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2007年8月28日 (火)

コーヒー&ギャラリーゑいじうさん・高滝美和子さん個展「WATASI展」に行ってきました

8月もいよいよ終わりになりますね。
厳しい暑さでしたが、みなさん、楽しい夏をお過ごしになられましたか?

8月2日(土)、高円寺のばぶるすさんの取材のあと、
ふと思いつき、電車で新宿にとび、ずっとずっと行きたかった、
「コーヒー&ギャラリーゑいじう」さんに行ってきました!

ちょうど、高滝美和子さんの「WATASI展」が開催されてまして
DM見たときから「絶対行きたい!」と思っていました。
高滝さんのサイトに、在日予定と書いてあったので、
会えたらいいな♪という、わくわくドキドキ感でいっぱいでした。

いつもなら、取材用にと、伺ったお話をメモとりまくるのですが、
今回残念ながら紙がなく、メモをとることができませんでした。

そんなこんなで、ほんとに、もう、わたしの記憶と写真だけが頼りの、
正真正銘「今年の夏の思い出」レポートになっています。

去り行く夏に、みなさまには、目にも涼しい、すてきなギャラリー&
展示風景の写真をご覧頂いて、ゆっくりしていただきたいと思います☆

さて、午後の日差しを浴びながら、汗だくで道に迷いつつ、
こんな細い道を行っていいの?!人んちの敷地じゃないの??と
ドキドキしながら小道を抜け、ようやく着いたら、一足遅かった…。
入れ違いで、高滝さんはお帰りになられたとのこと。
残念です!!でも、きっといつかまた会えると思います♪
気を取り直し、1階カフェにいらした、オーナーの奥様
(?こういうとき、なんと書いたらよいのでしょう?)に許可を頂いて、
写真を撮ったり、2階ギャラリーで観賞させていただきました。

まずとにかく思ったのは、1階カフェスペースに展示されている写真が
白い壁と茶色のテーブルなどにあっていて、とても落ち着きます~。
2階に上がる階段脇にも、お花の写真がずらり。

ひとつひとつの写真に説明が細かく書いてあって楽しかったです。
写真ってすごいなと思うのは、自分では知らなかった、
例えば、植物や景色、世界、風景、人、表情など見ることが出来ない、
見たことが無いものを、写真で自分は今の場所から
この写真を通して見る事ができるんです。そして、写真から、
どんなことを思って撮ったんだろう、何処を見せたかったんだろう、
撮った人は、どこに魅かれたんだろう、わたしならここだな、と
勝手に想像できるのが、楽しかったりします。
写真は奥が深いですな~*

うわ~!!2階はとってもすっきりとしてて、窓から光が入って、
いっきに「ゆったりモード」突入しちゃいました*

振りかえるとオルガン・・・じゃなくてピアノ!素敵です♪
左棚は、ポストカード作品が並んでました。

暑さが引いて落ち着いたのと、心地よい疲れ、静けさもあいまって、
お友達のお家に遊びに来て2階の友達の部屋にいるような感覚がします。

改めて、みていきましょうか。切り絵ですね。高滝美和子さんは、写真も撮り、
切り絵もされるんですね。左手前にある「天然クリスマスツリー」はいいですね。
ご自分の家の庭の木にクリスマスツリーの飾りをつけたそうです。

右手前にある「いもうと」。高滝さんの妹さんは、1歳違い。
小さいころは2人で同じワンピースを着て双子と間違えられたそうです。
こちらも、好きです。わたしが、妹が12歳離れていたので、
とってもとっても可愛くて、中学時代、妹を連れて公園に行ったり
抱っこしたりおんぶしたり遊んだ記憶が沢山あるんです。
その記憶が思い浮かびました。その妹も今ではお母さんです。
赤ちゃん産んだばかりで抱っこしてミルクあげてます。感慨深いです。

