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2007年10月26日 (金)

「猫楽百貨」下島みちこさん他、猫作家さんを満喫してきました♪

10月14日(日)に、六本木のGALLERY TOKYO BAMBOOさんで開催された、
森本美由紀さんの個展の取材
のあとに、六本木からバスで渋谷まで行き、
(六本木駅から、半蔵門線で表参道駅まで行くほうが近くて安いかも)
渋谷のダブルハピネスギャラリーさんに行ってきました。
ちなみに、渋谷からは、東口駅前「宮益坂下」交差点渡って坂を上がり、
郵便局を過ぎて、スターバックスが見えたら、右折して、しばらく行くと、
1階が食べ物やさんの「パル青山ビル」の5階です。
帰りは、表参道駅まで戻ったので、両駅から徒歩10分くらいですね。

今年、3月に取材した、銀座のミレージャギャラリーさんの『We Love Cats展』で、
初めてお会いした下島みちこさんが、「猫楽百貨(ネコラクヒャッカ)」に参加される
とお聞きし、あの、猫ひろしも買い物に訪れた!猫をテーマにしたグループ展
ということで、最終日前日に滑り込みで行ってきた次第です。
急遽、思いつきで行ったので、当然、下島さんにはお会いできなかったのですが、
当日いらしてた作家さんに、とてもよくして頂いて、まったりとしてきました♪

おそるおそるドアを開けると、入り口は細くて、下に石がちりばめられていて、
途中から板張り。奥をのぞくと明かりがまぶしくてドキドキしましたが、
中に入ると、普通のマンションの一室みたいな、安堵感がありました。

中央にテーブルがあって、展示されています。こちらは、「吉猫堂」さん。
粘土とちりめんを使って、ミニチュア猫を製作。
バケツやマグカップに入った「バケツ猫」「マグ猫」が並んでいました。
シェイク猫に、ジュース猫・・・見るからに、美味しそうでした*

●吉猫堂さん「バケツ猫」http://www.dasypozi.net/baketsuneko/

ぬいぐるみです。かっ・・・かわいい!!一瞬、目が止まりました。
触りたい・・・衝動を抑えましたw多分、触ったら、ほわほわで、
欲しくなるだろうなと(><)こちらは、「DasyPozi (デイジーポージィ) 」さん。
オリジナルぬいぐるみ「RagBaby」を中心に制作されているそうです。

●「RagBaby」http://www.dasypozi.net/ragbaby/

こちらは、「馨歩 (ケイホ) 」さん。豆本、陶器などが展示されてました。

飾られている棚と雰囲気があっていて、和空間。猫の花瓶がすてきです~。

「鈴にゃ」という、振ると、ころころと鳴る猫ちゃんがいて、
どの子も手作りいってんもの。のどを鳴らす猫のイメージだそうです。
りん♪とか、きん☆という音ではなく、ほんとに「ころころ」。可愛かったですよ。
でも、見てすぐに「自分に似てる」とピン♪ときた箸置きを購入☆

ふっふっふ・・・♪自分でも、ちょ~気に入っています♪
馨歩さん、ありがとうございました~♪

●馨歩さん「盆猫」http://homepage2.nifty.com/bon-neko/

こちらは、この日、会場にいらして、いろいろとご親切に説明下さり、
お茶を入れてくださった作家さん、「扉や」の「西イズミさん」の作品です。
西さん、いろいろと有難うございました♪
手ぬぐいや、豆本、マトリーショカ、張り子の招き猫、
駄菓子やさんにあるような瓶に入った「点取り占い」がありました。
(これ・・帰宅してから気がつきました。やればよかった・・ガーンです。。)

豆本は、絵本・漫画・短編読み物・版画集などジャンルの異なる7冊を刊行。
2005年から活動を開始され、創作豆本の即売会、「まめまつり」などで活動中。
「扉や」のHPで、豆本やてぬぐいが買えます。是非どうぞ!

●西イズミさん「豆本の扉や」http://www.tobiraya.net/

一番奥は、男性お2人がTシャツを販売されていました。
実は、わたくし、この日先に行ってきた取材(ファッションスタイル画を
描かれる森本美由紀さん)で思ったのです。
今まで、お洒落や洋服に興味が無く、どうやって洋服が作られるのか、
どんなふうに皆さんが作っているのか、知りたいとも思いませんでしたし、
洋服を作る人の気持ちというものも、気にしたことがありませんでした。
洋服を作ってる作家さんとの出会いも今までありませんでしたし。
でも、洋服も、作品なんだなということに、ちょっとだけ気がついたんですよね。
人が人のために作って、人が着ることで生きてくるもので、
人も、洋服によっていろいろな気持ちを味わえて楽しめるんだということに。

今回、初めて、「男性の方が猫のTシャツを作ってる。」と聞き、
「へえ~♪」と、凄く新鮮な気持ちになり、
「Tシャツ賛歌」の店長の寺田さんにお話、伺ってきました。
素朴な質問ですみません。どうやって作ってるんですか?とお聞きしたところ、
問屋さんで布を仕入れて、自分達でデザインして、印刷やさんにプリントをお願いする。
という流れなんだそうです。へえ~☆目がらんらんです。

2006年より活動を開始し、Tシャツや、トートバック、パーカーなど
猫をメインに、着た人が楽しくなるような、それを見た人も嬉しくなるような、
「みんなが、ちょっぴり楽しくなるよう」に、願いをこめて作られているそうです。
へえ~☆そうなんだ~☆星みっつです!(笑)
思うに、がっつり、たっぷりは、その時はいいけど、あきるんですよね。
充分過ぎちゃって。贅沢なんですけど。
「ちょっぴり」っていうのが、いいですね。
身の丈にあった、身近なしあわせをかみしめるというかね。

おススメは、この「あいらぶにくきゅー」Tシャツ。ハートに肉球。
Qの尻尾がくるりんちょ。いいですねえ♪

こちらは、今回の猫楽百貨ように作られたTシャツ。

お2人が着ていたのも、もちろん、ご自分達の作品!
あいらぶにくきゅーの長袖、黒色バージョン。背中に踏まれた後。
これはこれで嬉しい(笑)このシリーズは是非、お子さんサイズが欲しいですね。
(と、サイトを見たら、ちゃんとキッズサイズありました!さすがw)

これは「ぽえぽえぽえ~」が脱力です。羽がハートマークなのもいいし
先割れスプーンを持って無表情で飛んでるのがいい*しかも、このクマちゃん、
着てる方に似てましたwオレンジ色もいいですが、青色もあったらいいですよね
と言うと「青ありますよ」と返ってきました。おお、ぬかりないですね*

こういうの見てたら、うちのきゃらくたぁ~のTシャツとかハンカチとか
作りたくなってきちゃったな~。お金貯めて、いつか作りたいです。
姪っ子に着せよう(笑)

Tシャツ賛歌さんによると、毎年春と秋に2日間、
日本全国から100ぐらいのブランドが集まって
2000種類を超すTシャツが展示即売される、
Tシャツに特化したブランド直販イベント「Tシャツラブサミット」
(九段下の科学技術館で開催)に参加されているそうです。
アイドルが来たり、お笑いライブ等イベントもありと盛り沢山。

なんだか、そんなことに行ったら、すごい熱気でしょうね。
で、いろんなデザインが見れて嬉しいやら刺激やら悔しいやらで熱くなりそう!
Tシャツ賛歌さん、ぜひぜひ、息のなが~い活動をお願いしますよ!

最後に店長寺田さんより「1周年記念でバースデーというTシャツがでます。
楽しみにサイトをチェックしてくださいね!」というメッセージを頂戴しました。

皆さんも、是非、Tシャツ賛歌さんのサイト、ご覧になって下さいね!

●「Tシャツ賛歌」http://www.tshirts-sanka.com/

さて!今回のメインイベントです!下島みちこさんの絵を見て行きましょう~☆

「こかげ」 黒猫が・・くびをかしげてる黒猫ちゃんが・・・可愛い~!
お目目も青くて、ちゅぶらにゃひとみ~♪(もう壊れてきました*)

「月影猫」 左の青い猫が「ゴロ」右の紫の猫が「クロ」。
下島さんの絵本「かいぶつのなまえ」に登場する2匹です。
月と猫と聞いただけでも好きなのに、青色と紫色が好きなわたし。
好きにならないわけがない!

