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2008年6月27日 (金)

陶芸「えっへん」西城水穂子さんの陶芸展に行ってきました

2008年6月3日(火)、高円寺のtoo-tickiさんの
ミニギャラリースペースで、陶芸「えっへん」の西城水穂子さんが、
個展を開催されたので、行って参りました。

もともと、2006年11月に、イラストレーターでお友達の
わんたさんとの初デートで高円寺散策をしたのですが、その時、
too-tickiさんを見た後、ランチをしたのが、too-tickiさんのお隣の、
カフェギャラリー「Hattifnatt(ハティフナット)」さんだったんです。

その時、調度、西城水穂子陶芸展』が開催中で、非売品のペンギンさんや、
オサカナを狙う黒猫の器など、とても可愛らしくツボにはまり、
作品を見に行ったり、お客さんが混まないうちに、
作品リストをテーブルにもってきてワイワイ見たりしたんです。
その作品リストが布がぬいつけてあって、ふわふわで、
めくるたびに、心くすぐられて、盛り上がった思い出があります。

そんな楽しい思い出を、にこにこネットの、
過去の行ってきた日記に書いていたら、ご本人様が、
記事を見つけて下さって、ご連絡頂いたのが昨年!!
「来年、6月に個展をやるので、是非観に来てください!」
「ええ~☆今度は、too-tickiさんでやるんですか~♪」
というわけで、偶然が偶然を呼び、今回の取材となりました*

当日は、雨が降っていたのですが、たっぷりと3時間かけて、
(この日は、too-tickiさんと、姉妹店のninnniさんの撮影・取材も兼ねてました)
ぐるぐる写真を撮らせて頂きましたが、小さいものを撮るのは
スゴク難しいということを、ほんと、痛感した取材でした(汗;)

木に囲まれたミニギャラリースペース。台の上に、小さなオブジェや
お皿、人形達が展示されていました。お皿や器のピンクや水色が
目に飛び込んできて、やさしくて、もう、声を上げたら
吹き飛んじゃうんじゃないかというくらい、小さくて、細かくて、可愛い。
箱に入っていたり、ふわふわの羊毛でできたお花の咲いてるお庭に、
動物達が遊んでいて、ちゃんとそれぞれの舞台がそこにあって、
あとは好きなように物語進行できちゃう。
ついつい、手にとって遊びたくなるひとときでした。

また、ピンクや水色が似合うんだなあ、このミニギャラリーが*
ふと、わたしが保育園時代遊んだ、キキララの
水色、ピンク色を思い出しました。あと、なんだろう。
しあわせ~♪っと、肩の力が抜ける感じがあって、
自分のからだが小さくなったら、どんなに楽しいだろうなと思いました*

わたしは、特に、このワニさんが好きなのですが、ワニも、子供も
表情がよくわからない(どうともとれる)のが好きですね。

西城さんとは、夜、too-tickiさんで初ご対面し、
そのままお隣のHattifnattさんで食事しながら、取材させて頂きました。
too-tickiさんに「えっ?!お知り合いじゃないんですか?!
はじめて会うのに食事しながら取材って凄いですね!」と驚かれましたが、
あんまり、その点気にしていませんでした。
メールで何度かやりとりしてましたし、実際、お会いしても、
ああ~♪やっぱり、いい方だあ~♪と、えらく、まったりしながら
食べて飲んで喋って(?)取材させて頂きました。
取材というより、遊びに来たみたいな・・・(笑*)

西城さんは高校を卒業後、デザイナーの学校に進学されました。

「もともと、雑貨やディスプレイ、陶芸など立体系に興味があって。
 それで、広い意味で、立体デザイン、
 建築やインテリアを学ぶ学校を選びました」

卒業後、就職、結婚を経て、「やりたいことをやろう」と、「陶芸」の道へ。

「10年同じ教室で習ってました。難しかったですよ。
 でも、好きにやっていいよと言ってくださり、
 ろくろもひとおおりやって、器やお皿を作るうちに、面白いけど、
 自分は、なんか違うなという気がしてきたんです」

