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小西修さん写真展「多摩川の猫-河川敷に生きる面貌-」
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7月13日、立川駅北口にある、
「オリオン書房ノルテ店3階ラウンジギャラリー」で、開催された、
小西修さんの写真展「多摩川の猫-河川敷に生きる面貌-」に、行ってきました☆

小西修さんのことは、高円寺の猫の額さんを取材したときに、
店主木村慎一さんからお話を伺って初めて知りました。

広告写真のお仕事をしながら、奥様と、多摩川全域を、
捨てられた、猫を初めとする、飢えや病気、虐待などで
死にそうな動物たちを、救済する活動をされています。

初めてHPを見たときは、そのひとつひとつが実際に
起きている現実ということで、非常に考えさせられました。

小西さんの写真展を観賞するのも、お会いするのも
今回、初めてです。いろいろ、お話を伺ってきました。

小西修さんは、1956年、広島生まれ。
15歳で、カメラマンになろうと決め、高校卒業後、
広告写真を撮る会社に入社。18歳の時から広告写真の世界に入り、
広島時代、建築写真や、タレント、料理写真なども撮ってきました。
そして、28歳で単身、上京します。

「規模も、予算も、質も、スタッフも揃う。
 そんな東京で広告写真の仕事をしたかった。」

28歳で上京してからは、知人の紹介のプロダクションへ。 
その後、フリーカメラマンとして独立します。

「普通、カメラマンは、10年はアシスタントをしないとプロのレベルには達しない。
 個人差はあっても、しんどい思いをして、かばん持ちなど、雑用をしながら、
 一人前のカメラマンになるために、ひたすら積み重ねる。
 それからでないと、シャッターを握らせてもらえなかった。
 シャッターを押すということは、すなわち、プロとして仕事をするということ。」

「18歳の時から、広告写真をやっていますが、
 広告写真のいいところは、自分の表現したいことが、
 自由に表現できるからです。
 広告写真というと、自由がない、制約があって難しそうと
 いう声が多いですが、そうじゃないんです。
 1枚の広告を作るために、たくさんの人が打ち合わせをします。
 この打ち合わせで、9割、皆の頭の中に、出来上がっているんです。
 シャッターを押すのは、最終手段。撮る時は早いです。
 たくさんの制約の中で、どれだけ、相手が望む形を、
 自分が撮りたい、と思ったものを表現できるか、
 シビアな調整も施しながら、いかに、質の高いものを提供できるか、
 そこが、広告写真の魅力です」

掲げられた条件、約束事の中で、自分の技術とインスピレーションを
活かして、自分なりの表現をしながら、相手の望む形を崩さない、
それ以上のものを表現する、それがプロということでしょうか。

「まだ写真をはじめて、数年で、作家と名乗る人が多い。
 相手が望むもの、自分が、表現したいものを撮れることが、
 1人前のカメラマン。最近の若い人たちは、
 10年もアシスタントなんて、我慢出来ないだろうね。」

「よく聞かれるのは、
 『写真を上手く撮る撮り方を教えてください』ということ。
 これは、教えてくれる人はいないんです。
 アシスタント時代も、誰も教えてなんかくれません。
 現場で見て盗むんです。これが、当たり前だったんです」

小西さんは、いつも使っているというカメラを見せてくださり、

 「カメラのファインダーをのぞいたま、
  あちこちと、被写体を探すことはしません。
  多摩川で猫を撮る時も、事前に、
  頭の中で撮りたいものが浮かんでいるので、
  直前、最後の最後に、一瞬、ファインダーを覗いて
  シャッターを押して撮っています。」と教えて下さいました。

「偶然撮れたっていうのは、ないんです。
 数打てばあたるというものでも、ないんです。」

うわー!耳が痛いです(><)
わたくし、取材時はいつも、たくさん撮って、その中から、
使えるわずかの枚数を選んでます。
なので、たくさん撮らないと不安です、とばかりに
なんちゃってカメラマン全開で、何度も何度もいっぱい撮ってます。
自分の中で、『こう撮ったら、こう映るだろうな』という
イメージが出来ないのと、まだまだ
『こういう風に撮りたい!これなら、この角度で!』
という想像もできないのです・・・。