題名がわかりませんが、手前のブランコ、いいですねえ。
ブランコって、子供の象徴のような気がしませんか?
大人になると、保母さんや幼稚園の先生や、親として子育ての一貫で
子供と遊ばないかぎり、なかなか一人じゃ乗りません。
子供だと、無心で乗れます。大人になってからは・・・無心じゃいられません。
揺れるブランコに乗りつつ、自分さえも揺れてしまう、
そんな自分を再確認してしまいます。ブランコをただただ楽しんで、
高く高くこいでた子供時代。もっと高くこげるんだと、
大きくなれば、大人になれば、どんなこともできるんだと
夢高らかに焦がれていたあの頃が、遠く懐かしいです。
奥の、「月を思う」も、しっとりしていて好きです。
説明に、月を見るのはとても好きと書いてあって、わたしと同じだ♪
と、嬉しくなりました。興味深かったのは「かぐや姫」と「竹取物語」は
同じ話のはずなのに、読んだ後、違うような感想を抱いたというようなことが
書いてあって、印象に残りましたね。

干支シリーズ。寅が、上から見ると、浮き上がって見えるのが面白いです*

こちらは、オルガンの上に飾ってあった、申。いい表情しています。
子猿の、「ねえ、母ちゃん」みたいな、何気ない顔がいいです。
お母さん猿の、夕飯何にしようかねみたいな表情も好き。
お父さんもお母さんも、子供が小さいうちは、
自分の膝の上に座らせるように抱っこしたりしますよね。
あれって、ほんと、子供の特権ですよ。子供の永遠の特等席です。
大人になってしまうと、あそこには戻れませんからね。。

低いテーブルというのがとてもいいですね。座った位置から、ぐるりと
展示風景を見渡せます。立って見るのと、また違います。

「かくれんぼの木」という絵。高滝さんの育ったお家の中庭には、
低くてしかも座りやすい柘植の木があったそうです。
登ると、ちょっと目線が高くなることで、気持ちも変り、
高滝さんの大好きな場所になったそうです。

こちらはなんだろう?と思ったら、高滝さんのお父様が描かれた、
昔のレコードジャケットに写っていた、外国のスターたち。
(だったかな?記憶がかすかで、すみません)
それにしても、高滝さんのお父様、すごい達筆ですね!!

高滝美和子さんから、こんなメッセージが展示されていました。
中でも気に入った部分を、抜粋します。

「たくさんのことが好きです。
 本を読むこと・歌ったり、ピアノを弾いたりすること、
 料理を作ること・花を種から育てること、花の写真を撮ること、
 絵を描くこと、詩や短歌をかくこと、ストーリー等を書くこと…etc。
 広く浅くなんでしょうけど、それでも好きなことがあるってことは、
 とても幸せなことなのかな?」

お花の写真、切り絵、子供時代の思い出、妹さん、お母様、
お父様の残した絵、それぞれが、高滝さんになくてはならない、
高滝さんを形成するものなのだと思います。
だって、高滝さんの、好きなものばかりなのだから。

暑い夏真っ盛りだった8月2日の夕方。
わたしは、誰もいない2階ギャラリーで、
高滝さんから生み出された切り絵や写真に囲まれながら、
会ったこともない、知らない高滝さんという方の
かすかな歴史の余韻に、「きてよかった…♪」
いつのまにか、自分の部屋にいるような気分で、ひたってしまったのでした。
あ~帰りたくない(笑)

1階に下りて、アボガドレモンを注文し、
マスターの奥様から、貴重な話をお伺いしました!
何度「あ~っメモしたい!!」と思ったことか(><)
「いつもは、メモするんですけど、すみません、今回は
 メモがないんで、ごめんなさい」と事情を話したところ、

「メモなんてねえ、いいのよ。ああ、こういうこと、話してたなあって 
 ふと、思い出すものだから、それでいいのよ」
とおっしゃっていただき、ほっとしました。。

この猫ちゃんのポストカードはただでいただきました*
ゑいじうさんのラッキーキャット。幸せを呼ぶ猫ちゃんでしょうか。
なんでも、捨て猫が、からすに攻撃されていたのを見て、助け出し、
飼い始めたところ、双子の妹さんが「わたしも飼いたい」となり、
たまたま路上で、お家で生まれた赤ちゃん猫の里親さんを
探していた少女(偶然にも、彼女達も双子!!)と出会い、
これがきっかけで妹さんは、その猫ちゃんを譲り受けたそうです!
だから、お腹の中にもう1匹猫がいるんですね、納得です♪