「あるとき、講習で、練り込みの人間国宝の方のビデオを見たんです。
 大きな壷で花柄やマーブル模様などを出されていました。
 その技法を見て、これをやろう!と思いました。
 形を作るのはいいんですが、絵付けが苦手だったんです。
 それ以来、練り込みでお皿など作っています。
 巻き寿司みたいに色粘土を組み合わせてスライスしています」

ちょっとぴんとこないのですが・・・と、もう少し詳しくお聞きしてみました。
「お皿に絵を描いているのではなく、顔料を混ぜて色粘土そのものを作ります。
 これを金太郎飴のように組み合わせます。組み合わせ方によって、
 波模様になったり、マーブル模様になったり、鱗模様になったりします。
 この組み合わせ方は、企業秘密です*」

なるほど!可愛いうさぎやゾウさんのお皿は、
そうやってできていたんですね!と感激*

「陶芸は焼かないといけませんし、好きでないとできませんよね。
 焼きあがったのを見ると、思っていたのと全然違う、
 ということが結構あります。練り込み作品の他、
 たくさんの失敗を繰り返す中で、人形、動物などの
 小物を主に制作するようになっていきました。
 小さい作品が多いので、好きなだけ試作品を作りたかったこともあり
 陶芸を始めて12年目にして、小さいながらも自分の釜をもちしました」

「陶芸の工程は簡単に言うと、
 1.形成、2.素焼き、3.釉掛け、4.本焼きとなるんですが、
 素手で粘土に触れるので手荒れする人が多いです。
 『3.釉掛け』というのは、器をつるつるさせる為には欠かせない行程です。
 素焼きした作品を釉薬がいっぱい入ったバケツに入れて釉掛けをするので、
 冬場は見事に手が荒れちゃいます」

うわ~!なんか聞いてて、痛そうです(汗;)
そういうことって、全然知りませんでした。初耳です!

「展示活動は、2004年から2006年にかけて、
 吉祥寺のボックスショップ「ひろそり」に出展しまして、
 そのあと、2005年2月から4月まで、原宿「ease」で
 30cmx30cmx30cmの小さな空間でプチ個展をしました。
 2006年11月、カフェギャラリー「Hattifnatt」で個展、
 2007年10月に、西荻窪「FALL」で
 陶版画の風音(fu-on)さんと、二人展を開催しました。
 こうしてみると、雑貨屋さん、ボックスショップ、カフェが多いですね」

「too-tickiさんで個展をやりたいと決めたのは、
 壁三面作品が飾れるからなんです。三方、その世界に浸れる
 というのは、いいなあと思いました。
 陶芸教室で教わっている時は、作品展と言っても、
 作品をただ並べているだけでよかったんですが、
 私は、ちまちまと、小さいものが好きなので、個展となると、
 ディスプレイは大事だな、飾り方も含めて演出できるよう
 凝った方がいいなと最近、実感しています。
 いろいろな展示会など見ると、勉強になります」

「個展のほかにも、2007年4月「クラフトデザイナーズマーケット」
 (ユニアートららぽーと横浜店)に参加。11月、2008年5月と、
 南青山クリエーターズレジデンスの企画展に参加など、
 昨年の四月から、展示会が続き、バタバタしてましたので、
 この個展が終わったら、少し落ち着きたいです。

 やはり、誰かに見てもらいたい、というのが強いです。
 それも、不特定多数の人に、見てもらいたい。
 知り合いや友達は、来れば買ってくれます。
 でも、毎回毎回買ってもらうのも、相手も私も行き詰ってしまうと思うんです。
 だから、まったく知らない、いろんな人に気兼ねなく見てもらいたい。
 それで、カフェや、雑貨屋さんでの展示が多いのかもしれませんね」

「私が作った練り込みのお皿などは、実際に使うお皿としてより、
 アクセサリー入れなどとして飾って見て楽しんで頂いてる方が多く、
 私も、そのようにして頂けると、嬉しいです。 

