1日の数時間で、お金を出せば、
 どんなものかわかるというものではないんですね。
 そういう意味で、なかなか、皆さんに知られていないのかもしれません」

確かに、ぱっと聞くと、工程が長くて難しそうと感じます。
でもこの出来上がった作品を見ると、そんな工程がすっとんでしまいますね。

こちらは、どうしても、どの角度の写真を載せようか判断に迷ったので
全部載せちゃいました* 恐竜の化石のようなもの、時間を経て
その形に削り取られたような流木のようなもの。空、雪。
見てるだけで、イマジネーションが湧いてきます*

「私の場合、イメージがぽわっと浮かんで、形にしていきます。
 北海道の自然や、心象風景です。キャストグラスという、粒粒のガラスを過程で入れて、
 抽象的な造形ガラスを目指しています」

船田さん、お忙しかったでしょうに、お邪魔してお話しお伺いして、
突然だったのに、ありがとうございました! 
金子守さん(先生)とは、また違う作風で、そのコントラストが楽しかったです。
これからも、素敵な作品を作り続けていってください! ありがとうございました☆

もと写真家だったという、金子守さん。わたしが写真撮影に苦労していると、
(午後だったので、ちょっと暗かった)
「こっちがいいよ、ここで撮りな。やっぱり明るいところでないと」
と、この窓際に案内してくださいました。さすが写真家! ありがとうございます!
というわけで、この窓辺に置いて撮った、小さな作品をご紹介していきますね。
皆さんも、この涼しげな作品を観て、夏の疲れをとってください*

う~ん* 青と紫の狭間が~*

赤。ローズ。真紅。小さくても宝石のように、存在感たっぷり*

う~ん。なんだかよくわからないところが、また、素敵* 色がいい!

綺麗です~。この色の混ざり具合* 化石を掘り起こした気分♪

薄ピンクの三日月の器。透きとおった泡ぷくが落ち着く*

赤いのは、動物だって、わかりますね* 煙がまだ動いているみたい。

こちら、確か、犬だとおっしゃっていたような。確かに犬だ!
そういわれて観ると、犬だ*なんともいえない曲線♪

船田さんの、DMにも載っていた作品「いつか見た空」
泡ぷくのつぶつぶが、たまりません*

船田さんの「雪の日」。この屋根の雪の垂れ具合と、下の銀色部分の
水泡のようなものが素敵☆

こちらも、船田さん。アンティークな感じが可愛いです*

この、青と緑。静かに中で動いててもおかしくないような。

このふたつは、暗いところでも撮りましたけど、形も色も素敵*
左のは、上から三番目の層が透明なのが不思議。あそこに何か
降ってたらいいのにと思っちゃう(空想です*)。
右のは、どうもこの色合いをみると、百貨店の九州物産展でよく食べた
いきなり団子(芋の黄色と紫色と餡の透明さを)を思い出します♪
あ~♪ なんか食べたくなってきた*

こちら、帰り際に撮った、台の上に飾られてあった小さい作品です。
あ~なんか、カキ氷みたい!氷の白と、苺シロップもしくは、スイカの赤と、
海と空の青色と、緑は・・・きゅうりかな?(笑*)>こじつけ連想です*

お~う♪マンゴーかな、パイナップルかなあ~♪緑はキウィかしら~♪
(連想が、食べ物ですみません*)

可愛い! 可愛い! この大きいのと小さいのが一緒にいるのが、いい☆
大きいのは、おにぎりみたいだし・・・(多分、わたし、今、お腹減ってるのかも;。)
小さいのは、ペンギンみたいだ♪

何気に、このひいているマットも素敵! へにょんとした唐草模様があってます!
いやあ~、ほんと、楽しかった♪
金子守さん、突然の突撃取材にもかかわらず、いろいろお話しくださり、
写真も撮らせていただき、誠にありがとうございました☆
恒例の、ポストカードプレゼントも、喜んで頂けて、嬉しかったです♪
この日、銀座に行ってなかったら、奥野ビルに行ってなかったら、
パート・ド・ヴェール、知らないままだったと思います。
まだまだ、全然、初心者の入り口ではありますが、短い間でしたけど、
午後の緩やかな時間の中で、いろんな色と形の作品を観る事ができたこと、
とても嬉しく、心地よく感じています。
3ヶ月経った今でも、昨日のことのように思い出せる、楽しい1日でした。
また、いつか、展示会をされる時は、お知らせ下さい!
お2人のご活躍、応援しています! どうもありがとうございました☆