テーブルの上にある、魚の器も可愛いです!このブルーベリーは、
ゑいじうさんのお庭で育てているそうです☆かわいい~♪

こちらは、1階カフェにあるカウンター!素敵ですよね~♪
そして、ひときわ存在感ある、この絵!!
奥様が大好きな、スズキコージさんが描いた絵だそうです!
スズキコージさんには、ゑいじうさんの看板も作って頂いたそうです。

「最近なんだか、いろんな本に載ってねえ」
「これにも載ったのよ、これにも」
とご親切に、いろんな本を見せてくださいました。
すごいですね~!さすが人気があるわけだ!と納得。

お話しによると、もともと、ずっと仕事・仕事で、働き詰めで、
休みにどこかに出掛けることもなく、旅行に行く事も無かったのだとか。
ある日、スズキコージさんの絵を偶然見て、とても救われたのだそうです。
それ以来、スズキコージさんのファンで、絵を集めているそうです。
そんななか、旦那さまの仕事の節目もあり、
この建物が、中古住宅として売られていたこともあって、

「1階をコーヒーが飲めるカフェにして2階でギャラリーをしない?」
とプランを打ち明けたところ、旦那さま、意外にも、すんなり快諾。
これには奥様も驚いたとか。

こうして、オープンして7年になるそうです。
7年って長いですよね?!とびっくりしていると
「そう?そういえばね、近所に、やなせたかしさんがいらっしゃって・・」

最初は何度か挨拶などのお手紙を送ったものの、特になにもなく、
そのうち、あるとき、ふいといらしてくださって、
店内を見た後、あまりもうからなそうなギャラリーだねえというような
意味合いの言葉を頂戴し、その後、展示会などもしてくださったそうで、
「ギャラリーは誰でもできる。開く事は簡単に出来るけど、
 5年続けることができるかどうかだ」と言われたそうです。

「だから、5年経ったときはね~、5年経って、ようやく、落ち着きました」
と、ほっとしたような笑顔の奥様。

聞くところによると、2階のギャラリーは
月曜日から土曜日までの6日間が基本。日曜日がお休みで、
毎週毎週めまぐるしく月曜日から土曜日まで
展示会の入れ替えとお片づけがあるのかと思うと
大変じゃないですか?!それを今まで7年…?!すごいですね!!

「ほんとね~~おかげさまで、近所にセツ・モードセミナーや、
 東洋美術学校もあるし、地域がら、若い学生さんも多いし、
 安いこともあって、リピーターの方も多いのでね!」

リピーター。確かに、この2階のギャラリー空間は、
とっても展示したくなる空間です。作品によって、展示の仕方によって
全然違ってくるでしょうね。しかも、この1階のカフェコーナーが、またいい*

なんでも、設計は、設計士さんにお願いし、
家具などはひとつのところで統一してそろえたそうです。

「毎年、クリスマスに、カレンダー展をやって、
 そのあと、スズキコージさんに原画展を開催してもらって、
 それで年が暮れて1年が終るの」

かなりそれって目玉イベントですね!毎年ですか?!

「そう。毎年ね~今年は大丈夫ですか?って聞くのがね~」
お仕事などで、お忙しいですもんね、いつ断られるかどきどきですよね。。
笑顔だけれども、毎年はらはらされてるのが伝わり、
こっちもはらはらしてきましたw

「それから、荒井良二さん、知ってる?
 荒井さんはね、毎年毎年、カレンダー展で、
 直筆で13枚描いてくださるの。ファン必見。毎年大人気なの!」

わたくし、荒井良二さんも、スズキコージさんも、知りませんでした。
きっと有名ですよね…。大御所ですよね?うわ~わたし、
もっと勉強しなくちゃと、汗かきまくりでした~。。。
それにしても、ファンの方にはきっとたまらないことでしょうね。
確かに直筆カレンダー、原画など、聞いただけでテンション上がります☆

ところで、なんで、ゑいじうさんというお名前なんですか?
と聞いたところ、

「いろいろ考えたんだけどね~なんかしっくりこなくて。
 最終的に、お互いの両親の名前からとった」そうです!
これまた、びっくり。そういうこともあるんですね~♪

最後に、とても印象的だったのが
昨今、ギャラリーをやりたくて準備して開店する方多いと思います。
ギャラリーをやりたい、カフェをやりたい、雑貨屋をやりたい、
そういう夢を持ってる方、多いと思います。