 陶芸をやっていると、どうしても『陶芸家』と言われるんですが、
 自分は違うんじゃないかなと、ずっと思ってました。
 陶芸は好きですが、器やお皿、お椀を作りたいわけじゃなかったし、
 自分の作品を、一言で、なんと表したらいいのか、悩んでいました。

 南青山クリエーターズレジデンズ(m-c-r)の企画展「箱、はこ展」
 に参加した時に、『陶芸』じゃなくて『陶芸オブジェ』って紹介下さったんです。
 自分でも、あ、それいいなと。とても気に入りました。
 もともと、雑貨が好きで、雑貨アーティストになりたかった。
 雑貨屋さんをやりたかったというのがあるんです」

なるほど。その話を聞いて、合致した気がします。
ご自分で作った作品たちを、それぞれのシーン(舞台)で
演出(遊ばせる)し、飾る。たくさんの人に見てもらいたいと
願うのは、作家さん誰しもそうだと思いますが、
西城さんが思い描く作りたいもの、飾りたいものなどが
なんとなく、こちらにも伝わってきたように感じました。

わたしが思ったことですが、人それぞれ、捉え方も考え方も、
趣味趣向も、味覚も嗅覚も違うのですから、違って当然です。
世の中には、「使うために、いかに便利で、
どれだけ機能性を重視して作られたか」というものも、沢山ありますが、
少々扱いにくくても、融通が利かなくても、なんだかよくわからなくても、
醸し出された面白いものというものも沢山あります。
存在そのものというかな。これはこう使わなくちゃいけない、
と窮屈に押し付けることもなく、好きなようにどこから見ても触っても
飾っても話しかけても、どんな想像をしたって、肯定も否定もしない。
互いを認める一対一の一瞬のインスピレーションに魅かれる部分って
あるような気がします。

わたし自身、思い返してみたら、
埼玉・秩父のムクゲ自然公園にあった陶芸館で、
日帰り陶芸体験があって、ろくろを回さず、形を作って焼いてもらい、
送ってもらうという体験をしたのですが、わたくし、迷わず、
自分のきゃらくたぁ~の「ぽよ」を作ってました(笑)
立体ということになりますよね。陶芸なのに、超初心者なのに、
皿も器も飛び越えて、有無を言わさず、きゃらくたぁ~(笑)
ええええ、それはそれは、ひどい怪獣のようなぽよができましたw
だから、西城さんのように陶芸で人形や動物などの立体物を作るの、
全然大歓迎ですし、むしろ器用で凄いなと思います。

西城さんは、今まさに、西城さんができる、陶芸オブジェアーティストとしての
道を歩き出したばかりで、自分の雑貨屋さんを開いたのと同じじゃないのかな
と思いました。そして、それができる人なんだなあと。

そうえいば、なんでサイト名は「えっへん」なんですか?と最後の質問。

「陶芸教室で、作品にマークをつける、ハンコを作ることになって、
 男の子のキャラクターをずっと書いていました。
 特に意味は無いんですが、
 それに付けた名前がそのままサイト名になってます」

なんとなく、この「えっへん」というのが、またあってるんですよねえ。
別に、いばってるわけでも、偉そうでもない、普通の素朴そうな顔の男の子で、
作品もほんわかしてるものが多いんですが、そこはかとない、
ひとつひとつの小さな「えっへん」に拍手を送りたくなるような、
ほのぼのとした温かみがあります。


 
「小さな、猫やうさぎなどのモチーフ、練りこみのお皿や器など、
 展示で飾るときも、イメージに合わせて羊毛フェルトなどで装飾したりと
 私が作る、これらの『陶器オブジェ』で、物語を想像してもらえたり、
 アクセサリーを入れたりして使ってもらえたり、飾ってもらえたり、
 可愛がってもらえたら、とても嬉しいです」

うんうん!可愛がるよー!勿論だよー!
と、面と向ってではなく、ここでエールを送るちてなだったり*

西城水穂子さん、どうもありがとうございました!
ハティフナットの店長さんが、自らピザをお持ち下さって、
一昨年の個展のこと覚えて下さってて、お話しもできてよかったですよね!