■金子守 (二人展で、代表して、金子さんの略歴をご紹介させて頂きます)
 略 歴
 1951       東京都生まれ
 1971       東京写真学園卒
 1995       内田邦太郎師事 パート・ド・べールの制作を始める
 1997       コーニングNew Glass Review 18 入選
           USガラス教室で パート・ド・べールを教え始める
 1997/6     パート・ド・べールガラス3人展 ガラスギャラリーセイ
 1998/6     パート・ド・べールガラス4人展 ギャラリー美沙和
 2000/3     USガラス教室展 ガラスギャラリーセイ
 2001/1     USガラスの仲間達展 大丸ギャラリーてん
 2001/3     USガラス教室展 ガラスギャラリーセイ
 2002/4     USガラス教室展 ガラスギャラリーセイ
 2002/7     USガラスの仲間達展Ⅱ 大丸ギャラリーてん
 2002/9     パート・ド・べール3人展 画廊るたん
 2002/11     金子守 パート・ド・べール作品展 ガラスギャラリーセイ
 2003/7     ひんやり展 銀座 長谷川画廊
 2005/6     USガラス教室展 ギャラリーすどう
 2008/5     金子守・船田更織 二人展 銀座 ギャラリー403

2008年8月12日 (火)

【杜の奏】川村千夏さんの植物画展

2008年6月25日~8月12日まで、
川村千夏さんの個展が開催されました!その時の記念写真です。

川村千夏さんは、ちてなが、ギルド・アートスペース游さんでの
川村さんの個展を取材させて頂いたのをきっかけに、知り合い、
仲良くさせて頂いている作家さんです。

偶然、川村さんが、ちてなの近所にあるお店を、気に入ってくださり、
お連れしてご案内しました。そのとき、川村さんの作品ファイルなども
お持ち頂いていて、こちらの店主さんが、とても気に入ってくださり、
期間限定で、作品を展示するということになりました。

展示する、搬入日、ちてなも同行しました。
ここで初めて、作家さんが、額装してある作品を運ぶのに、
どれだけ大変かというのを目の当たりにしました。
川村さんは、数にしたら多くはなかった、10数作品でしたが、
きちんと箱に入れて、縛って、がらがらに結びつけて
暑い中、コトコト・トコトコ、ガラガラ・ガラガラと歩いてきた姿を見て
この少なさで、こんなに大変そうなんだから、
もっと量が多かった(作品が大きかった)ら、どれだけ大変だろうと、
想像しただけで、ちょっと気が遠くなりそうでした。

駅から10分ちょっと歩かせてしまって、申し訳ないなと思いつつ、
作家さんは、このように苦労して、運んでいるんだなということが、よくわかりました。

さて、実際の展示ですが、川村さんが、だいたい、ここ、そこ、
とあたりをつけて置いていき、仮止めをして、再度見渡し、
チェックしながら入れ替え調整をされました。
ここで、はじめて、作家さんが、
作品を黙々と展示してゆく様を目の当たりにしました。
わたしにとって、とても貴重な体験だったと思います。

また、ポストカードは、こちらの店主さん特性の
手作り額に入れて展示くださいました。渋いです!

ギャラリーではないので、店主さんから指示は無く、
川村さんの好きなように展示してという状態でしたので、
どうだったんでしょう、イメージしやすかったでしょうかね?
わたしは、何一つお手伝いできませんでしたが、展示が終わると、
川村さんの作品の香りが、お店いっぱいに漂った気がします。
展示されている木の家具という存在の中に、色彩や、子どもの声、
葉の音、植物の持つ心地よい湿感が、静かに溶け込んでいくようでした。

わたしは、短い期間でしたが、自宅近くの、手作り家具のお店で、
川村さんの作品展がこのように観れたことを、たいへん嬉しく思います。

搬出日には、立ち会えませんでしたが、搬出の2日前に、写真を撮りに行き、
同時期に展示いただいていた、内海満昌さんの油絵作品を引き上げてきました。

内海さんの絵を外したら、
うわ~、なくなったら、さみしくなっちゃうねえ。と店主さん。
きっと、川村さんの絵が全部外されたら、もっとさみしくなるでしょうね。

でも、そういうのも、いいものかもしれません。
足音のように、夏と共に訪れ、夏の終わりと共に去っていった、
川村千夏さんの、作品達。

作家さんが、作品を搬入する大変さ、展示する時の緊張感、
展示を完了した時の、ほっと息を吐いて笑顔になる瞬間。
今まで、知らなかったことを、
すこうしだけ知ることが出来て、わたしも嬉しかった。
展示されていた、日数の間、どれだけの人が
この川村さんの作品を見てくださったのかは、さだかではありません。
でも、わたしは、観ることが出来ました。記念というか、忘れないと思います。