「天使ねこのフルート」 天使の猫が奏でるフルート。
淡いピンクにうっとり~♪額に楽譜が!こってますね。

「夕暮れの音色」 夕暮れにチェロの響きが秋らしい~。
こちらは、チョコレート色の額に楽譜が施されてます。

「星空のヴァイオリニスト」 幻想的で優雅です~*
ちゃんとタキシード(?)を着て。虹も舞う星空が
キラキラしてて。オーロラちっく。額には、青い楽譜ですね。

ポストカードや、レターセット、ストラップもありました。

「おんぷの森へおさんぽ」 こっこれ、好きです~!可愛い♪
森が音符なんですよ♪クロちゃんの表情も、ほよっとしてて可愛い♪
手に持ってるのは、お土産かしら?w

「クロのヴァイオリン」 これも好きです!!ちゃんと窓にタキシードが
かかってて、植物がお魚型で虹色だし、ピアノの鍵盤の色も虹色♪
いっしょうけんめい、練習しているクロちゃん。可愛すぎるよ~*
下島さんといえば、銀座ではじめてお会いしたグループ展の
オープニングコンサートでバイオリン演奏された姿が印象に残ってます。
こんなかんじで、真面目に練習してるのかなーと思っちゃいました。
やっぱり、とってもお好きなんですね、バイオリンが。

「ヴァイオリン虫」 こちらは、しっとりと。額の楽譜は緑ですよ♪
下島さんは、絵もお好きなのは勿論ですが、バイオリン演奏も大好きな
ご様子。バイオリン演奏可能な、個展ができるギャラリーやカフェをお探しで、
何人かの作家さんとのグループ展なども考え中のようです。
この記事を読んで、同じような、なにか「お♪」と思われた作家さんや
演奏される方、ギャラリーさんなどいらっしゃいましたら、
お気軽にご連絡をいただけると嬉しいです。

下島さんの絵本「かいぶつのなまえ」。今度、10/26(金)から
11/14(水)まで、神奈川県横浜市の「風丸ファクトリー」さんの
「風丸文庫絵本展」に参加されるそうです。こちらも、興味がある方、
是非、お立ち寄り下さい♪ 詳しくは→ クラフト縁 にて

何気に、この、よだれをたらしてる絵も、可愛くて笑っちゃいます♪
音楽の秋、美術の秋、文学の秋、食欲の秋ですね*
下島みちこさん、今回はお会いできませんでしたが、素敵な作品を
たくさん見れて嬉しかったです♪疲れも吹っ飛びました。
ありがとうございました!(^0^)/☆

●下島みちこさん「猫色アートBOX」http://www16.ocn.ne.jp/~nnartbox/

最後は、この日、いらっしゃっていた、堀口よう子さんの絵です。
なんとも、変ってるな~と吸い寄せられる絵で、

こちらなどは、壁(?)の質感、塀(?)のひし型の穴など
細かい部分ですが、気になって気になって仕方がありません*
白い鋭利なさんかくさんかくも、ひきつけられます。

堀口さんによると、パネルにアクリルガッシュで描いているそうです。
絵の具を使い始めて12、3年になり、99年に初めてのグループ展、
07年初個展を開催されたそうです。次の個展などはまだ未定だとか。

「最初に塗った所をカッターで切り取って削って色を出すんです。
 下地をたっぷりのせてるので、厚みがめくれるんです。
 いくらでも、触って大丈夫ですよ」
と言われ、びっくりしました!
お言葉に甘えて、触ってみましたが、ほんとにざらざら!

「なんでか、わざわざ、めんどくさいことをしてるんですが、
 めんどくさいことが好きみたいです」

と謎の微笑み。なんでこんなに、さらっとしてらっしゃるんだろ。
なんか面白いぞ!とっさに、今回の絵は猫に絡めてですけど、
もっと他の絵も見てみたいですねと言ったところ、
「あ!じゃあ、これ、どうぞ!」と個展のDMをプレゼントしてくださいました!
しかも6枚も!!えええ~!!いいんですかあああ~!!!
喜び舞い踊りましたよ~♪♪るるるのる~♪♪
ありがとうございま~す!ちてなコレクションでもご紹介していますが、
こちらにも掲載しますね。以下、頂いた個展DMです♪

「ボウキャク」 ぽろぽろ落ちていく、零れていく、もしくは上がってゆく、
泡のような雫のような丸いもの。全体的に緑色の雰囲気。
首にある赤一点が生きている感じがします。
2007年4月に新潟県のギャラリー6坪さんで開催された
「堀口よう子 初個展」のときのDMだそうです。

「SOCO」 こちらは2007年作。なんともいえないですねえ。
上から子供たちが何かを見下ろしているのでしょうか。
いろんな意味にとれそうです。この緑の雰囲気が・・・。

「ミチ」 2007年5月に開催された、渋谷ダブルハピネスギャラリーさんでの、
初個展「ホリロー展」のときのDM。同じ年に一ヶ月違いで、
新潟と東京で初個展をしてたんですねえ。びっくりです。
雲のようなものが立ち込める中、ただひたすら、てくてくと歩く。青と緑と白。

「ニジ」 これもいいですねえ。緑色なんですけど、筆跡というか、
質感がざらざらしてるというか、つるつるすっきりじゃないんですよ。
廃墟の感じや、砂の混沌とした冷たさとか、雨上がりの空気の淀みなどの、
ごわついた感じが漂ってるんです。でも女の子が虹を見て
すっくとしてる姿がとても印象的です。

「ムコウ」 おもしろいですねえ。堀口さんの絵の題名はカタカナが続きます。
昔の銭湯にあるような富士山の絵を思い出してしまいました。
無機質に幾何学的に見えるぽこぽこした四角いモノが色をつけて、
遠くの富士山を眺めています。やはり、ぼこぼこした質感が
上や下のほうにあって。たまらないですねえ。

いや~突然はじめて行ったにもかかわらず、
堀口よう子さん、ほんとうにありがとうございました!

どこかで何時か個展をされるときは、ご連絡ください(^0^)/☆
この目で是非、原画を見たいです♪

下島みちこさんの絵が見たくて、飛び入りで行ってきた
「猫楽百貨」でしたが、予想以上に楽しかったです!
とくに、当日お話しをお聞かせ頂いた、扉やの西イズミさん、
Tシャツ賛歌さん、堀口よう子さん、どうもありがとうございました!
またどこかでお会いできますように!ご活躍応援していま~す☆

★ダブルハピネスギャラリー
  http://www.dekirukana.info/
  〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-5-9パル 青山ビル5階
  JR渋谷駅(東口)/地下鉄表参道駅 
  各駅から徒歩10分。青山通りに面したスターバックスの
  横を入って1分ほど直進。パル青山ビル5階

●西イズミさん 「豆本の扉や」

「Tシャツ賛歌」

●吉猫堂さん 「バケツ猫」

「RagBaby」

●馨歩さん 「盆猫」

●下島みちこさん 「猫色アートBOX」

2007年10月19日 (金)

「The Look of Love 森本美由紀スタイル画展」に行ってきました

9月に取材した、かぶらぎみなこさんが参加された、
「SHIMOKITA STYLE Exihibition*2」ですが、このとき、
パレットクラブ・スクールの講師の森本美由紀さんが声をかけて
集まったイラストレーター8人でのグループ展だ、ということは、
かぶらぎさんから、お聞きしていました。

当日、会場で、森本さんに初めてお会いしご挨拶したのですが
「六本木で新しくギャラリーがOPENして、そこで個展するから、
 絶対きてくださいね」とDMを頂戴しました。
そのとき、わたしだけでなく、森本さんのお知りあいの方数人、
いらっしゃってたと思うんですが、目の前にいた女性を
ギャラリーの方だと思っていました。
帰宅後、クラフト縁で個展情報をご紹介し、
六本木のGALLERY TOKYO BAMBOOさんにメールを送りました。
すると、ご丁寧なお返事が来ました。頭の中で、あの、
目の前にいたギャラリーの方であろう女性の顔が浮かび、
「これはいかないとまずいかな」と思いました*

その後、かぶらぎさんや、猫の額さんなどでお知り合いになった、
作家さん数人から、森本さんのお話を聞くことが続きました。

わたしは、な~んにも知らないでいたのですが、
●森本美由紀さんは、実はイラスト界の大御所である。
●特にセツ・モードセミナーではカリスマ的な人気である。
●セツ・モードセミナー、パレット・スクールで講師として、
授業を受けた作家さんによると、デパートで使われるファッションイラストを
描いていて、他にもいろいろなグッズに使われたりしている。

ということで、知らないのはわたしだけ??なんだか凄い方なの??
「行きたいけど、行かれないから、是非行ってきて、
 取材レポで見せて下さい。楽しみにしています!」
と、ある作家さんに言われたこともあり、
六本木なんて大都会に、初めて行ってまいりました!!

