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ガラスアート堅香子さん「あかり展」に行ってきました
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2007年11月5日(月)、世田谷のガラスアート堅香子さん
で開催された第三回「あかり展」に行ってきました。

ガラス…箱根で美術館で見たことがあります。また、観光に行ったときに
お土産で有名な「切子」は見たことがあります。その程度しか知りません。

しかも、ガラスアート堅香子(かたかご)さんは、
「サンドブラスト技法の彫刻ガラス専門店」だそうです。
サンドブラストってなんだろう?わくわくドキドキ!

思えば、クラフト縁にご登録頂いている、教室さまを取材させて頂くのは、
今回が初めてなんです!俄然やる気が沸いてきました☆
それでは、いざ、出発です♪東急大井町線等々力駅を降りて、
ゴルフ橋を渡って数分。住宅街の中に、ガラスアート堅香子さんはありました。

一歩中に入ると、広くて綺麗で、心地よい音楽が流れていて
ガラスのランプや器や食器やいろんなものが、きらきら!
「うわああ~っ♪」おのぼりさん、うっとりため息です*

このあと、興奮しながら店内を撮影し、素敵なカップでお茶を頂きながら、
ガラスアート堅香子の倉部信之さんに、まったりとお話を伺ってきました。

「私は、秋田出身なんですが、
 北前船(きたまえせん)って知ってる?江戸時代の流通の歴史だよ。
 簡単に言うと、船で北の物資を南に送る。
 船の底に荷物を入れておくと沈まないから、焼き物や銀細工、
 陶器を入れて、関西地方、瀬戸内海を回って、秋田に来る。
 そして、北海道の松前に行って、アイヌの人たちが作った、
 にしんや干物などと交換されてゆく。
 秋田にいながらにして、小さい頃から、南の九谷焼、古伊万里など
 いいものが回りにあって見てきた。
 自分のルーツはここにあるんじゃないかと思っています」

なにやら冒頭から日本の歴史が飛び出しました。
必死にお話しをメモします。

「社会人になって、仕事を通して、
 人間国宝と言われるような方々と出会い、
 歴史や伝統の深さを学び、勉強させてもらいました。
 その中で自然と、若い作家さんの、
 これから伸びる力というものに魅かれるようになったんです。
 仕事を辞めた後、焼き物、竹細工などを作るようになって、
 ガラスの世界に足を踏み入れました」

「ガラスというと、切子を思い浮かべる人が多いと思う。
 切子はカットグラス。ガラスに、手を加える技法のこと。
 バカラもそうですし、チェコはカットグラスが多いです。
 もうひとつは、ヴェネツィアン・グラスなどの、
 火を使う、吹きガラス。蜻蛉玉もそうです。
 では、サンドブラストというのは、なにかというと…」

「戦後、アメリカから渡ってきた技法なんです。
 サンドブラストは1870年アメリカ生まれです。
 1900年代というのは、
 特にヨーロッパで世界のガラスは最高峰の時代でした。
 そんな中、アメリカは、戦争に使う大砲や戦車、
 軍艦などを磨く為の技法として生み出したんです。

 戦艦は鉄板でできてますから、腐食して錆びます。
 この錆をとるために、表面に砂などの研磨材を吹き付けるんです」

「この技法が、日本に入ってくるのは、
 戦後、マッカーサーが来て、随分落ち着いてから、
 日本が安定してからです。今、戦後65年ですね。
 アメリカから技術が流れてきて、まだ40年なんです。
 主に、工業系の工場で作業工程として使われています。
 身近にあるものだと、墓石。ウォーターブラストという水のホースで
 水の圧力で削っていきます。削った文字の底が丸いのが特徴です。
 ぎざぎざしていれば、職人さんが彫ったものということになります。
 大きなデパートや建物のパーテーションなどにも使われています。
 私達が気がつかないだけで、サンドブラスト技法は、
 日本に広く用いられているんです」

「日本は、金型を作る技術が世界一なんです。知ってましたか?
 携帯電話の型を作るときにも使います。
 その金型を作る、金型のおおもとをつくる過程で、耳を取るときに、
 サンドブラスト技法は使われているんですよ。おもしろいでしょう?」