わたしは、ひとつの形として、このような展示会に出会えることが出来て、
よかったと心から思います。また次、どのような出会いがあるかわかりませんが、
これも、ひとつの、現象なり。

店主さん、どうもありがとうございました。
川村千夏さん、どうもありがとうございました。


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2008年8月 7日 (木)

色で綴るキルト展「‘08ピンクに恋して」に行って来ました

さかのぼりますこと、6月13日(金)、新宿駅から歩いて
文化服装学院新宿文化クイントサロンで開催された、
アトリエキルトの高木良子さんと、高木さんのお教室の生徒さんたちの作品展、
『色で綴るキルト展「‘08ピンクに恋して」』に行ってきました。

キルトというか、縫い物編み物系は、全般的に苦手・不得意分野なので
実はあまり興味無かったんです。でも、「ピンクをテーマに綴ったキルト展」
というのが、ピンときたのです。

生まれてこの方、ピンクに興味なし、女性らしい柔らかいピンク色というのは
自分に似合わない、必要の無い色だと思って見向きもしませんでした。
この取材レポートを始めてから、徐々に、作家さんの描くピンク色に興味を持ち、
いいなあと思い始め、気がつけば下着とか、携帯とか、Tシャツまでもピンクを
いつのまにか選ぶようになっていました。どういう心境の変化?!年をとった証拠かも。
ピンクもいいじゃないという、許容範囲がいつのまにか広がっていたのでした。

そして、このピンクのキルト展。瞬間的に本能的に「行こう」と思ったのです。
そして、このキルト展に行くのに、身に付けていこうと、ピンクの蜻蛉玉の
ペンダントを購入したほどです(笑*)

ピンクの蜻蛉玉を首からぶら下げながら、ドキドキで会場に入ってみると、
うわ~!! 右も左も、ピンク・ピンク・ピンク!(当たり前かw)

圧倒されながら、アトリエキルトの高木良子さんに、ご挨拶。
高木さんは、髪の毛もお召し物もカッコよくて、お洒落で、
一目で「あ~!こういう年のとり方をしたい!」と、ときめきました*

この日は、最終日で、ご来場しているお客様も多く、高木さんも
接客などでお忙しいようでしたので、先にたっぷり鑑賞させて頂きました。
広い会場で、約1メートルくらいの大きさの作品が、存在感も見事に
展示されていて、もう、どれを見てもため息というか、面白かったです!
こんなに作るの大変だったろうなとか、これって凄いな~とか。

チューリップ、可愛いです。多分、この作品をお作りになられた方だと
思うんですけど、女性が数人、終了時間ギリギリにいらして、
デジカメで記念撮影していました。そのときに「あなたらしいわよ」
と誰かが言い「そう?私らしい?」と話されてましたが、確かに、
ぱっとみ「それらしい」と感じました。全く知らない、赤の他人ながら、
外見&はじめて見ただけでも、そう思いました*それが、具体的に
「どう、そういう人らしいんだ」という現実的な話は、おいといてw

ぱっとみ、何の変哲も無い(?!)ように思いますが、よく考えたら
すげー!!!と食いついてしまいましたw
右の作品は、全部写真に撮れないのが惜しいくらい、あちこちに
誕生日の祝いで楽しい、喜んでいる、賑わっているさまが出ていて、
お子さんの落書きなどもあって、微笑ましかったです。

これって、キルトなの・・・??と凝視してしまいました。
この、落ちた紅葉が積もってふっくらぱりぱり・・・みたいなさまが
実際に触っていないんですけど、触りたい~!!という衝動が*

三角の模様がずらずらというのもね。はじめは「ふ~ん」くらいだったんですが、
2度3度と周遊しているうちに、「これって、実はすごいんじゃないの?!」
と、改めて気付き(笑)このなんていうんでしょう、執念のような、規律(笑)
見てて、はずしたくなりますw 一個くらい、ずらしたくなります。
そのくらい、ひとつひとつの三角が、魅力的w

こういう、ひとつひとつの区切られた窓の中に、
いろんな柄、模様が配置してあるのが、すごく魅かれます~***

これも、チューリップなんですけどね。季節感が出ているような。
同じようなモチーフでも作る人、使い方次第で全然違うんですね~。
ひとつひとつのチューリップの色柄も好きですが、
あの、端のお写真は、実際のお父さんとお子さん時代?!?!