さて、これを読んでる方で
「セツって何?パレットって何?」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
ネットで調べてみたところ、
「セツ」=「セツ・モードセミナー」http://www.setsu-mode.com/
長沢節(ながさわせつ・1917-1999)さんという方が創設者で、
「みんなが楽しく、本当の絵の勉強ができる独特の場、
貧しい画学生でも気兼ねなく学べる場ーそんな場を作りたいという願いを実現した」
のが、セツ・モードセミナーだそうです。スタイル画を勉強する為に、
服飾の学校や美大、美術学校を卒業した人が入学することも多いようです。
卒業生の中から、たくさんの、イラストレーター、広告、出版、
ファッション、写真家、俳優、モデル、美術に携わる方が世に出て活躍されています。
(わたしが知ってるのは、ペーター佐藤さん、葉詳明さん、
安野モヨコさん、料理研究家のケンタロウさんくらいですが、他にもたっっくさん。)

そして、「パレット」=「パレットクラブスクール」http://www.pale.tv/
こちらは、イラストレーター、デザイナー、編集者など各界のプロ、
第一線で活躍中のたくさんのクリエイターから、直接学ぶことができる、
アドバイスや講評、指摘などを頂ける、非常に貴重な授業内容のようです。
これからプロをめざす方々を応援し、フリーランスの方を育成するスクールです。

わたし自身のことですが、大人になって、上京してから初めてできた、
絵を描くお友達が、セツに行っていた方でした。
在学中に描いたという絵を見せてもらいながら、どんなに楽しかったか、
また、絵が描ける様になるまで苦労もしたし努力もしたけど
生きる目標が見つかってよかったと話すお友達を見て、とても憧れました。
わたしは、お友達の絵がとてもいいと思っていたので
描き続けることを応援していたのですが、ご事情があって違う道に行きました。
もしかして、絵を描き続ける事って、実はとっても大変な事なのかな?
そんな、とっても大変な、普通の人には手が届かない、
プロとしての第一線で活躍されている森本美由紀さん。
みなさんから「先生」「先生」と呼ばれている森本さん。

そして、なにをかくそう、わたくし、ファッション関係って興味ありません。
デザイナーさんが描くような、すらっとしたモデルさんの絵、
スタイル画というんでしょうか?そういうものに興味が無いわたしが、
森本さんの個展を見てどう思うんだろうか。
少し、ざわざわしたものもありましたが、せっかくの機会ですから、
是非原画を見てこよう!行ってから考えれば良いや!
こうして、ギャラリーへ向ったのでした。

六本木、はじめての土地です。六本木は、外国人が多い、大使館が多い、
企業が多い、森ビルがあるくらいの情報しか知りませんでしたので、
自分には縁がないと思っていた六本木にギャラリー鑑賞で来るとは、びっくりです。
とはいえ、銀座、下北沢、六本木と取材で来ていますので、少しは慣れてきたかな。
と思っていましたが、甘かった。地下鉄を乗り継いで大いに迷子なりまくり。

へろへろになって着きました。GALLERY TOKYO BAMBOOさん。
1階は「Biscuit」という雑貨屋さん。2階がギャラリーになっています。
「こんにちは~・・・」と入ると、真っ白い壁、眩しい光の中で
女性が数人集まって、楽しそうにご歓談されています。
カメラマンさんみたいな男性もいらっしゃいました。
大汗かきまくりで、田舎から土つけたまま出てきたじゃが芋のような
わたしにとって、その「都会の綺麗な人たちが集まって楽しそうに
お喋りしているときに出るオーラ」は、眩しすぎました。
とたんに恥ずかしくなり帰りたくなってしまいました。

でも、ギャラリーの方が声をかけて下さって、救われました。
なんとか、ご挨拶をして、お名刺をお渡しできました。
でもギャラリーの方は男性でした。あれ?女性だとばかり思っていたのに?

そこで、後ろを振り向くと、女性の方が
「お会いしましたよね?かぶらぎさんの・・・」と
声をかけてくださったので、
「ああ、どうも、あのときはありがとうございました」とご挨拶。
すっかり、ギャラリーの女性の方だと思い込んだまま
(なんか顔が違うなとは思ったのですが・・・)

「あ、お名刺を・・・」
「あ、わたし、引っ越すから、名刺無いのよね、ごめんなさいね」
と言われたときに、
あれっ?!もしかして・・・!?

「えっ?!森本・・・森・・・森本美由紀・・さん・・・ですか?!」
たどたどしくも、お伺いすると
「そうですよ」
「きゃ~!!ごめんなさい!ギャラリーの方かと思ってました!!」

その時、周りにいた綺麗な方たちが皆さん、どっと大爆笑されました。
こんなに目の前にいるのに、本人に気がつかないってどういうことよ?です。
再び、さーっと汗が出ましたよ。冷や汗ですね。
足が地に着かないってこのことをいうんでしょうか。
やばすぎて、ふわふわです(><)
前にお会いした時と髪型が違うから、全然気がつきませんでした。
ほんとうに失礼致しました。ごめんなさい!

ひたすら平謝りをして、とにかく、お名刺をお渡しし、ご挨拶を済ませ、
展示されている絵を見ていきました。

この、すっとぼけ大ポカをやったせいで、肩の力が抜けたのか、
いつもの調子で観賞することができました。

絵を見ると、とてもスタイルの良い、細い華奢な女性ばかりです。
お洒落な洋服を着て、お洒落なポーズをとっています。
なんでこんなに細くて綺麗な女性ばかりなんだろう?
本人が綺麗でスタイルがいいからか、
よっぽど、モデルがいいからか??と謎の気分でいると、
この日、Nickeyさんという、モデルさんがいらっしゃっていて、
ジュースやお菓子を出してくださいました。

この、Nickeyさんが、実際の絵のモデルをされている方だと
お聞きし、びっくりしました!とても綺麗な方なんですよ!
お人形さんみたいに、すらっとした長身で手も足も長くて
お肌もつるつる、お化粧も綺麗で、お目目ぱっちりこ、
お洋服も可愛くて、スタイルよくって、髪の毛もつやつや。
歩くそばから、自然に蝶々が飛んで舞うような、もう世俗を超えてます!
「すごく、きれいですー!!」とたまげていると、
大きなお目目をさらに大きくして恥ずかしそうに笑ってらっしゃいました。
いやはや、こんなにお美しい女性を間近に見たのは初めてだったので
興奮しましたよ。同じ人間でも、こうも違うものかと・・・・。

森本さんのお話では、いいモデルさんがいるよと紹介され、
Nickeyさんとお会いし7年になるそうです。その間、ずっと、
モデルとしてデッサンし、イラストを起されてきたそうです。

7年?!わたしは、その長さを聞いてびっくりしました。
7年なんていったら、18歳か19歳からだったとしても
じゅうぶんに20代中盤になるし、
20代中ばならば30代になってしまう。
10代から20代、20代から30代へと女性の体は
確実に変貌していくと思うのですが、そういう変化は関係ないのかな。
それとも、Nickeyさんが7年前から、7年経っても、
ずっと変らない「美しさ」を保っているから、
描き続けられるということなのか?!

喉元まででかかった質問ですが、出す必要は無くなりました。

「Nickeyさんはね、いつも好きな服を着てくれるの。
 いろんな服で。ポーズをとれば、足が綺麗でね。
 筋肉が程よくついててポーズも綺麗。
 だから、デッサンのほうが描きやすいの」

と、今さっき描いたというデッサンを見せて下さいました。
デッサンしたものを元にして、イラストを起すようですが、
見たまま描いたデッサンでじゅうぶん、ばっちり作品になる。
森本さんにとって、Nickeyさんというモデルさんの存在は
7年という月日の長さなぞ、微塵も感じさせない、
「次はどんな服を着てくるんだろう」
「次はどんなスタイルでくるかしら」
「次はどんなポーズかしら」
と毎回毎回、楽しみで、楽しくて、描きたくてしょうが無い、
といったご様子なのかな、と思いました。

Nickeyさんに
「7年も森本さんに描いて頂いて、どうですか?」とお伺いすると、

「先生に描いてもらうと、楽しいし、新鮮なんです。
 どんな仕上がりになるのか、とても楽しみですし、
 描いた絵を見せていただくたびに、
 こんなに可愛く描いてくれたんだって、とっても嬉しいんです。
 足とかも、すごく綺麗に描いてくださるから、
 それを見て、自分も、こういう人になりたいって
 もっと綺麗になろうって、いつも刺激をもらっています」