必死で
『どうやったら、一番、その作品が、よりよく写るか、
 一番良い角度を探して、その状態で撮りたい』と思うのみです。

「ああ、そういうのが大事なんですよ」と小西さん。
は~よかった、ちょっとほっとしました*

「よく勘違いされるのですが、私は、カメラ屋さんじゃないし、
 コレクターでも、カメラマニアでもありません、写真家です。
 なので、自分の使っているカメラ以外は、全くわからないんですよ」
と笑う小西さん。

「コレクターや、カメラが好きで、
 集めてる人が、熱く語り合うのはいいんですが、
 いい性能のカメラだから、いい写真が撮れるものではありません。
 料理人が、包丁の話しをしても、料理がうまくならないのと同じように、
 カメラを語っても、写真はうまくならない。
 道具をいかに、つかいこなせるかどうかですね。」

なるほど~。なんとなく、そんなことを言っていそうな方、
いるかもしれませんねー。性能がいいものを使えば、
より、素晴らしいものが撮れそうな錯覚も起きるのかも・・・。

「写真は、気持ち。気持ちで写真を撮るんです。
 何度も足を運び、努力するから撮れるんです。
 技術と言っても、どんなカメラで撮っても、
 誰がとっても写真は撮れる。
 高いカメラを使わなくても、いいものが撮れる。
 撮りたいという気持ちが表れるのが、写真のおもしろいところ。
 下手なのは、努力が足りないから。
 前向きな人は、うまくなっていきますよね。
 ものづくりの楽しいところって、こういうところじゃないでしょうか」

「あまり好きじゃない言葉で、『感性と技術がいい』という言い方。
 でもよく使われてると思いませんか?」

あらっ・・・結構よく頻繁に見ますよ!
もしかしたら、わたし自身も使ってるかも・・・どきどき。。

「写真は、集中力と執念の集結です。
 これは、写真だけじゃなくてね。どんなことでも、
 どの分野でも、いいものをつくろうと思ったら、悩むことが大事。
 悩むことは苦痛だけれども、ひとつひとつ積み重ねていくうちに、
 気がつくことがどんどん増えていく。そうなると、悩みごとも増える。
 そうやって苦労をたくさんして、自分で方法を経験で知っていく。
 仕事がうまい人は、早い。
 それは、たくさん悩んで、経験して、知っていくから。
 下手な人は、経験が浅かったり、知らないから、
 要領が悪くて、時間がかかる。
 短時間で、質のいい写真を撮れることが、写真の魅力です。」

気持ちと、集中力と、執念!!
俄然、やる気に火が付きました(きら~ん☆)
今回の展示会場は、本屋さんで本を買った方が、
そのまま読めるように、明るい照明が多いラウンジになっています。
そのため、展示写真に照明やテーブルが写ってしまい、
途方に暮れていたのです。。。
すいません、と、先に小西さんにお伝えしたところ、
「しょうがないね。目で見たとおり、写るんだから。
 目で見て、光が映ってれば、そのまま写るよね」
小西さん、ありがとうございます。m(_)m

写真家の方の写真展の展示風景と作品(写真)をカメラで撮るという、
相手はプロのカメラマンさんなのに、だいじょうぶかな~
(わたしの腕で。。)と不安な状態でしたが、何度もトライして撮りました!
自分が「これ、いい」と思った写真を、是非、皆様にも見て頂きたいから。
これからも、小西さんに聞いたお話を忘れず、
写真を撮る時、前向きに頑張るぞ!と思いました。

「写真でも、どんなことでも、向上心がなくなると駄目ですね。
 何百倍も辛い思い、悩んで、苦労しないと、いい写真は撮れない。
 私は、もっともっと、写真を撮りたいし、もっとうまくなりたい。
 やっぱり、精神的なものは、大事です。
 いま、自殺する人が多いけど、猫を見習って欲しい。
 多摩川で、いまも、人間に遺棄されて、病気で、死んでいく猫が
 あとをたたない。彼らは、どんなに最悪の環境でも、
 ボロボロになっても、自分で命を絶とうとしない。
 ただひたすら、生きる努力をする。多摩川の猫を見習って欲しい。
 多摩川の猫たちには、教えてもらうことがいっぱいあります」