鳥さん、可愛い~!下の丸いのも、めんこみたい。可愛い、まるい!
まるいの、大好きなので、ほんと、触りたかった・・・w

こちら、なんか、いいです!潔いっていうか、良妻賢母みたい!
嫁いで来て、早、うんじゅう年。気が付けば子供も結婚して孫も生まれて、
旦那さんともども、年をとって。ちょっと過去を振り返ってみた、
おっかさんみたいな* この下の、ふわふわがついた
ふりふりが付いているのも、おもしろ~い☆

と、勢いは止まりませんが、一通り回ったところで、
高木さんにお話を伺ってきました。

「もともと、海外のインテリア雑誌が好きで、キルトにのめりこみました。
 キルトは、アメリカ発祥で、イギリスからの移民がアメリカで
 パッチワークを広めていったのがきっかけなんです。
 パッチワークというのは、使っていた古い布をほどいて、
 はぎ合わせ、継ぎ当てる、継ぎはぎすることです。
 ベッドカバーや、カーテンなど、普段使うもの、寒さを防ぐなど、
 使うことが目的だったので、飾りなどは重要視されてませんでした。

 キルトというのは、綿を入れて3枚にして3層になったものです。
 段々と装飾性が発展していき、その後、2mくらいの大きなものを作るようになり、
 キルトで女性達が主張をはじめるようになったんです。いろんなパターンがありますが、
 当時、政治に参加できない女性達が、みんなで集まって一つの物を作りながら、
 井戸端会議をする、『キルティング・ビー』と呼ばれてますが、ひとつの交流場、
 社交場にもなっていたんです。女性達の主張が、キルトに表されていったんです。

 日本人の場合、ベッドの生活ではありませんから、実質的に使うものではなく、
 アート、芸術品になっていきました。日本には入ってきてまだ30年です。
 パッチワークは幾何学模様の連続だったりしますが、ミシンも普及したことで、
 よりオリジナル性を出せるようになりました。
 ハワイアンキルトなどは、2色使いと決められていますが、
 キルトは、自分のオリジナルのデザインが出来ますので、
 自由な発想の作風に移り変わって行きました。

 私自身は、1978年にパッチワークキルトを野原チャック氏に師事して、
 12年在籍しました。その後、1983年から、アトリエキルトを主宰し、
 教室で教えながら、文化センターなどの講師も勤めています。

 仕事の依頼が、なぜか、「和」が多かったんです。
 そういうものを求められているんだなと思い、やってきましたが、
 日本的なそのものというより、ちょっと変形して、光らせたり、
 水玉(ドット)を使ったり、英字を用いたりなど、
 時代にあった「モダンアート」を目指していました。
 
 それでいて、帯を幾何学模様にしてアレンジするなど、古い布を新しくしていきたい、
 和布の素晴らしさに気がつき、和のちりめん、和の素材を使いながら、
 日本文化の、私なりの表現方法として取り組んでいます。

 針を持ってゆっくり時間をかけて縫う、ということが、既に現代の若い皆さんにとって
 あまり受け入れられないのかもしれませんね。じっくりひとつのことに向うより、
 体を動かすほうに行っちゃうでしょう。最近では、ハワイアンキルトのほうが、
 若い方には、入りやすいみたいですね。

 うちの教室も開講以来、長い生徒さんばかりです。
 教室の年齢と共に、生徒さんも同じだけ、一緒に年をとってきています(笑)
 上は最高80歳代、若くて40代ですからね。
 教室には、キルトは、針と糸だけ、ミシンは使わないという生徒さんもいます。
 ですから、1枚の作品を作るのに、3ヶ月から半年かかるんです。
 昔は、もっともっと大きな作品を、皆、作ってましたが、年々、小さくなっている傾向です。