ほへ~。話を伺って、凄い相乗効果だなあと嬉しくなりました。
森本さんに綺麗に可愛く描いてもらえて嬉しいから、
ファッションやお洒落に磨きがかかる。
美しさを保つには、それ相応の人には言えない努力がおありでしょう。
その努力があるから、7年経っても、今現在も、きっとこれからも、
モデルとして美しいNickeyさんであり続けることができる。
そして、森本さんは、可愛い綺麗な洋服を纏い、女性としての
生まれ持った美しいラインを衰えることなく余すことなく出すことができる、
体で表現できるNickeyさんをモデルとして描くからこそ、
森本さんの中でも、いろいろな細胞の活性化、アイディアやひらめき、
楽しさ、嬉しさなどが沸き続け、描き続けることができる。

ファッションやスタイル画って、興味も無かったし、わからなくて、
難しそうと勝手に思い込んでいた部分がありました。
でも、そういうことなのかなって、すこしだけ、知ることができました。
自分が見て、綺麗で可愛くて素敵なものを描きたいっていう気持ち、
好きなものを、さらに可愛く、愛しさ満載で描きたい気持ち、
この素晴らしさ、誇れる良さ、知らせたい機能、
見てもらいたいセンス、触れて欲しいデザイン、手にとってもらいたい色、
着てもらいたいスタイルなど、手探りで紡いで形にして見せてくれるものが
ファッション、スタイル画なのかもしれません。

こちらのソファースペースでは、
「Tamachan the onion」のコーナーになっていました。
タマちゃんというのは、80年代出されていた雑誌「mc.Sister」
の読者ページの、とっても小さい欄に連載された漫画だそうです。

森本さんのお話では、原稿を渡す時、締め切りに遅れたお詫びに、
豆粒大の大きさの漫画を原稿袋にらくがきしたところ、
編集者の林新朗氏の目に留まったのがきっかけで、
読者ページに小さく連載が始まったそうです。
「タマちゃん」の名前は、編集部の矢崎由紀さんに
「このコはタマネギだからタマちゃんね」と命名されたそうです。
以後3年間、連載が続いた、このタマちゃん。

森本さんは、今でも少しでも空きがあると、すぐにタマちゃんを描いているそうです。
昔描いたものも、全部切り取って、とっているそうです。
「これでお金もらえると思っていなかったら、原稿料頂くたびに、
 『タマちゃん貯金だ』って、貯金してました」と笑ってらっしゃいました。

タマちゃんのお話は、リズムというかテンポが不思議で、
貧乏のお話が多い(森本さん談)ですが、
きっと、読者の皆さんは、恋やファッションや・・・
という夢溢れる盛り沢山の情報に目を通した後に、この非現実的であり、
非常に現実的な可愛いタマちゃんの一風変ったリズムの漫画を見ることで、
実際の日常にある「くすっ♪」と笑える現実を体験できたのかもしれないな~と思います。
(わたしは、「mc.Sister」は全く見ていないので、想像です。)

このとき、「昔は、いろいろ描いてたのよ。なんでも描いてた」
中のほうも見せて下さいました。
「こういうのも描かれてたんですか?」
「そう。描いてくれって言われたものは、全部描いてた」

どんな絵でも描けちゃうんだ・・・。
さらっと言われた一言ですが、
さすがだなあ、それがプロなんだなあと、思いました。

原画の他に、マグカップや、手帳、ポストカード、カレンダー、
Tシャツもありました。白黒の原画を見ていたので、
このように色が着くととても新鮮に見えますね。
さて、今回の展示会で、
わたしがいいなあ♪と思った絵をご紹介していきますね♪

そのカレンダーや手帳、Tシャツの棚の上にあった、浴衣姿の3枚。
下北沢の「SHIMOKITA STYLE Exihibition*2」でも拝見しましたが、
左のうちわをお顔の前にかざしているのは、初めて見ました。
なんだか、照れているようで、かわいい仕草です。

左側の贅沢チェアー(?)に座ってる女の子、飄々とした感じに目が釘付け*
右側、香水でしょうか?ぱふっといい香りがしそうな絵ですね*

左は、オードリーヘップバーンみたい?左下から見上げられてるような。
スカーフのなびきとスカートと足の位置が素敵。
このあと映画の1シーンみたいに台詞がでてきそうですね。
右のグラスを持ってる女性は、ついつい、絞り込まれたウェストで
目がとまっちゃいます。腕、肘が強い感じがしますね~。

モデルのNickeyさんは、洋服に合わせて立ち居地や足の組み方など
自然にポーズをとっているんだから、すごいですよねえ。
足が長くてお尻もしゅっとしてるから、振り向きざまがカッコいいです!
髪の毛のふくらみなんかも動きがあって可愛いですねえ。

この、左側の洋服はどんなんなってるんだろう!すごく気になる!
さすがに、このお洋服は、Nickeyさんの私服ではないそうです*
右側のドレス(?)も、実物をみてみたいです。背中の明き具合が綺麗で、
ほれぼれします~。腰に当ててる腕もいいですね。

なんとなく007のイメージ?
下のピアノと、まっすぐに曲げられた膝がかっこいい~。
これって実際にピアノの上に乗ったのかなとドキドキ・・・*

左側。あああ~こういう人、いそうですね!黒い長いブーツの足先が
きっちり上を向いてて。黒いミニスカートが可愛い!
なんか・・・・若い頃のアンルイスとか似合いそうじゃありません?
腰に手を当ててるところや、ばさばさした黒い髪の毛もかっこいい。

右の白いコート姿のご婦人も、こういう方、いそうですよね?
黒い手袋が細くて品がよろしくて。おでこが賢そう♪

あああ~こちらも、可愛い!黒いワンピースと白いワンピース。
黒いワンピースのほうは、わきの下、腕、肘がお綺麗で、うっとり。
髪の毛のふわっと動いた感じもすてき。
サンダル(ミュールというのか??)からちょっとかかとが
上がってるところも可愛いですね*

右の白いワンピースのほうは、サンダルを脱いでいます。
これから脱いで試着でもするところかな?(妄想膨らみ過ぎか?)
髪の毛のストレートな感じが、動と静でいうと静でしょうか。
髪の毛の動きって、とっても大事なんだなあというのが、わかります。

う~ん!大地真央?!(がしそうなイメージ)
耳のイヤリングと、首のネックレス、さぞかしゴージャスなんだろうなと
思ってしまいます!持ってるのは煙草?葉巻?よくわかりませんが
なにやらたくらみげ(?)な感じも、かっこいいです。

左がわ。こちらも、街にいそうですね!
真正面で、この黒髪、かっこいいな~。なんか・・・昔の竹内まりやみたい?
(なんか、イメージが古くてすみません;)足元のワンちゃんも可愛い☆
右側、黒いブーツが光を浴びて白くなってます。
見てると、線を全部描かれてないんですよね。ところどころ、無かったりする。
でもそこがまたいいんでしょうね。あと、白いミニスカートの2本のシワ。
この2本があるだけで凄く体重移動してます!という感じが出てて
いいですねえ~*

あああ~♪この2点も可愛いです~♪右側は、DMにもなりましたね!
このハート型みたいなお尻が可愛くて可愛くて。猫がすりすりしてるのも
気持ちわかります♪(って、目線が親父でしょうか。)
手首から下がってる、点々の鎖が、また凄く可愛いんですよねえ~。
左側の絵は、座ってるところですね。わたし、この絵を最初一目見たとき
「ああ、一番好きかも」と思い、
Nickeyさんにお伝えしようかと思ったくらいでした。
なんか、なんとなく、素の部分も出てるんじゃないのかなと
勝手にそう思っただけなんですけどね。

これはすごいですね!下から写してるので、怖い表情に見えてしまいますが、
この、体の線の無さ!それでも、ちゃんと肩や腕や肘やらが、
ちゃんと見えてくるから不思議です。暫く立ちつくして見てしまいました。

小学校の時に、先生に言われた好きな言葉があります。
「本を読むときは、行間を読む。
 文字が書いていない空白の行間にこそ、大事なことが書いてある。
 いつも、この物語は、作者は何を言いたいんだろう、
 主題はなんだろうと考えて読んでいくと、自然と見えてくる」という言葉。
子供心に「ほんまかいな」と驚きつつも、
きっとそうかもしれないと漠然と思ってきました。
大人になって、漫画も本も、台詞が多いものが増えてきました。
漫画は、台詞以外に、文字で説明する部分も随分増えたように思います。
テレビは目で見て耳で聞こえるのに、テロップが丁寧に一字一句流れたりします。