現在、猫3匹を飼っていて、
どの子も、多摩川で遺棄された猫ちゃんだそうです。
奥様が、拾って飼っていた猫の魅力に目覚め、
また河川敷近くで奥様が世話をしている猫達が
必ずしも思っていたほど幸せではないと気付き、
多摩川に棲む猫達の様子を見に行った・・のがきっかけで、
1991年から、小西さんと奥様は、猫たちのお世話を続けています。
奥様は自宅からほど近い場所の複数ヶ所を毎日お世話し、
小西さんが、奥多摩から羽田河口までの
約138キロの両岸を不定期に巡回。
飢え、病気、虐待などで死にそうな猫たちを救う為に、
毎日毎日、通ってらっしゃいます。

「ふたりで一泊旅行も行ったことがない、ということです」
小西さんは笑ってらっしゃいましたが、雨の日も、風の日も、
その活動は休み無しです。
これがいったい、どういうことか、想像できますでしょうか。

わたしは、以前、猫の里親募集のHPなどをよく見ていて、
そのなかで、猫の虐待や、遺棄問題などの、意見を見たことがあり、
行政や自治団体、福祉、近所の住民関係、猫の好きな人、嫌いな人、
それぞれの立場でいろいろな意見があるため、
難しい問題だな、と、ずっと思っていました。
「かわいそう」とは思うけれど、命の問題なので、おいそれと簡単に
責任も取れないのに行動しては逆に迷惑がかかる、
よっぽどの覚悟がないと携われない、
生半可な気持ちでいてはいけない問題だと思っていました。

そんなときに知った、小西さんの活動は、なんてすばらしいことだろう、
誰でも簡単に出来る事じゃない、それをやっている人がいるんだと
ためらっていた自分が恥ずかしかったですし、
逆に、今、これから自分が何をできるだろうと、考える勇気を貰いました。

わたしができることは、
猫の額さんに行った時に、募金をさせていただくこと。
そして、小西さんの写真展を取材し、皆様にお伝えすること、
これからも、小西さんご夫婦の活動を、影ながら応援すること。
これからも継続させて頂こうと思っています。

高円寺の猫の額さんでは、
小西修さんの多摩川の猫救済活動の募金
「TAMA猫基金」の募金箱がございます。
この取材レポートを読んで下さった方で、猫の額さんに行ったことがある方、
これからも行くかもという方、是非、カンパをお願いします。

このカンパが、多摩川の猫たちの食料や、薬、
温かい毛布や、寝床となるタオル、心地のいい古着、
寒い時に大活躍のカイロ、避妊手術代になります。
どうか、お気持ちがある方、よろしくお願いします。

「河川敷に暮らす猫は、身勝手な人間により故意に遺棄され、
 自力で生きていけないのです。慢性的な飢えと病気に耐え、
 ときには虐待までされるのです。
 猫たちの、病気の治療、給餌、保護をしながら、撮影しています。
 今回の写真展では、キャプションをつけていません。
 それぞれの猫に物語があります。
 今回、全盲のみえちゃん以外は、生きていません。
 見た方のイマジネーションにより、彼らの営みを想像して欲しいのです」

今回の写真展を見て、わたしが思ったのは、
これは、猫じゃなくて、人間の行く先ではなかろうかと
危機感を感じました。捨てられた猫の生きる状況は、
そのまま、わたちたち人間の生きている姿なのではないか。
弱いものは、捨てられ、食べられず、
病になっても治すこともできず、体力を奪われ、
死に行く日を迎えるまで、ひたすら苦しく辛い思いをします。
いつか、人間も、こうなるのではないか。
実は、もう、こうなっているのではないか。
そのことに、もっと、早く気がつく時ではないのか、と。。。。

わたしは、どうしても、犬だから、猫だから、虫だからと、
区別できません。同じ命だと思うんです。
ただ、生まれた時に、猫だったか、犬だったか、虫だったか、
人間だったか、だけに過ぎないと思うんです。命は平等だと思います。