ハティフナットさんに置いてあった、西城さんの作品リスト
(ふわふわの表紙の)が少しくたびれてしまったのを見て、
作り変えるために持って帰ろうとしている姿が、とても印象的でした。

お互い、お腹いっぱいなのに、デザートまで頑張って食べて、
初対面なのに、取材以外も、たっぷり長話ししちゃいましたね(笑*)
すっごく、楽しかったです~♪また(?!)おデートしましょう~☆

●西城水穂子さん「陶芸えっへん」
 http://tougeiehen.moo.jp/


●Too-tickiさんについてのレポートは、こちらからどうぞ

2008年6月19日 (木)

皆さんからの投稿レポート【四角の器展 貴志勉~土のしごと~】

2008年より新企画「皆さんからの投稿レポート」が誕生しました。
このコーナーでは、ご案内を掲載したけれども、ちてなが取材に行けなかった
展示会の模様を作家さん、ギャラリーさんから直接、感想&お写真をお寄せ頂き、
ちてなの感想とともに、そのレポートをご紹介するコーナーです。

第3回目は、
2008年6月13日~22日に88GALLERYさんで開催された、
香川県の陶芸家、貴志勉さんの「四角の器展 貴志勉~土のしごと~」です。

それでは、皆様、どうぞご覧下さい☆
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「四角の器展 貴志勉~土のしごと~」貴志勉さんより。
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~~ ちてな ~~
最初、個展の案内DMには、以下のような紹介がされていました。
「金属的な光沢や石のようなシャープな形状にこだわり、
 土という柔らかい素材とは対極的な質感を持つ作品を追求。
 今回のテーマもその仕事の延長上にある「四角」。
 広い意味での「四角」を表現。
 大皿・花器から、小物はマグカップ・酒盃まで、
 夏に向かって風鈴や素麺のための器も。
 日常の器約150点を展示販売いたします。」

確かに、陶芸=土、陶芸といえば、丸いフォルムの器や壷、
お料理やお菓子などを並べる為のお皿などで、
使いやすくて飾りたくなるような、そういうものを想像します。

普段、あまり「金属的なシャープな形状」の陶芸作品を
意識して見たことがありませんでした。
土なのに、「土という柔らかい素材とは対極的な質感を追求。」
って、どういうことなんだろう。漠然とわかりませんでした。
わたしには、まだまだ難しい~~。
今回、写真を10点頂戴しましたので、拝見していこうと思います。

~~ 貴志さん ~~
「四角の器」というサブテーマでの個展です。
会場は香川県丸亀市の郊外
香川県丸亀市飯野町東二339-1 88STAGE内にあります、
88GALLERYさんです。http://www.88net.jp/

全体の雰囲気とギャラリーのガラス張りの明るい雰囲気が気に入り
初めてここでやることになりました。

殆んどが今回の為に作った新作ばかりで、
形が四角、アクセントに四角、模様に四角、で花器・食器をいろいろです。

夏用に「冷やしうどん」「素麺」の(どちらもサヌキ名産なんです)器。
風鈴も(写真では判りにくいですが、下から見るとちょっと四角になってるんです)

どうしてもロクロよりもタタラ造り(板造り)が多くなり
時間も手間もかかりエライ目にあいましたが、
白地に鉄絵の線文や斜めにした板状の花入れなど
新しい展開はかなり気に入っております」

●ちてなの感想●
貴志さん、お忙しいところ、ご投稿お寄せ頂き、どうもありがとうございます!

実際に見に行っていませんので、お写真と頂いた文章から見た感想です。

まず、ほんとうに明るくて綺麗で爽快感のあるギャラリーさんでしたね。
飾られた作品達も、嬉しかったんじゃないでしょうか*
あと、150点って、やっぱり多いですね!
これは展示するのも、写真撮るのも大変だったんじゃないかと思います*

今回、四角というテーマだったそうですが、
あまりそこに意識はいかず見てしまいました。
そういえば、お花だって全部形が違うし、尖ったようなものもあれば
開きっぱなしもあれば、閉じているような、うつむき加減のものもあります。
白地にシンプルな線画は可愛いですし、焦げたような鉄板みたいな花器や
ひし形のような背の高い花器、黒くて四角い花器、思わず下はどうなってるんだろうと
裏返したくなるような、ダースベーダーのデスマスクみたいな上が大きい器。
そうめんの汁いれでしょうか?涼しそうな黒い瓶など、ほんと、見てて楽しい!