私たちの生活に、いつのまにか必要不可欠になっているサンドブラスト。
この技法が、ガラス工芸として使われるようになったのも最近。
ほんとに、まだまだ、これから注目されるべき世界なんですね。


 
「切子というのは、380年の歴史がある、伝統あるものです。
 ところが、サンドブラストは、日本に来てまだ40年あまり。
 誰でも挑戦できるし、誰でもやめることができます。
 私は、サンドブラストをはじめて16年。お店を出して8年目になります。
 家元などもあるわけではない、まだまだ固まっていない世界なんです」

子供の頃は、北前船で、大人になってからは、仕事場で、
「伝統と歴史あるいいもの」を見続けてきた倉部さんが、
まだ生まれて間もないサンドブラストに着目し、お店を開き、
教室で生徒さんに教え、これから花開くであろう若い新しい人材を
育んでいるということ、お話しを伺っていて、点と線で繋がってきました。

「サンドブラスト技法は、ガラスに向って、
 研磨剤(鉄の粉)を勢いよく空気で飛ばす。
 これは顕微鏡で見ると、金平糖みたいなんですがね。
 研磨剤を吹き付けることで、ガラスが削れてゆくんです。

 ガラスを削ると、色が何層にもなります。
 (切子は切ると透明になりますね)
 ガラスの上に被せる、着せる、色着せガラスともいいます。
 素材は同じ、厚みは一定ですから、彫りこめば彫りこむほど
 コントラストができます。彫り下げ方で、一枚の絵のように
 濃淡を魅せることができるのです。
 この彫る順番を間違えると大変です。奥のものが手前になってしまったり。
 初めての方は、そこで苦労するようです。
 彫り方は一人一人違うので、同じデザインでも違うものに仕上がります。
 そのため、大量生産ができないんです」

「回りから、評価してもらえることのありがたさを感じます。
 評価されないと、収入がありませんし、
 なにより見てもらう、知ってもらう、評価してもらうことで
 勉強になり、成長にもなります。
 サンドブラストを知っている人もいる。知らない人もいる。
 世田谷という住宅街でお店を出していると、
 新しい物への感度、アンテナが研ぎ澄まされて、
 レベルの高い方も沢山おいでになりますので、日々、刺激を受けます。
 完成させてゆく中で自分がどこを抽出してアートにするか。
 あぐらをかかないことですね。いつも思うのは、
 10年後の自分から見て、今の自分がどうか、です」

「貧乏を代償にして、自由を得る、といいます。
 評価してもらいたい。
 買ってもらいたい。
 生活もしたい。
 苦しんで挫折して途中で辞める方がいます。
 私は、そんな人には、もうちょっと頑張ってみては、と言いたい。

 競争で負けたからと言って負けないで、辞めないで。
 捨てないでほしい。勿体無い、譲れないものです」

この言葉は、サンドブラストに限ったことではなく
どんなことにもあてはまりますね。
なにが勿体無いのか、譲れないのか。
時間、労力、それだけではありません。気持ちと、
培ってきた、身に付いたもの、ひとつひとつです。

アート・クラフト(創作活動)と生活をするということの2つは
切っても切れない、難しい問題です。
人それぞれに、生き方・考え方があります。
でも、倉部さんからお話しいただいた、

『10年後の自分から見て、今の自分がどうか』

この意識のありかたというのは、気がつきませんでした。
目の前の事で悩んで苦しい時、この意識で自分の気持ちに
正直に向き合えたら、自然と導き出せるかもしれません。

「私は、出し惜しみする人は、どうなのかなと思います。
 これは、教えたくないという人です。
 自分の持ってる技術や知識を持ち寄って教えることは
 とても大事なことだと思うのです。
 
 真似されたくない人は多いようですが、
 教えれば、真似されて、当然です。
 追い越されたくない人も多いようですが、
 追い越されてしまったら、自分の空いてしまった余白をうめるよう、
 自分ももっと勉強すればよいのです」

このお話を聞いて、はっとしました。
昔、占い師さんに言われた事を思い出したのです。

『あなたは、いろんな人からたくさんのものをもらっている。
 あなたに、どんどん集まってくる。
 あなたはそれをうまく外に出す事ができない人だから、
 ひとりで詰まって苦しんでしまう。
 でもそこを、循環させる、もらったものを、皆に与える、
 自分ひとり大事に抱えているんじゃなくて、
 もっとたくさんの人に与える時がきたんですよ』