ところが、ゑいじうさんは、オーナー御夫婦、2人とも、
最初からギャラリーをする気はなかったそうです。
ギャラリーをしたいと思ったことは全くなくて、
何故かこうなってしまった。するつもりなかったのに、
気がつけば、結果、こういうことになった。

もし、自分で少しでもギャラリーをしたいと考え、
人に相談していたら、反対されて辞めていたかもしれない。
誰にも相談しなかったから、できたとお話しする奥様は
目をくりくりされて、始終笑顔で、

こうなるとは夢にも思わなかったけど、こうなっちゃったのと
そんな状況をとても楽しんでいるような感じでした。

決めていないのに、そうなることもある・・・・?
そんなこともあるんんだ・・・・・
奥様の笑顔を見ているうちに、
すっと自分の中を風が通り過ぎる感覚がしました。
一瞬のうちに、自分を客観的に見つめることになりました。

わたしは、自分の人生は自分で決めるものだと思ってきました。
自分で目標や夢を決め、その実現に向かって努力をし、
人間性を高めていくことが、自分の人生に必要だと信じていた。
そのためには、何事も、決める事が一番先で、
決めたとおりに動かないと嫌だし、決めたとおりにならないと
失速する自分を恐れている部分があること。
自分の実績に評価が伴っていないと、
自信も目標も自分さえも見失ってしまうところがあること。
でもそれは、何故かというと、自分のためだったから。
そういう部分がまだまだあることに、気付かされました。

わたし自身が一番大事なのは勿論ですが、
わたしを育ててくれた人、教えてくださった人、支えてくれる人、
見守ってくれる人、注意をしてくれる人、一緒に戦ってくれる人、
いろいろな人のおかげで「わたし」が成り立っていることを、忘れていました。

人生のゴールはまだまだ遠くて、幾つも壁がある。
全く思いもしなかった可能性や、チャンスに気がつくかどうか、
自分が今までしてきたこと、人との繋がり、興味があること、
人のために、何ができるかを考えた時、
わたしたちは、なんだって、どんなこともできる。
そして、どういう状況、いかなる環境になっても
あるがまま、「わたし」は「わたし」なのだ。

なんだか、嬉しくなってきました。そして楽しみになってきました。
きょう、このお話が聞けて、ほんとによかったです。

「うちは、何人かグループでやる展示会も多いですし、
 趣味でやってる方が遠方から、はるばるいらして
 個展を開かれる方も多い。全く審査もないですし、
 この場所を気に入って下さった方に、使ってもらえたら、それが一番です」

最後にお会計をしようとしたら、

「いいわよ、ジュースはわたしのおごり。
 いつも、クラフト縁で、個展情報掲載くださってるから」

えええ~!!いいんですか~!!??
わたし、今日はじめてきたのに!?
なんていい方なんだー!!!うれし涙あふれそうです~*

お言葉に甘えて、ご馳走になりました!
とっても美味しかったです。アボガドレモン☆おススメでっす♪

このゑいじうさん、一歩中に入ると感じるはずです。
窮屈さ、敷居の高さはなくて、入ると、自然に挨拶し、
珈琲やジュースを頂き、オーナー夫婦と会話し、
2階で、さまざまな展示会を観賞することができる。

普通の住宅街、一軒家のようなカフェとギャラリー。
2階は、まったりとしてしまう、自分の部屋のように居心地のよい、
いつまでもいたくなるようなギャラリー。
1階カフェでは、お父さんとお母さんの年代のお2人が
お話しをしてくださり、珈琲などを淹れてくださる。

はあ~きてよかった♪大満足です。
ゑいじうのオーナーさん、奥様、どうもありがとうございました!
そして、お会いできませんでしたが、高滝美和子さん、
素敵な1日を、どうもありがとうございました☆

最後に、記念に購入したポストカードをご紹介して終わりにしたいと思います。


高滝美和子さんのHP 「mi story * story」

■コーヒー&ギャラリーゑいじう
 http://www.eijiu.net/
 東京都新宿区荒木町22-38 TEL 03-3356-0098
 ACCESS:都営新宿線曙橋駅より徒歩3分
        東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅より徒歩7分

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