よく、四角い部屋を丸く掃くという言葉がありますが、
隅々まで見ているようで、多分、どこか見落としているような部分も
あるかもしれない、そんなおっちょこちょいな部分も含めて、
いつも見ているくせに、見ていなかった、また違う発見をしてみたり、
角度によって、何度も行きつ戻りつ、表情と出会う。
面を楽しむことができるのは、嬉しいことだと思います。

使うために作られた器だとしたら、お花を活けたとき、
お料理を盛ったとき、おつゆをさしたとき、洗って仕舞うとき、
使う前に、これなら、これにしよう♪と、適材適所を見つけてあげられるのは、
好きな証拠、長続きの秘訣かもしれませんね。
視覚だけでなく、触った感触や、持った重み、ざらつき、滑らかさ、
アイコンタクトしやすいかどうか(笑)など、
自然に打ち解けあうまでも楽しそうです。

水色の四角い、ちょっと上が破けているような花器(?)に、
魚のような模様と、水草かつるのような模様が入っているものがあって、
さながら、そこが、立体水槽もしくは自分が水中にいて、
泳ぐ魚を魅入っている感じがします。
器は使うためのものなのでしょうが、器に使われる自分、
空想させられる自分というのも嫌いじゃないです。そんなゆとりも、実は憧れです。
なんか、ちょっと変な感想になってしまいましたが、
いつか実際にこの目で見てみたい、手にとってみたい。
ほんとに、そう思いました。

貴志勉さん、これからも、創作活動、頑張ってください!
このたびは、どうもありがとうございました(^0^)/☆

⇒ 今回、ご投稿いただいたのは・・・
  貴志勉さんです!ありがとうございました☆*

  ■貴志勉・Studio・P 
    http://www.d3.dion.ne.jp/~walama/p/index.htm


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2008年6月 6日 (金)

岡奈弥・幹佳菜子二人展「Corn・Apple・Tomato~野菜な猫たち 果実な猫たち~」に行ってきました

高円寺の猫の額さんで開催された、イラストレーターの岡奈弥さんと、
にゃんぎょうの幹佳菜子さんの二人展に行ってきました!

もともと、昨年、猫の額さんでポストカードに一目ぼれしたのを
きっかけに、岡さんのことはサイトなど拝見して知るようになりました。
林檎に乗って可愛らしい猫ちゃんの笑顔が素敵な絵や、
茄子に乗って寝てる猫ちゃんの絵など、
確かに野菜果物プラス猫という印象はありました。
その岡さんのイラストと、粘土人形(にゃんぎょう)で、
猫とタマネギなど、とてもいい味を出している幹さんが、
野菜や果物をテーマに2人展を開くというのだから、
わたしの好きなモノが揃って観れるということで、うきうきで~す♪

旗に「岡幹青果店」と書いてあります。めっちゃわかりやすくて、いいネーミングですね!
このデザインマーク(カゴに林檎と猫)も、すっごくはまってます☆
二人の合作ポストカードの切手部分にも、このマークありました。

この日は、岡さんも幹さんもいらっしゃってまして、
岡さんとは、初ご対面~*

「絵を描いて10年、イラストレーターを目指してからは4年くらいです。
 パレットスクールに通っていて、かぶらぎみなこさんとは
 同じ8期生で、今でも仲良しなんですよ。
 (かぶらぎみなこさん→下北沢でのグループ展で取材させて頂きました
 絵を描き始めた時から、質感に憧れ、
 やるならパステルがいいと思い、ずっと使っています。
 でもイラストレーターのお仕事をするようになって、
 パステルは印刷すると色が変わるんだなということを知りました。
 でも、離れられないですね。」