こう言われたときは、漠然と、どうしたらいいのか
今でも、実際問題、できているのか、わからないのですが、
でもその通りだと思いましたし、凄く希望の光を感じました。

わたしは、わたしなりに、もっと勉強して、人として高めながら、
自分の出来る方法で人の役に立つこと、
喜んでもらえることを、コツコツやっていこう。
倉部さんのお話を聞いて、またひとつよみがえった気がしました。

「サンドブラストは、歴史が浅いぶん、
 皆が上がっていけば、レベルもどんどん上がります。
 サンドブラストのネットワークを大事にして、発展させていきたいです」

倉部さんのお話では、サンドブラスト技法で作った作品を並べて
販売しているお店は、あまり無いそうです。

サンドブラストは広く世間に知られていないので、
どうしても価格相場が安く、そのうえ同じものが作れず、
時間がかかってしまうので、作る方が増えないのだそうです。

「サンドブラストは、大量生産できない、
 ひとつひとつ時間をかけて手作りするものです。
 このサンドブラストを、知ってもらう、たやさないこと。
 同じものを何十個作るのではなく、
 どうすれば、奥ゆきが出せるようになるか。
 新しい表現方法を常に勉強しています。

 ガラスアート堅香子では、サンドブラスト教室を開講。
 随時、生徒さんを募集中です。
 等々力渓谷と静かな住宅街の中で、
 落ち着いた雰囲気でお稽古できます。
 美しい言葉で皆様にお伝えさせて頂きますので、
 どうぞ、優雅なお気持でいらしてください」

わたしは、今回、初めて、サンドブラスト技法というのを知りました。
ガラスとひとくちにいってもいろいろあって、その中で、
倉部さんがサンドブラストを選んで勉強し、切磋琢磨し、
制作に励み、皆さんにお伝えしたり、おススメしているのが、
このガラスアート堅香子さんです。

少しでも興味を持たれた方、是非、実際に見にいらしてください。
そして、ガラスに施された、立体的な生きた模様を、お楽しみ下さい。
倉部さん、どうもありがとうございました。

●このあと、体験教室も参加してきました!続きはこちら♪
http://report.2525.net/2007/11/post_14ec_1.html

~番外編~
ガラスアート堅香子さんには、素敵な作品がたくさんあって
うっとりが尽きません!なんとなく空気も綺麗で浄化作用が
あるんじゃないかと思うほど、居心地のいい空間なんです。
そんな店内で、ちてなが、とっても気に入った作品の写真を
ご紹介させていただきます。実物はもっと綺麗ですよ!

これはね~かなり落ち着きますよね。色が好きです。

この黄色と黄緑色の具合、お花柄と丸いかさ!たまりません*

赤色でも、濃い色(紅色)もあって、黒に近い赤もあって。
丸いお皿で、下にかかってる部分の葉が白いのが素敵です。

背の高い花瓶。お花の柄が綺麗でかっこいい。流れるような、
風が下から上へ吹いているような感じが好きです。

しぶい!紫色の花柄と葉っぱの柄。使えな~い*

真っ赤な花柄のお皿(?)と、首の長い花瓶。
このしゅっとした形の花瓶って好きです。

高級家具屋さんとか、住宅展示場にありそうですよね!
青いお花柄と葉っぱ柄。高貴な感じが好きです~♪

なんか、いっきに脱力したような、見てて、ほっとします。
これなら、お家で、梅酒とか飲めるかな?

これも赤ですね。自分の生活の中で、赤い食器ってありません。
でも、これは見ていると、手を入れて指でなぞりたくなります。
なんか、引き寄せられるものを感じます。

一番、可愛い☆と思いました。ピンクですよ~♪
はじめてみました。ほのかに甘い、やさしいピンク色です。

このどれも全部、お作りになったいってんものかと思うと、
凄いですね!うっとりと目の保養たっぷりしてきちゃいました。
ガラスアート堅香子の倉部さん、どうもありがとうございました!

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