美術では、勉強として、デッサンを学び、風景画や、人物画、
静物画など写実の技術を学んでいくんだと思うんですが、
ある程度まで綿密に精巧にそっくりそのまま描けるようになったら、
すべてを全部ありのままに描くという作業の次は何処へ行くのでしょう。

表現する人は、それぞれ考え方や方法も様々でしょうから、
答えはひとつではないでしょう。どこをどう抽出するか。
とらえ方、見せ方、取捨選択するのは、本人次第で、
もうこれは経験と積み重ねと自分の野生の感なんでしょうね。

冬は寒い。寒いのに女性はミニスカートなんですよね。
ブーツを履いて厚手のタイツをはいていたとしても。
締まった黒いコートの裾や手首が白いほわほわ。雪兎みたいです。

う~ん。すごくいいですねー。流れるような、止まったような視線。
ずっと見てきましたが、森本さんは、お顔も、お目目とか、
とっても綺麗なんですよね。唇も艶やかなんだろうなって感じます。
こんくらいに、ばっちりアイメイクとか決められたら、
さぞや気持ちよかろうにと思います。

はい、今回いちばん「おおお~♪」と思ったのは、こちらです☆
かっこいい~!二の腕ほっそーーい!(喜*)
涼しげな目、流れる髪と、舞う、首に巻いてるふわふわのなにか。
(こういうの、なんていうんでしょうね??ショール?)
ウエスト、腰のラインですね。ぷりっとしたお尻。
かっこいい!いってらっしゃ~い!颯爽とした爽快感に万歳です*

いや~こうして見てみると、
「女性って、綺麗なんだなあ」と今更ながらに思いました。

森本さんは、これくらいの数の原画を展示するのは10年ぶりだそうです。
今後は、随分西の地域にお引越しなさるそうですが、
活動はどうされるんですか?とお聞きすると、

「今まで、東京にいたけど、東京から京都にデッサンに行ったりして、
 気分転換になって凄く楽しかったの。だから、引っ越しても、
 1年に10何回、東京にパレットスクールの授業などで来るから、
 そのたびに好きなデッサンができるから、
 リフレッシュできて、ちょうどいいの」
と、全然苦にならない、逆に楽しみというお話でした。

「じゃあ、会おうと思えば、またお会いできますね?」
うんうん、と笑顔でうなずいてくださった森本さん。
この明るさはなんだろうと、ますます肩の力が抜けそうでした。

絵を見ている間、ずっとひっきりなしにお客様がいらっしゃってました。
皆さん、森本さんがいるとわかると嬉しそうにご挨拶し、談笑します。
きゃらきゃらきゃら♪とビー玉が鳴りあうみたいに、賑やかになります。
皆さんでソファーの前で雑誌を見たり、昔の絵を見ながらお話に花が咲く。
お話しするのが楽しくて止まらない、女子高生の集まりみたいな華やかさ。

このように、賑やかでお忙しそうだったこともあり、
今回、いろいろお伺いすることはしませんでした。でも、なんとなく、
森本さんは、女性を元気にさせる能力をお持ちの方なのかなっと思いました。

今回、初めて、ちゃんと森本美由紀さんの絵を見た、感想は、
女性として・・というか、生まれてきた自分にもっと
自信を持っていいのかなという前向きな気持ちになれました。

わたしは、自分の体、容姿にコンプレックスがあります。
そのため、ファッションに興味ありませんでした。
どんな洋服が似合うのかがわからないのです。イメージがわかない。
自分がどんな服を着たいのかもわからない。
ただ、流行ものの既成の服が似合わないことだけはわかる。
そのうちめんどくさくなって考えるのを辞めてしまい、
洋服に気を使うのは辞めてしまいました。
でもたまに思うのです。自分に似合う服が着たいと。
わたしに似合う、わたしらしい服ってなんだろうと。
そのためには、自分がどんな人間か知らなくてはなりません。
どんな体型で、どんな顔の形で、どんな色が似合って、
どんな形があうのか。自分から目をそらしていては
何もわかりません。わかりっこないのです。

自堕落な生活習慣を重ねているので、肥えてだぶついた体は自業自得です。
いきなり、わたしが、Nickeyさんのような、森本さんの絵のような
スタイルの良い女性になれることはまずありません。
そうではなくて、30数年生きてきた、今の現時点のわたしを受け入れること、
わたしなんて、センスもないし、お洒落じゃないし・・・と
自分で自分を捨てることなく、堂々と、センスが無いなら無いらしく、
わたしはわたし。残りの5,60年をどうやって楽しく有意義に生きていくか。
年は必ずとっていく。とったなりに、「今の自分が好き」って言える様な、
自分に生まれてきてよかったと思えるような、心の使いかた、
じぶんのからだへの気遣い方をしようと気がつきました。
じぶんのからだは、いつだって、尽くしてくれている。
そんな自分のからだを、もっと好きになろう、と。

GALLERY TOKYO BAMBOOさん、Nickeyさん、
森本美由紀さん、このたびは、どうもありがとうございました!
これからも、ご活躍、応援しています!
(実は、この日、このあと、渋谷にも行ってきました!続きは来週♪)

★森本美由紀
セツ・モードセミナー卒業。以後、フリーランスのイラストレーター。

エディトリアルを中心に、広告、CDジャケット、ビデオ、
DVD、ダイアリー、カレンダー等も手がける。

墨と筆のシンプルなドローイングで普遍的な女性のスタイル画を描き続ける。
最近は、フランスやドイツの雑誌にもイラストを提供している。

作品集
「Systeme de la mode」「The look of love」(ブルースインターアクションズ刊)

2007年10月12日 (金)

おおやぎえいこさん「にゃーにゃー村便り2007」に行ってきました

10月10日(水)、高円寺の猫の額さんで開催された、
おおやぎえいこさんの個展「にゃーにゃー村便り2007」を見て来ました!

おおやぎさんは、2月に開催された、
和猫絵巻~ひなまつり五人展~」の時に初めてお会いし、
取材させて頂いたのですが、グループ展ではなく、
個展を見させて頂くのは、今回が初めてになります。

最終日だったので、おおやぎさんともお会いできました!
2年ぶりの個展ということもあってか、お客様がたくさん、
次から次へといらっしゃって、売約済みの作品もとっても多かったです。
主に、和風人形と、昔の風景の絵、歌舞伎モチーフ絵、
ロックレコードジャケットパロディ絵とありました。
まずは、和風人形から見て行きましょう~♪

ずら~っと、お人形が勢ぞろい!どの子から見ていこうか、
どこから写真を撮ろうか、悩みました*

こちら、着物がとっても素敵で、座布団の柄も畳の縁も、しぶい!
壁の、少しだけ四角い砂壁(?)部分の凸凹加減がいいです*

右「市松招き猫・黄」。左「夕涼み」
涼んでる様子が、よくでてますね~。青い柄の着物、蚊取り線香と、
木の椅子もいいし、下の黒い台が更に涼しい感じがします。

手前左、天ぷらうどんが美味しそう!奥の「晩酌」仲睦まじいです♪
右奥「とんぼとり」は、鼻の脇の大きなホクロみたいな黒ぶちが可愛いです♪

左「汽車ぽっぽ」。さすがに車輪は動かないそうですw

左手前「絵本」着物姿で、うつ伏せで絵本を見てるのが、とっても可愛い♪
右手前、「お寿司」はお寿司がほんとに美味しそう♪
そして黒地に柄物の着物が可愛いです。
奥は、左から「ほおずき」「のんべぇ」「朝顔」
ほおずきは、青いリボンが可愛いですし、朝顔は花が青くて
着物が白地に赤い柄ではいからさんみたい。
動作と季節ものと、着物の色柄と、下の台
(丸い木だったり、座布団だったり、畳の縁の柄も!)など
それぞれ主題に合わせて違うから、凄いな~と感心します。
「のんべぇ」は着物の柄がしぶいのと、青いお酒の瓶が気になります♪
ここだけの話、日本酒、焼酎のびんのデザインが気になる、好きなのですよw

左「お寿司-茶トラ」。右「ビールに冷奴」
左の茶トラちゃんの、今まさに食べようとしている、うつむき加減
(左手とか)が絶妙ですね♪右は、ビールも可愛いですが、
冷奴が、とってもそれらしい♪こちらの冷奴は、消しゴムだそうです♪

右側「煙官」粋な体勢がいなせだね(?)煙をくゆらせてそうです。
後ろの砂壁(?)と、丸い窓が感じでてます!細かい!

かんざしが可愛い、お姫さま。インパクトあります。
手前の、「はいこ」は意味を聞くの忘れました。方言かな?