 あと、今回、外で額装したものを展示したのですが、
 キルトって、私は、作っているときが一番好きなんです。
 作り終わってしまうと、また次を作りたくなるので、執着は無いんですね。
 ですから、好きな人にお嫁に貰って頂けたら、とても嬉しいです。
 買っていただける、ということは、認めてくださったということだと思うんです。
 自分が作った作品で、喜んで飾っていただけるなら、こんな嬉しいことは無いです。
 日本人の方は、売らない方が多いですが、外国人の方などは、
 積極的に幾らか訊いてきます。ここらへんは、外国人と日本人の違いでしょうかね。

 絵をかけるように楽しんで飾ってもらう、使うのも勿論良いですけど、
 贅沢な気持ちにさせてくれる、心を豊かにしてもらえるものだと思うんです。

 今、この会場でもジャズがかかってるんですけど、
 ジャズとキルトはアメリカの2大文化だ、という方もいるんですよ。
 アメリカにわたって歴史が長いキルトも、日本に入ってきて、まだ30年です。
 横は90センチ、下は長くてもいい、その空間の中でオリジナルの表現方法が出来るキルト。
 20年くらいやっていますが、全然飽きません。なんで飽きないかというと、
 縫うことは、毎回毎回同じでも、柄が違います。毎日違うものができるのが、魅力です。
 書くこと、描くことなども、そうですよね。

 キルトは、表現方法のひとつです。パッチワークはダサい、昔みたいと思われないよう、
 時代や、若い方に受け入れてもらえるようなキルトを作って行きたいです。
 若い学生さんにも見てもらえるよう、見て、いいなと思ってもらえるよう、
 作る人も作らない人も引き込んでいきたいですね。

 この色のテーマ展は、今回で6回目です。皆さんに、自由に作ってもらっています。
 2年毎に、テーマカラーを決めて、黒、赤、黄色、ブルー、白、ピンクと、
 展示会事に、パッと印象が変わるのが面白く、新鮮です。
 色はとても難しいのですが、色の変化をお楽しみ頂きたいので、
 色が続く限り、続けて行きたいと思っています。

 布の厚み、平面というのは、写真やHPなどでは、
 なかなか質感が伝わらないと思います。今回、ご覧いただけなかった皆さんには、
 2年後の展示会で、是非、実際に見ていただきたいですね」

高木さんのお話を聞きながら、そう、ジャズがかかってたんですよ、会場。
広くて綺麗な会場で、ピンクのキルト作品に囲まれて、
いらっしゃってるお客様も、何度も眺め覗いては楽しそうでした。
夕方から終了時間にかけては、学校帰りの学生さんでしょうか。
若い女性の方が多く来ていて、熱心に、「どれが好き?」
「これがいい」 「こっちもいいよね」 「あれもいい」
「これってどうやってんだろう」 「すごくない?」
などなど、漏れ聞こえる声を聞くと、嬉しいじゃありませんか。

そして、作品をバックに写真を撮ってる方、多かったです!
中でも、この、高木さんの作品をバックにしてる方が多かったような!

「今回のピンクですが、私自身、ピンクというと、
 センセーショナルなピンク。可愛いより、強いイメージがありました。
 フランスのデザイナーのスキャパレリという方が、きついピンク色、
 ショッキングピンクを初めて作った人で、大好きなんです」

これが、その、高木さんの作品。黒とピンクの帯締めを使っています。
この帯締めを見たときに「ピンク展の時に使おう」と思ったそうですw
英字柄や、ダリアの布柄を使って貼り合わせています。
実際に、お作りになられている生徒さんも、布やきれがお好きな方が多く、
骨董市などを見ては、いつか何処かに使えるかもと手元に求めることが多いそうです。

モダンアートと和を取り入れているという、高木さんのキルト。
真四角でなくてもいいんだというのも、ひとつの発見。
そして、それぞれのコーナーごとに、花が咲いたり閉じたり、
丸いものが上から下へ動いていたり、紐が引っ張られて鈴の音がしたり、
ドットがくるくる回ったり、花の香りがしてきそうな、
それぞれの楽器が各パートを受け持つ、オーケストラ演奏のような気がしてきました。

最後に、恒例の、イラストか切り貼り絵の作品ポストカードプレゼントを
お見せしたら、切り貼り絵をとても気に入ってくださり、喜んでいただけて、
嬉しかったです* また、ピンクの蜻蛉玉つけてきたんです、と話したら、
今回、会場に来てくださった方、どこかしらにピンクを身につけていらした方が
多かったんですよ。アクセサリーとか、お洋服とか、鞄とか。あ、この人も、
その人もって。嬉しいことですと、にっこり笑顔の高木さん。