パステルというと、淡い色合いやぼかしというイメージがありますが、
岡さんの絵は、とっても色が鮮やかです。観てて楽しい気持ちになってきます。

「今回の絵は、月刊キャッツで昨年出していた絵と、描きためた絵(縦長の額)、
 新作は一番上ですね。他にも、立体仕立てにしてみたり、楽しかったです」

こちらが新作ですね。下が、立体的に重なってる作品。

「最近、昔と違って、好きな色やタッチが変わってきてるんです。
 今は、どちらかというと、くすんだ色が好きみたいで、
 昔のようなクリアな色じゃなくなってきてます」

なるほど。やはり描いていると、だんだんご本人の趣味趣向や
使いたい色も変わってくるんでしょうね。

「静岡に引っ越してまだ2ヶ月なので、
 全然イラストレーターとしての活動をしていないのですが、
 10月末に銀座の奥野ビルにあるギャラリーさんで個展を開催します。
 こちらでは、猫が出ないのですが、楽しみにいらしてください」
と岡さん。
作品ファイルを拝見したのですが、今回の野菜、果物、猫だけではない、
童話の挿絵のような、繊細なタッチでセピア色の色調といいますか、
また額装すると雰囲気も変わると思います、猫作品以外の作品展というのも、
どうなるのか、興味津々!今から楽しみです!

今回、岡さんと幹さん、作家さんお2人にお話し伺ってきたのですが、
雰囲気がとてもよくてですね、やわらかい時間がそこにありました。
お2人とも、ゆっくりとした関西弁なんです。
関西弁って、こんなにゆっくり話される方、居るんだ!と始めて知りました。

「そうなんです、よく言われます。関西弁って、まくしたてるような、
 早口で怖いイメージがあるようで、昔からこういう感じなんですが、
 今まで聞いた関西弁の中で一番やさしい!と感激されたことがありました」
と岡さん。わかる~!その方の気持ち、すごく、わかる~!(笑*)

岡さんと幹さんが話されると、とても心地良くて、
なんの難しいことも窮屈なこともない。ゆるゆるとするすると。
さもすると、うっとりと、右から左へ聞き流してしまいそうになりますが、
抑揚がないわけではないんです。ちゃんとあるんですが、まったく障害なく
イントネーションが耳にフィットするので、それからそれから?と
いつまででも聴いていたくなります。自分はただもう、まったりと。
空気と同化していたくなります。自分は早口なほうなので、こういう
ゆったりとした会話というのも、肩の力が抜けていいなと思いました。

ここからは、ちてなの好きな絵ベストスリー♪

そらまめの中で丸まっている猫ちゃん。なんか、いい*

文句なく大好き!!葡萄(紫色)が好きなので♪
一緒に写っている、幹さんの「サクランボウヤ」も好き~*

茄子で眠る猫ちゃん。茄子がいい~☆背景のピンクも好き~♪♪
茄子好きちてなとしては、もう、はずせない作品ですね☆
なぜに、お茄子は、こうまで、魅力的なんでしょうか。
なぜに、お茄子は、こんなに安らかな気持ちにさせてくれるのでしょうか。
なぜに、お茄子は~(以下、省略。笑*)

ここからは、岡さん・幹さん合作コーナー。

額の中の絵は岡さんで、猫は幹さんのにゃんぎょう。

フライング・コーン。すごく面白い*
触ってこなかったけど、触れたら少し揺れるのだとしたら、面白いw
わたしの趣味ですが、絵の邪魔にならない程度に、
コーンが1粒ぶら下がっていたら、思わず食べたくなるかもw

岡幹さん合作ポストカード。
檸檬とかとっても、爽やかですし、そら豆は最高*

とうがらしですかね。これは、どっちが先だったんでしょうかね。
岡さん?幹さん?お聞きするの、忘れてしまいました*

きゅうり!すみません、何度もいろんな角度で撮ってみたのですが、
これ!という激写はできませんでした。。。でも、この「なにかよう?」
という目が、ほんと、好きです!このきゅうりは、そのまま食べるというより、
お漬物にしたくなる、きゅうりのような気がしましたw