左「カステラ」は、化粧のパフだそうです!美味しそう♪
右「お茶」着物も、お茶に合いそうな新緑柄で目にも優しいですが、
お茶が・・・ほんとに、お茶みたいです!!この光はなんですか~♪

右手前「ちらし寿司」。左手前「非牡丹博徒」。腕の刺青が可愛いで~す!
奥の、茶色の着物で、七輪でなにか焼いてる(?)子も、気になるな~*
なんかこう、晩酌とか、お酒飲んでる親父風というのが好きみたいです(笑)

はい、今回、一番気に入ったのは、こちら♪
右の「祝太刀」で~す!しぶい!かっこいい!ぱちぱちぱち☆
しかし何故、「売約済み」の赤丸がついていないのか、激しく不思議です~?
さて、和風人形をご堪能頂いた後は、思わず頬がゆるんでしまうような、
可愛くて懐かしい、昔の風景の絵の世界へご案内いたしま~す♪

左「雪の夜」。右「市松猫」
左の絵は、思わず、自分も「うわ~雪だぁ~♪」と嬉しくなってきます!
外の雪だるまも猫ですが、ガラスの指で描いただろう絵が、
ねずみ?ねこ?みたいなのが面白いです。

左「夏休み」。右「フラフープ」
夏休みのほうは、地面に映る日陰で、夏の日差しと、
彼らの元気いっぱい、地面を駆ける様子を感じます。
よくみると、フェンス越しの下側の草や右側の光に当たった、
青々とした葉っぱなど、さすがよく描けてるな~たじたじです。

左「だっこちゃん」。右「ホッピング」
う~ん、2つとも、わたしの子供時代に流行ったものですよ!
懐かしい~♪抱っこちゃんが、猫みたいなのが、きゅ~とです♪

左「子猫とうりぼう」。右「みどりのおばさん」凧揚げしてる子猫と
うりぼうも可愛いですが、「ハイマウス」「オロニャイン」の看板が☆
昔の木造の壁の風合いがいいですね~。

「みどりのおばさん」では、初めて、
アスファルト+横断歩道を描かれたそうです。
「えっ?!アスファルトや横断歩道って初めてなんですか?!」
と、びっくりすると、
「今までは、にゃーにゃー村には
 車がほとんど通っていないということにしたかったのですが、
 最近そのことで描くモチーフが限定されてきてしまったモノで、
 今後は今までよりももう少し時代背景を現代に近づけたいと思い、
 今回の個展で『にゃーにゃー村ちょこっと近代化宣言』をしました」

なるほど~。言われるまで、気がつきませんでした!
横断歩道も、見守ってくれるおばさんがいれば、安心ですね☆

おおやぎさんにお聞きしたところ、
「描きたいと思ったものがあったら、まず、資料を探す、次に取材をする。
 ありえない形で描きたくないんです。わざとらしくなりますからね。
 木目のもの、畳は楽しくて描くのが大好きです。
 木の根元や、港町の木の感じなど、観察するのが大好きです。
 意識しないと、木目などは、みんな同じ調子になってしまいますので、
 なるべく、取材して、実際に行って見て描いていこうと思っています」

「左の『ジャージャー橋』と、『みどりのおばさん』は千葉県の佐原市。
 右の『かくれんぼ』は、茨城県常陸太田市にある佐竹寺です。
 実際に行くと、お地蔵さんがたくさん並んでいるのですが、
 そちらは描かず、明るく猫達を遊ばせました。
 自分で、この場所で、猫がどんなふうに暮らしているか、
 イメージして、楽しんでいる様子を描きたいんです」

「左の『ポスト』は千葉県佐原市、
 右の『校庭でスケート』は、茨城県大子町にある、古い校舎です。
 行った時は雪は降っていなかったんですが、
 絵の特権は、好きに、季節を変えられることですね」

古い校舎に雪が降り、おおやぎさんの絵の中で、子猫(こども)たちが
集まって、楽しそうにスケートをしています。賑やかな声が聞こえてきそう。
『ポスト』では、ちいさい子を、よっこいしょと抱っこして
 ポストに投函させ、「おじいちゃんに届くかな~」とでも言っているような、
 微笑ましい瞬間です。古い懐かしい昭和のかおりがする風景の中で
おおやぎさんの描く、猫ちゃんたちは、生き生きと「今」を生きているようです。

はい、今回、わたしが一番好きなのは、こちらの絵で~す♪
「初めてのこどもの日」という題名。鎧兜がかっこいいのと、
部屋の畳が本物みたい!!そして、頭に被る、新聞紙で作った、兜。
姪っ子が生まれたばかりのせいか、子供の絵につい目が行ってしまいます。
男の子生まれたら、この絵を贈りたいわ~♪♪

さてさて、次は、歌舞伎モチーフシリーズです。

来て、暫くひととおり写真を撮り終わった頃、
いらっしゃってたお客様が「もう撮影終りましたか?」
とお買い上げの絵を準備してお持ち帰りになるところでした!
「よかったわ、写真間に合って」とお客様。
いえいえ~なんだか、お待たせしてしまったようで、恐縮です。。
今まさに、展示されてる絵がはずされて、
お客様に手渡される瞬間!というのを目の当たりにしました!
思わず、ぱちぱちぱち・・・としてしまいました*

左「助六・揚巻」。右「妹背山・お三輪」。
全く、歌舞伎はわかりませんが、紺色の額でしまって、かっこいいです!

「暫」う~ん、こちらもしびれますね!
広がっていたり、足元の布のしわ具合がたまりません!

左「京鹿子娘道成寺」。右「阿古屋」。
左の絵は、立ち姿、後姿がいろっぽい~。着物も豪華!

はい、歌舞伎モチーフシリーズで、一番気に入ったのは、こちら♪
「弥生の花浅草祭」です♪なんかこの、白黒猫が、それぞれ
悪と善と掲げて踊ってる姿。こちらに惚れました♪

さて、左端スペースになにやら不思議な作品が・・・。

ここからは「パロディ絵」になります。おおやぎさん曰く
「マニアックでごめんなさい。プログレ好きな方は、わかると思います」
とのこと。もとのレコードジャケットをそっくりそのまま描くのではなく、
あえて、わざわざココだけ違う!というのを楽しんでいるご様子。
「絵を描く時は、その音楽を聴きながら、盛り上げて描いてます」

こちらは、元になったジャケットが無いので、
おおやぎさんのパロディ絵のみ、です。
左「GENESIS/怪奇骨菫音楽箱 ジャケットパロディ」
右「JANIS JOPLIN/CHEAP THRILLS ジャケットパロディ」

左の絵は、これだけで、かなりインパクトありますね。
右は、ところどころ、猫になってて、多分、知ってる人は
にやにや笑いながら見るんだろうな~と思います。

左 こちらが本家。
右 「Rainbow/Rising(虹を翔る覇者)ジャケットパロディ」
見てて、笑ってしまいますね*

左「Pink Floyd/原子心母 ジャケットパロディ」
右 こちらが本家。
猫ちゃんの顔に一番目が行っちゃいます*
あと、下の草がよく描けてるな~と脱帽です。

左「EL&P/BRAIN SALAD SURGERY(恐怖の頭脳改革)ジャケットパロディ」
右 こちらが本家。
う~ん、本物よりすごく細かくくっきり描いてて圧倒です!