ピンクってなんでしょうね。特に女性は、持ってるだけでも、
原点に帰れるような気がして嬉しくなるんじゃないでしょうか。
甘えるだけ、頼るだけ、逃げるだけでいられないと知って
強くなることを受け入れて強くなってきたけれど、強い自分も自分だし、
ふっと力を抜いて受け入れられるやわらかな自分も、
相手をもゆだねられるような感覚、それでいて共倒れしないことを
重々承知して知り触れ合うことで互いに伸びてゆくことを称えあう喜び。
う~ん。ピンクって、嬉しくなる色だ!*

最後に、わたしがスッゴク気に入った2作品をご紹介して終わりにしますね。

素敵~!! 富士山にもし仙人がいたら、わたし、鶴になって、
飛んで持ってってお見せしたい! この、締まった黒と神々しい白と、
真ん中の斜め格子柄。そこに溢れんばかりの大きな零れそうな花びら!

う~ん!もうどこの部分も素敵だったんですよ、どこをクローズアップするか
めちゃくちゃ悩みました* うっとりするくらい、スポットライトを浴びて、
きらきらしてて、眩しくて、ほんと、砂浜で天女の羽衣を見つけた人の気分♪♪♪
こちら、お教室の中で、一番御高齢の方の作品だそうです!

こちらも、すごく好き~!!! この実際の生活にあるような戸棚のなかに、
四季が隠れ、時代が隠れ、文化が隠れ、生き方が隠れているような、
もう、ツボがいっぱい・で~す!(大喜*)ちなみに、こちらも、お教室では
御高齢の方だそうで。あれ?ちてなが好きな作品は、ご高齢の方ばかり??
「それだけ、にじみでてるものがあるってことなんでしょうかねえ」と高木さん。
ありがとうございます!

この、えんじのカップが、昔のカラオケスナックにある、丸ソファーみたいな、
ちょっと前のバスの座席みたいな、触ると、肌に少し返ってくる、そんな
感じがするような気がして、ツボです! 隣の黒地に花柄も渋い~(涙*)

お花がくっついているさまが絶妙~* セイロンティーの缶の模様も好き。

青い背の高い瓶がカッコイイ!
隣のぴかっと光る赤がポイントのカップも素敵!しかも下の棚板部分が、
おくらを切ったみたいな細かい柄で、渋すぎる~**

うわ~* もう、奥の紫色のウイスキーボトルも興味そそられますが、
左の焼酎瓶の柄も素敵~!!! 渋い~!! そしてなんといっても、
手前の瓶が黒地に赤い線で少々屈折している所が絶妙!!
どうやったら、このチョイスができるんでしょうか☆
(膝をパンパン手で叩きたい気分)
だってもし、この線が直線や曲線だったら、どうでしょう。
考えられないですよね。もう、書きながら、酸欠になりそうです*
この、ちてなの盛り上がり、わかっていただけてますでしょうか?
ちてなは、とても楽しいのですw

最後、極めつけは、これです!どどん!
こんなところじゃ納まんないわよと野性味溢れるピンクのチューリップ。
紫色のとっくりセーターみたいな、縦ラインのゆるやかな瓶。
そして、飛んでいってしまっても構わないわよ、ともとれそうな、鳥の羽。
これ、欲しい~!!!(笑*) ここそのままの柄でブローチ欲しい! 
年をとったら、このブローチつけて歩きたい☆
もう、ほんっとに、この作品は、どことっても好きです。楽しかった~☆

アトリエキルトの高木良子さん、このたびは、どうもありがとうございました。
『色で綴るキルト展「‘08ピンクに恋して」』とっても面白くて楽しくて、行って良かったです!
また次回の色のテーマ展も楽しみにしています。
お教室の皆さんも、どうぞ、楽しんで作られてくださいね。
ありがとうございました~♪