こちらは、幹佳菜子さんスペース。

ぱっ、ぱぷりかがお風呂に見える!そして、この表情。
「長風呂して悪いか」みたいな。いえいえ、どうぞ、好きなだけ浸かって下さい*
手前の根付も、ほんと、最後まで買おうか迷いました!
どの子も流し目なんだもの~(嬉し泣*)

ごめんなさい!この、とうもろこし!もうちょっと違う撮り方があったよね!
この一枚しか撮ってませんでした。すごうくよく出来ているのに、
なんか変なショットでごめんなさい!;。

林檎の穴にいる猫ちゃん・・・。

めっちゃ気になるー!この体育座りといい、話しかけずにはいられない!
でも話しかける勇気は無かったり・・・*

この檸檬、フレッシュ感がにじみでてる!!猫ちゃんの表情がまたいい~*

岡さんが、幹さんのにんにく作品を手にしながら、
「私、これとか、めっちゃ好きですよ~。このにんにくー。
 ほんものかと思いましたもんー」
と幹さんに話し、
「にんにくって、よく見るといろんな色があるんですよね、黄色とか」
と岡さんにお話しする幹さん。
「私、幹さんの作品、好きですよー本物みたい」と岡さん。
岡さんが幹さんの作品を好きって言ってくれて、わたしも嬉しい!!!
なんかもう、お2人の側にいるだけで、ほのぼのとした気持ちになります♪

これ、最高です!!!!(大喜*)
このポップな、そらまめ感といい、猫のなんともいえない
「あ*見ちゃった?フフ*」という不適な笑みをたたえる瞬間。
こりゃ驚くわ~!そら豆あけたら、これじゃ、驚くわ~!
もう、だって、どうもできない、両手挙げるしかないよね~☆
(想像してもだえ喜ぶ、ちてなw)

この、じゃが芋もいいですよ~*
この「じゃが芋ですが、なにか?」と言わんばかりの表情。
そして、じゃが芋の、じゃが芋たる、じゃが芋の王道のく・ぼ・み。
あるよね、実際、こんなじゃが芋!あったら、皮むいちゃうって!!
ほんと、よくできてるわ~。
じゃが芋を他人事と思えない、ちてな
(昔、酔っぱらいに、じゃが芋に似てると言われ、そうかもしれない!
 あたし、じゃが芋に似てるわ☆と目覚め、はじめて会う人に
 「じゃが芋みたいなのが、ひょこひょこ来ますんで♪」と自覚して使っている、
 ある意味、じゃが芋と一心同体気分)としては、愛すべき一品に感謝♪

この、大根もいいですよ~。
「大根の一番いい生かし方、なんだか知ってるかい?」と
見上げられちゃった気分。なんか、やっぱり、漬物にしたくなるなあ。
なんだろ、自分のからだ、漬物を欲してるのかしら?w

最終コーナーですw

茄子~*ちてな大好きお茄子!!素晴らしいです!
この茄子さ加減がたまりません!色といい艶といい、
猫ちゃんの「まだ撮ってるの~?」という横目。
もう、ほんと、見飽きませんな***
う~ん、茄子味噌食べたくなってきましたw

ピーマンでも、この色ですか。すごく美味しそうなんですが。
猫ちゃんも、「結構、いいって思ってるでしょ?」とぼそっと言ってそうな。
うん、思ってる思ってル♪シチューとかにいれたい*

トマト猫~☆なんだろう、切った時の、でてくる汁とか、
柔らかい透明の中身やらを思い出しました。ちょっと光にすける黄緑色とか。
最近、全然トマト食べてないので、食べようかなw

え?食べるの?聞いてませんけど・・・、という表情にも見えるw

いやあ~かなり盛りだくさんでお腹いっぱいになりました♪

今回、2人展ということで、どうだったですか?とお聞きすると、

「もともと、猫の額の木村さんから企画されて、
 私から幹さんを誘ったんですが、幹さんが、先へ先へ送ってくれるんです。
 私は、ぎりぎりにならないと動かないところがあるので、とても助かりました」
と岡さん。