おおやぎさんから、
「40代の男性がお子さんを連れていらっしゃって、
 これを見てすぐさま
 『あ!恐怖の頭脳革命だ!』っておっしゃったんです。
 そのあと、これはね、ってお子さんに説明されてました。
 初めて買ったレコードなんだそうです。
 こういうお話が聞けて、嬉しかったです」
というお話を伺って、まさに、こういう出会いっていいな~と感じます。

わたしは最初「なんでパロディってあるんだろう?」
と、意味がわかりませんでした。まあ、これって
「なんでお笑いがあるんだろう、なんで、物真似があるんだろう?」
と同じくらい、愚問なんだと思いますが、
模写とは違って、パロディ。
模写ですと、自己レベルの追求、自己鍛錬、
自己完結に向けた修行のような気がするのですが、
パロディはひとつの作品として、人にメッセージを
投げかけるもの、人に見せるもののような気がします。

そこに悪意があるわけでも批判があるわけでもなくて
(ある場合もあるのかもしれませんが、そこは今は、置いといて)
根底には「尊敬」「憧れ」「感謝」「好きという気持ち」があって、
そこに独自の解釈のユーモアを散りばめて、ひとつの形にしてしまう。
(おおやぎさんの、猫の顔や猫の手など)

そして、見た方にとってみれば、目から
「あ!懐かしい!」「あ~これって好きだったよなあ」
「これを聞いてた時代は・・・」と、ホットなフラッシュバックを
ダイレクトに体験させてくれるのですから、

「古き良きものに尊敬の念と、燃えさせてくれて
 (好きだった・熱中して聞いていたなど)ありがとう、
 という感謝の気持ちからくる、ひとつの表現方法」
なのかな~と思いました。
まあ、簡単に言って、
「わかる人はわかる、好きな人は好き、面白い人は面白い」ですね。
でも、それこそが、一番大事な点じゃないでしょうかね。

懐かしい、ちょっと前までは普通にあった、
今は古くなってしまった風景が溢れる、こどもたち(子猫たち)が
安心して遊べる豊かな村、にゃーにゃー村。
清き水ときれいな空気、ほこほこしてる土、青々とした緑に囲まれ、
毎日が楽しくてしょうがない彼等の表情には、あったかな気持ちになります。

和風人形や、歌舞伎モチーフ、パロディ絵と、盛りだくさんの個展でしたが、
いろんな面(作品)が見れて楽しかったですし、元気いっぱいになりました。

おおやぎえいこさん、どうも、ありがとうございました!


●おおやぎえいこさん
にゃーにゃー村
http://www7.ocn.ne.jp/~nya2mura/


●猫雑貨&猫ギャラリー 猫の額
http://www6.speednet.ne.jp/~nekojarasi/
〒166-0003  東京都杉並区高円寺3-20-11 1階
TEL&FAX:03-3317-3115  OPEN:am12:00~pm8:00 木曜定休
ACCESS:丸の内線新高円寺駅より徒歩2分/JR高円寺駅南口より徒歩9分
詳しい地図はこちら

2007年10月 5日 (金)

ギャラリー喫茶ゾーエー「縁~en~ロイヤルアートスクール」&9月のコンサート

9月29日(土)、世田谷区梅ヶ丘の「ギャラリー喫茶ゾーエー」さんの
「縁~en~ロイヤルアートスクール3回目の集い」と、
9月のコンサートにご招待されて、行ってきました!
今回も、作家さんに取材は無しで、わたしの感想のみのレポートです。
皆さんも、一緒に見ているような感覚になって頂けたら、嬉しいです♪

まずは、ゾーエーさんに行く前に、前にも1度、通った、
なかなか滅多に開いていない、雑貨屋さん「クーアンさん」に寄った所、
あいてました♪わ~い♪こちらでのお話しは、下の画像を押して、
「ちてなコレクション」で続きをどうぞ♪(別窓です)

そして、展示会鑑賞の後、コンサートまでの3時間で、ぷらっと
下北沢に行ってきました。そこで、「東京ドロップスさん」「ワンラブブックスさん」
という雑貨屋さんを発見!特に、「ワンラブブックスさん」では、
すご~~く気に入ったものをGET!!!これです ↓

もうすっごく可愛くて、お気に入りです♪こちらのお話しは、
下の画像を押して、「ちてなコレクション」で続きをどうぞ♪(別窓です)


さてさて、ゾーエーさんです!まず、8人の作家さんの作品の展示会である、
「縁~en~ロイヤルアートスクール3回目の集い」を鑑賞してきました。
1つ1つ、見ていきたいと思います。まずは、

入ってすぐ左側の壁際、大きなギターに挟まれてる2作品です。

こちらは、桑原佳子さん「夏祭り」。
お祭りに来た家族連れやお子さん達が、夜店を覗こうと賑わってます。
どうしても、お子さんが指差してるのとかに、目が行っちゃいますね。
あと、赤い洋服の女性がインパクトあって、目が行ってしまいます。

木村正巳さん「朝日のあたる峠々」
この絵を見た瞬間、口に出たのは「かっちょいいい~!美味しそう~☆」
(・・・すみません・・・(A^-^;)
ちょっと、光と影でわかりづらいかもしれませんが、
山肌が白いんだけど、ロックアイスみたいに、
ぱきぱき折れそうな、美味しそうなアイスクリームみたいで、
神秘的なんだけど、触れてみたい親しみが湧いてきます。

宮島ゆかりさん「金魚」。この青さがたまりません。
静かで深くて金魚しか目に見えない、まさに金魚が泳いでいます。
ゆうらりゆらりと、金魚が尾を振り見せながら泳ぐ姿。
時折、小さな水泡なんかを口から出したりして、
金魚って、見てて飽きないですよね。
金魚を見つめるときの、なんともいえない、
「水の中にいる動く宝石」を見る感覚というんでしょうか、
そんなものが蘇ってきます。

yukoさん(宮崎裕子さん)「美しきもの」。
こちらは、一目で気に入りました。可愛い!面白い!
海とお花畑が一緒になったみたいで嬉しいです。
ひらひらくるくるとした、海草のような緑のもの、
ピンクや緑、水色のきらきらした眩いもの。マンボウの雄大さ。
このままこういうオブジェがあってもいいんじゃないかと
癖になってきます。オルゴールをもう1度巻きたくなるような、
はかないんだけど、その枠の中で、何度も再生したくなりますね~♪

こちらは、真ん中の、ついたてにかかってる作品2点。

脇田昇さん「雪道 田ピット号」。
犬がたたたた~っ!とひた走ってる姿が、実際に動いてるように
浮かんできます。飛び散る雪や地面の土も想像できます。
嬉しくてしょうがないという、ワンちゃんの後姿がとても可愛いです。
向こうに見える赤い車といい、手前の雪が積もってるもこもこ感が、
「雪が降っているんだ~☆」というのがわかって、嬉しくなります。

桑原佳子さん「木漏れ日の中で」。
実際、この席に座って、見上げると、こういう状態なんです。
5月頃ですかね~?清々しい空気の気持ちよさ、緑の眩しさ、
木々のかおり、風に揺られて出る葉のこすれあう音など、
散歩してる気分になります。清涼感がとっても気持ちいいです~☆

こちら3枚は、中に入ってもすぐに目立つところです。

Fujieさん「虜」。展示されている作品の中で一番大きいでしょうか。
題名からすると、自然に虜・・・という意味でしょうか。
わたしの率直な感想は、ただただ目の前の赤い服のお子さん
(幾つなんでしょうね・・・7,8歳~12,3歳くらい?)
がどどんと目の中に入りまして、大自然を目の前にしても、
未来が輝いている、将来が楽しみな、これからを背負って立つであろう
子ども自身の成長、未来という、子供のいろんな可能性のある生命力、
そっちに目が行ってしまいましたね。子供に虜ってやつですね。
まあ、わたし自身が、姪っ子が生まれたばかりで、普段から赤ちゃんや
子どもに目が行っているから、だと思うんですね、このとらえかたは。
自然もいいけど、我が子にメロメロ!って、単なる親ばかですね(苦笑;)

井上知忠さん「リズム-Ⅳ」(右)「SOUL-Ⅴ」(左)。
こういうの、大好きです~♪
「リズム-Ⅳ」は、まさに、ゾーエーさんで鑑賞してると、
ジャズが流れていますから、ぴったりで、嬉しくなってきます。
自分の中にあるリズムって、決して人と同じじゃないし、たくさんある。
でてこない仕舞いっぱなしのものもある、
人とは、あい重ならない部分も多いかもしれないけど、
そんな一人ひとりが集まって、なにかひとつの目的を考えようとした時、
思っていた以上の旋律が生まれてくることもある。
人や情報に左右されないで、自分自身から出てくるものを
大事にしたいな~と思いましたね。

左側の「SOUL-Ⅴ」は、自分の心なのか、地球なのか、宇宙の惑星なのか、
丸いものから、白くて黒い煙のようなものが淡くぼやっとたちこめています。
この「ぼやっと加減」が、まさにソウルかも~♪っと、
ひとりで、ひとつのポイントに魅かれて、うきうきでした*
ぐるぐるとした、土の感触を想像させる、触れたくなるような、
凸凹があって、そこがまたとってもきゅーと♪かきまぜたくなります*
世の中、わかりきってる、わかりやすい、わかって当たり前な事が多いですが、
なんだかよくわからない、なにがでてくるかわからないって、楽しいです。
また、そんなふうでありたいなと思います。

お隣は、感じの違う2作品が並んでいます。

木村正巳さん「湖畔」。これはまた、す~っと、ヒートアップした1日が
落ち着くような、穏やかさに、安心してしまいますね。
木の葉っぱ部分、川の部分、地面部分など、いろんな色が混ざっていて、
パステルカラーが爽やかです。どうやって描いてるんだろう?
と嬉しくなってきます。う~ん、見ていると、サイクリングしてくなってきます*