■高木良子 Yoshiko Takagi
 アトリエキルト  http://www.atelierquilt.com/

 略 歴(グループ展のぞく)
 1978~1990   パッチワークキルトを野原チャック氏に師事
 1983        キルトスタジオ 「アトリエキルト」 を開設
 1993        キルトウィーク93 優秀賞受賞
 1998        高木良子のモザイクキルト展 〔新宿高島屋〕
 1998        黒を愉しむキルト展 〔国際フォーラム〕
 1999        赤を遊ぶキルト展 〔国際フォーラム〕
 2001        黄色を描くキルト展 〔国際フォーラム〕
 2003        青を飛ぶキルト展 〔恵比寿麦酒記念館ギャラリー〕
            高木良子のキルト展 「MY STYLE」 〔ギャラリーあかり〕
            成美堂出版より 「パッチワークキルトの基礎BOOK」 監修
 2006        白に語るキルト展 〔文化クイントサロン〕

2008年8月 1日 (金)

皆さんの投稿レポート【神山歩 絵画展 ~ようこそ、いらっしゃいませ~】

「皆さまからの投稿レポート」第5回目は、
2008年7月14日~23日に開催された、
神山歩さんの「神山歩 絵画展 ~ようこそ、いらっしゃいませ~」です。

それでは、皆様、どうぞご覧下さい☆

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「神山歩 絵画展 ~ようこそ、いらっしゃいませ~」神山歩さんより。
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こんな展示会になりました。
美容室での展示、というのは、はたから聞けば新鮮に感じられると思います。
作品展示に必要なのは、飾る場所。大きい作品、小さい作品それぞれですが、
通常のギャラリーとなると机を出したり、組んだりとセッティングが難しいです。

もちろん美容室さんなので、シャンプー台や、ミラーの棚、
小物収納の棚など、色々な台があります。
私はそこにあれやこれやとばかりに、沢山置いていきました!



言い遅れてしまいましたが、私の作品は「木版画」と「絵本」を中心として制作しています。
常に物語がぽんぽんと頭の中であふれていくので、それを絵に描いていく、制作工程が多いです。

色はめいっぱいに使います。
テーマはなんの気なしに出てくるものなので、その日の気分によって様々。
食べ物が好きなので、いつも食べものがモチーフな絵になってしまいます(笑)

シンプルなお店を、遠慮なく絵で溢れかえらせてみたいと感じ、沢山飾らせていただきました。
結果、絵の明るさをより際立たせてくれて、お店に居る自分まで明るくなれる展示になりました。



学生が展示をするということ。

美術を志す学生であれば、在学中1度や2度は、作品展示を行うこととなります。
その中で、作品を作る苦しさ、楽しさを味わう。

こんなに準備には時間がかかるものなのか、とか、
他人に聞いて教えてもらったり、自分で毎晩寝ないで考えたり。
作家になる人はこんな気持ちを味わっていたのか。とか。
そんながむしゃらな経験をするものなのです。

そんな中で、絵を他人に客観的に見てもらったり、新しい出会いを得たり、
作品展を通じて、新しい何かを得ていくのだと私は思います。

こちらの美容室さんは、学生の私たちに対して
そのような場を作ろうと行動してくださいました。素敵な出会いに感謝。

そして、次は私も、頑張る学生に「頑張れ!」とチャンスを与えてあげられるような
そんな人になりたいなぁ。と思わせてくれた、素敵な展覧会でした。

●ちてなの感想●

こちらは、個展のDM画像です。
ちてなは、神山さんがクラフト縁で作家登録くださり、
この個展のご案内をご投稿いただいたときから
「美容室で個展って変わってる~!!」と注目していました。

メールでも、神山さんはとても素直で人柄のいいお嬢さんだということがわかり、
版画作品なのに、色がたくさん使われていて版画じゃないみたい、
可愛い・・・観てみたい!!そう思っていました。

ところが、調度折りしも、カラーセラピー受講期間と重なり、
授業が午後二時からだったので、行けなかったのです。
ほんとに残念でした。頂いた、レポートやお写真を観て
なんていうんでしょうねえ。青春の光というか、眩しさを感じました。

「あああ~~!!!行けばよかった!!!」
後悔しきりです。。。(泣)

皆さん、やっぱり、しのごのいわず、観たいものは観るべきですね(しゅん。。)
この、美容室空間と、とてもあってて、
素足で歩きたくなるような、清々しさですよね。

神山さあ~ん! また展示会に参加されるときは、教えてください!
神山歩さんの、今後のご活躍、楽しみに応援しています!
どうもありがとうございました☆

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★作家略歴
 1987年 千葉県に生まれる
 2008年 多摩美術大学絵画学科版画専攻4年 在学中
 <展示>
 '05~'07 グループ展など多数
 '07   「CAFE*てん」(三鷹/CAFE DE LHOTSE)
 '08   「ふたりの木版画展」(新宿/ギャラリーkirari)