幹さんは、
「私は、先に作らないと間に合わないので、1ヶ月くらいかけて、
 モチーフをつくりましたが、岡さんが、私が先に先に送ったものを
 ある程度まとまったところで、たった1日で仕上げて送ってくれるんです。
 さすが、イラストレーターさん、すごいなーと思いましたね」

なるほど。好きな作家さんお2人が一緒の二人展ということで
どうなのかなと思ってましたが、全然心配ご無用だったみたいですね!
よかったよかった☆

「~青果店」というと、へい☆らっしゃーい!!!
安いよ安いよお買い得!買ってけドロボー!ひと盛り幾ら!みたいな
威勢のいい掛け声とパワフルな感じがしますが、
この「岡幹青果店」は、それぞれの果物、野菜の素材の魅力、
旬の味がより引き立たせられ、その中で猫ちゃんが楽しんでいたように感じました。
高円寺の猫の額さんで、期間限定で、開かれた、岡幹青果店。
こんなお店もあってもいいんじゃないかって気がしてきました。

岡さんの描かれてる絵を観て、
この野菜は何ですかと尋ねるお客様もいらっしゃいました。
イラストとして、ほわほわと、ほのぼのとファンタジーの世界へ導いてくれるような、
野菜と果物の国へ冒険しようという好奇心が沸き立つものでした。

幹さんの作る野菜や果物は、甘みだけでなく、苦味、酸味、辛味
触ったときの固さや、切った時の柔らかさなどが想像できるものでした。
これから調理するわけですが、素材そのものが持つ存在感や存在意義を
見せてくださったような気がします。ほっておけば腐ってしまう。
世話をしなければ育たないのは人間と同じ。
食べたいなら、ちゃんと手をかけなさいよと、
傍らの猫ちゃんがすっぱい一言をわたしに放ちます。
仰せの通り。うなずくしかないけれど、それでも、やっぱり、ありがたい。

「お互い初めて会ったような気がしない」
「2人展の相手が幹さんでよかったです。
 個展にいらしてくださった方に、よく身内と間違えられます」
「わたしもですよー。遺伝子レベルでどこかで繋がってるんじゃ?」

確かに、顔が似てるとかじゃなくて、同じ速度の関西弁の話し方といい、
佇まいの雰囲気・醸し出してるものが似てるお2人でした。

星の数ほどいらっしゃる作家さんの中で、偶然であり奇跡的な出会いを通じ
企画された2人展。猫の額さんでなかったら、実現しなかったかもしれませんね。

10月末に個展を控え、イラストレーターとして、
描きたいものや好きな色が変わってきたとおっしゃる、岡奈弥さん。
猫の額さんで、夏に個展を控えている、幹佳菜子さん。
企画展として、お2人で初めて作られた、岡幹青果店。
思っていた以上に、楽しかったです!
そして、これからも、それぞれ、頑張ってください!
どうもありがとうございました(^0^)/☆

●岡奈弥さんHP  http://www16.plala.or.jp/onami/

●幹佳菜子さんHP  http://mikinyan.net/


■おまけ~~このときGETしたものを、ちてなコレクションでご紹介しています☆
 

☆おまけ話し☆
恒例(?)の、取材させて頂いた方に、
ちてなのきゃらくたぁ~イラストと、「Co・Yo・Mi」のポストカードから
好きな絵柄を選んで頂き、プレゼントしてるちてなですが、
岡さん・幹さん、揃って全く同じ絵柄(きゃらくたぁ~も、Co・Yo・Miも!)を
選ばれたので、びっくりでした!こういうこともあるんですね~*

そして、当日、猫の額さんで、以前個展を開催された、
白浪のこりさんという作家さんと、初ご対面しました!
白浪さんは、蜻蛉玉ばぶるすさんにもよく行くそうで、
また、三鷹のギャラリー犀さんにも、今度展示会に参加されるとかで、
いろいろお話し伺えて楽しかったです♪ありがとうございました~☆

●白浪のこりさんHP  http://blackcheetah.net/

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