宮島ゆかりさん「雪」。非常に不思議なもので、
見るたびに、気になってくる絵でした。山の中腹(?)で、
赤い屋根の小さな家が見える・・と気付いてから、
何度も店内を写真を撮るのに、行ったり来たりしますが、
何度見ても、その都度「あれ?こんな絵だったっけ?」と気になります。
また、どの方向から撮っても、思うように「うん、よし、いいぞ」と
納得いく写真が撮れず、実物の絵のほうが、数段百倍とってもいいです。
この絵のよさ、「じわじわと、見れば見るほど気になってくる」を、
写真や文書でお伝えできず申し訳ないのですが、
見るたびに、ああ、これは、いい絵なんだなと感じました。
持って帰って飾って、ずっと見ていたい、
多分、何年経っても、どこの角度から見ても、飽きる事が無い、
どんな気持ちの時に見ても、多分、新しい発見がありそうな。
そんな絵なんだと思いました。こういう絵との出会いは初めて!
びっくりでしたし、嬉しいですね☆

最後、カウンターの壁に飾ってある、「礼文島の夕日」伊加清さん。
しぶいです!夕日に、赤紫の夕暮れ。自分が中年男性になって、
ひとりでぷらっと旅行に行って、眺めてる・・・そんな気分になります。
過ぎていった少年・青年時代。今はもう高齢期を迎えるべく、
疲れた体と精神を、ひとまず、やんわりなだめすかしつつ、
そんな自分にいいのかとためらってみたり、
受け入れるしかないと観念してみたり。
な~んて、かなり妄想ですが、ひとりで見ていたい夕日です!
脇に飾ってある、吾木香がまたいい具合に「黄昏」を演出しています☆

ああ~、この絵は、少し離れて、遠くから見ると、またさらにいいですね♪
さっきのは、近すぎたかな?自分の人生も、たまにはこうやって、
遠くから見るようにしないと駄目ですね~。

今回、8人の作家さんの、12点の絵を鑑賞してきましたが、
30代~50・60代の皆さん方という、いろんな方が集まった展示会で、
どの作品もバラバラ、それぞれ違っていて、とっても楽しかったです。
ある意味、皆さん、わたしからしたら、人生の先輩です。
絵を見ることで、人の生き方や、気がつかなかったものを
感じることができるって、ありがたいです。

この日は、夜から、9月のコンサートが開かれました。
取材の感謝と御礼ということで、今回、マスターの髙木さんから
無料でご招待いただきました!ありがとうございま~す(^0^)/☆

いったん閉店し、3時間後来てみると、中はこんなふうに
コンサート用に模様替えされていました♪
入り口脇に、ピアノを挟んで、囲むように椅子に座り、
マスター髙木さんの奥様とお嬢様とで、
ピアノの演奏と、日本の歌、賛美歌などをご披露くださいました。
カウンター側にも椅子があって、わたしは、カウンターに
座らせてもらって、ワインを頂いてました♪

第一部では、バッハのマーチや、パルティータ第6番ホ短調、
モーツアルトのキラキラ星、ドビュッシーの子どもの領分の演奏、
日本の歌では、夕やけこやけ、里の秋、ちいさい秋みつけた、
母、ふるさと、もみじ、月の砂漠、お月さんとぼうやなどを
歌ってくださいました。
20分のお食事&休憩タイムを挟んで、
第二部では、間奏曲カヴァレリア・ルスティカーナ、賛美歌、
ラウンドダンス、酔っ払いの歌 バルトーク「子供のために」より、など。

日本の歌を聴いてて思ったのは、歌詞がきれいだということ。
歌詞カードを頂いて文字を見ながら歌声を聴いていたので、
余計かもしれません。言葉選び、言葉使いがシンプル。
子供の頃に、よく歌っていた童謡、日本の歌を、もっと今の子供、
小学校ではたくさんたくさん、歌って欲しいなと思いました。
覚える為に歌うんじゃなく、歌詞にもっと時間を費やして欲しい。
昔の日本はこうだったんだという、想像がもっとできるような、
今の日本では少なくなっているけど、昔はこうだったから、
こういう歌ができたんだという背景を知ってもらいたいなと思いました。

同時に、ご高齢の方も車椅子でいらっしゃってたのですが、
その方がちゃんと口ずさんで、ご自分も歌われていらっしゃった。
この様子を見て、難しいかもしれないけど、
今の介護・医療現場、ご高齢の方が集まる場所で、
目の前のことをきちきちと終らせることだけに集中するのではなく、
人として最後の時間を少しでも尊くいられるような、
生きてきてよかったと少しでも思ってもらえるような、
手助けができる時間も是非、もてたらいいのになと思いました。
子供のときに親から歌ってもらった歌は一生忘れません。
そして、年を経て、人生を生き老いた方々にとって、
子供のときに歌った旋律というのは、懐かしいご褒美かもしれません。
年々少なくなる子供、年々増える高齢者。
このふたつを、もっと、純粋に近づけて安心してもらえたらいいのにな~と。

日本の童謡は、日本の歴史であり文化であり伝統であり誇りです。
日本で生まれ育ったもの同士、失われつつある、この日本の良いところを、
そのとき、そのとき、等身大で考えられたらな、と思いました。

このコンサートでは、曲と曲の合間に、説明を入れてくださいまして、
非常に興味深かったです。なかでも、「子供のために」の、
酔っ払いの歌の作者のバルトークという方は、
ハンガリーの作曲家で、民族音楽の収集、研究に従事したそうです。
ハンガリーでは、民謡を生かして、音楽教育に使い、
子供たちに歌い継がれているというのを聞いて、
まさに、日本でも、そういうことが必要なんじゃないかなと感じました。

賛美歌は、外国語かなと思ったら、日本語で歌ってくださいました。
賛美歌が何かも知らず、暮れの大晦日に聞く第九くらいしか
イメージ湧かなかった自分としては、ちょっと意外でした。
「静けき川の」「丘の上に十字架立つ」「この子供たちが」
「きみの賜物と」「アメージンググレイス」。

すべて、初めて聞くものばかりでしたが、
ピアノ演奏が、お店の中という凄く近い空間で聴けたこともそうですし、
この至近距離で、ソプラノの歌声が聴けただけでも、大満足!
震える声、振動というのは、こころをまっさらにしてくれますね。

賛美歌というのは、聖書に書かれてある文章の部分をとって
歌詞を書いているそうですが、段々、使われなくなった言葉もあり、
21世紀に向けて、新しい言葉を使っていきましょうという動きがあるそうです。
なので、比較的新しい、1800~1900年代に書かれたものもあるんだとか。

わたしは、キリスト教でないのと、周りにキリスト教の方もいないので
知らなかったのですが、説明の中で、
「彼らはもはや戦いを学ばない。祈り、平和のために働く」
という言葉があって、凄く的を得ているなと感心しました。

わたしたちの前には、いろんな情報や選択が待ち構えています。
これくらい・・・誰も見ていない・・・まあ、いいか。
小さな葛藤すら負け、ずるずると望んでいない方向に自ら足を突っ込み
自分の願う希望、平和、平安とかけ離れてしまっている今すらも、
人やものや都合のせいにして逃げてしまう。
こんなはずじゃなかったんだけどな~と
結局甘やかし、放棄している、肥大気味の自分。

自分自身の中で、悪と思っていることを拒否し貫き、
潔く自分の目指す平安のためにできることを維持すること。
自分を律する部分がきちんとしていないと、平和なんて語れない。
自分は平和でいたい。それは勿論。大事な人も平和であって欲しい。
大切な人、知ってる人やお世話になってる人、尊敬している人、
守りたい人が多ければ、平和であってほしいところが増えてゆく。
ただ、それだけなのかもしれない・・・。

ようは、もっと、自分、ちゃんとせーよ!の一言ですね。
(そう、わたし自身・・・であります(^-^;)
このあと、ワイン1本飲んで、ビールも飲んで、
モンゴル帰りのカメラマンさんと話が弾んで(でも名刺交換もしていない、
お名前もお聞きしていない、挨拶もしていないという失態をおかす。。。)
最後、有頂天になってご機嫌で帰ってきました。
あああ~凄く楽しかったです!!

ギャラリー喫茶ゾーエーのマスター髙木さん、ピアノの髙木歩さん、
ソプラノの髙木道子さん、どうもありがとうございました(^0^)/☆

■ギャラリー喫茶ゾーエー
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