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皆さんの投稿レポート【キムラクニヒコ ミニミニ展】

「皆さまからの投稿レポート」第4回目は、
2008年7月1日~13日に高円寺の、too-tickiミニギャラリースペースで開催された、
キムラクニヒコさんの「キムラクニヒコ ミニミニ展」です。

それでは、皆様、どうぞご覧下さい☆

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「キムラクニヒコ ミニミニ展」キムラクニヒコさんより。
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(写真提供/片庭珠実さん Too-tickiの入り口から覗いたミニギャラリー)

7月1日(火)から13日(日)にかけての二週間、
Too-ticki(東京・高円寺)にてミニ個展を開きました。
Too-tickiのミニギャラリーは、およそ一畳分の小さなスペースです。
狭さに関しては、都内随一と言えましょう。
観に来てくれた画家仲間の一人は「なんて不自由な空間なんだ!」
とこの一畳の宇宙で叫んでおりました。でも、歴としたギャラリーなのであります。

「不自由さ」こそは、たまらなく良いのであります。
困難に立ち向かって喜ぶのが、アーティストです。
与えられた課題で満足していてはなりません。
ぶち当たる困難とは、自分で見つけた課題のことであります。

ぼくは「小さなデッサンで、この小さな空間を埋め尽くす」という戦略で挑みました。
壁一面にパステル画を中心に飾り付けました。
しかし、後になって気づいたのです、残されたままの平面を。
それは天井でありました。
無垢な天井は、悲しげにぼくを見下ろしていたのであります。
展示も終わる頃、「よし、次は天井だ…」と密かに思いました。
(天井にも飾って良いのかしら? ぼくはそこに「yes」と書きたい)。
次回もやります。2009年の春と秋の二回です。詳細は後日告知いたしたいと存じます。

この個性的なミニギャラリーは、いつも予約でいっぱいの人気だそうです。
展示のチャンスをくださったToo-tickiのオーナー様とスタッフ方々に心から感謝いたします。
そして、さまざまな素敵な出会いに心から感謝いたします。

文責/キムラクニヒコ
2008/7/29

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●ちてなの感想●

こちらは、個展のDM画像です。この作品は、とても印象に残っています。

個展のDM及び、案内では、以下のようにご紹介されていました。
「170cm×80cmのミニギャラリーに於きまして、
 ナイーブアート風のパステル画(ポストカードサイズ)を
 中心に展示いたします。これらは大作のためのデッサンでもあります。」

実は、わたし、too-tickiさんに行った時に、キムラさんの個展が開催されていて、
すっと入って観てました。too-tickiさんも、おっしゃってましたが、
とってもふんわりとしたやさしいパステル画で癒される作品でした。
「ナイーブアート風のパステル画」と御自身で説明されてましたが
まさに、そのとおりだなと思います。誰の心にもある
(…どんな映像かは、人によって違うと思いますけれど)
落ち着ける、無心でいられる、自分に立ち返ることができる理想のようなものが
キムラさんの絵を観ることによって、呼び起こされそうな気がします。

梯子は、現実と夢や希望、空想、非現実の世界への移動手段とも取れるかもしれません。
目に見えることも、見えないことも、わたしたちは、幾らでも、イマジネーション、
想像をかき立て、身も心も預けることができます。
雲の上は、どうなっているんでしょうか。
私たちの未来、将来はどうなっているんでしょうか。
ちょっと覗いてみたい。でも簡単には覗けない。
そう、私たちは、自力で作りあげていくしかないのです。
だからこそ、空は広くて青くて深くて、雲はどこまでも、白くて柔らかいものだと。。。

キムラさんには、メールでもお伝えしたのですが、わたしが、この個展を観て
思った感想は、あの小さな空間が、とっても広く感じた、ということです。

さすがに、天井までは見てませんでした、気がつきませんでしたが(笑)
狭さなど、どこ吹く風で、空気が澄んで、あの場所だけ高く高くなった気がしました。

また展示会をされるそうで。今後、油彩にも挑戦されるとお聞きしました。
更なる、ご活躍、楽しみにしています。

⇒今回、ご投稿いただいたのは・・・
  キムラクニヒコさんです!ありがとうございました☆

  ■絵描きキムラクニヒコのホームページ NO MOSS
    http://www.kimukuni.net/


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