多摩川という長い広い大きな川の周辺に、
彼らは、どこからともなく自然発生したわけではありません。

多摩川の猫たちは、人間に遺棄されたものです。
猫だけではありません。犬や、うさぎ、プレーリードッグ、あらいぐま、
アナコンダ・・・。そして・・・・ホームレス(人間)も、います。

「私達夫婦は、寒い時も、暑い時も、天気も関係なく、
 熱が出ても休まず、多摩川全域を不定期に回って16年になります。
 命を見てみぬふりできません。
 人が故意に捨てた命を、人によって救う。難しくないことです。
 見てみぬふりをするということは、殺すということです。
 猫が野生で生きていけるならいいですが、生きてはいけません。
 人が捨てたことによる事後の尻拭いは、悔しい。
 どうか、人が、捨てないようにしたい。」

小西さんと奥様は、自分達で出来ることは、自分達でしようと、
2人で病気にかかった猫の治療もしているそうです。

繰り返し、たくさんの猫と触れ合っていると、初期症状などもわかってきて、
自分達で薬を投与したりしているそうです。

「猫たちは、来る時間がわかっているようで、待ってるんです。
 並んで待ってくれているんです。その姿を見ているので、休めないのです」

「多摩川に猫が、あとをたたずに減ることがないのは、
 捨てる人が減らないからです。助ける為には、お金がかかります。
 寄付してくださる方が増えると、助けられます。
 猫のためにいかされ、スムーズに助けやすいです。
 でも、一番なのは、猫を捨てる人がいなくなることです。
 自分の都合で捨てることで、犠牲になっているのは動物なんです。」

昔、わたしたちが子供の時、あたりまえに野良犬や野良猫は
近所にいたような気がします。でもいつも誰かが、
普通に餌をあげてたし、いれば寄って撫でたり、可愛がったり、
お世話してあげてたような気がします。
同じ日本に住んで暮らす、同じ命のはずです。
なんで、こんな世の中になっちゃったんでしょうか・・・・。

「今、ペットはお店でいつも売ってます。
 つねに新しい子犬、子猫が並んでいます。
 彼らは、売れないで大きくなると、どうなるか知ってますか?
 全部、屠殺処分です。
 外国では、ペットショップはありません。
 ブリーダーがいて、彼らはきちんと健康管理をして育て、
 国がしっかり、確認・調査をしています。
 後進国でさえ、町ぐるみで犬の世話をしたりと、国全体で保護しています。
 これが普通です。日本は、かなり遅れているのです。
 日本という国、日本人は、もっと自覚して欲しい。
 みんな、しらなすぎるんです。」

ペットショップでペットが売られているのは、当たり前だと思っていました。
子供の時から、それが普通だと思っていました。
外国には、ペットショップはないのですね。全く知りませんでした・・・。

「ペットショップを作って、ペットを売る。
 売れ残ったら、屠殺処分。
 このシステムを作ったのは日本です。
 日本全国、このシステムが当たり前にあるということ、
 日本は、動物の命を、商品化してしまったのです。
 このことを、みなさんに、知ってもらいたい。」

この話を聞いてて思ったのは、
日本人の平均的な理想の家庭像といえば、
結婚して、子供がいて、マイホームを持って、
車は旦那さんと奥様で2台持って、子供は塾に行って、
そして、子供の情操教育のためにペットを飼う・・・・
というのが、ひととおりじゃないでしょうか。

最近、偶然ペットショップに行き、親子で見ていて、
女の子が「このこもかわいい」と決めあぐねていると、
お母さんが「どれでもいいから、早く決めなさい!」と
カリカリしていたのを目にしました。
そういうものじゃないだろ~と思ってみていたのですが・・・。

「犬畜生という言葉もありますが、
 日本は、動物を差別し、見下す習慣が、
 先祖代々、昔からある民族です。
 飼うことも、『飼ってあげてる』という考えで、
 人間本位で考え、自分の都合で捨ててしまう。
 マナーとか、遅れているとか、なまやさしいものじゃない。
 動物を見下す人種なんです、日本人は。
 外国は、動物を大事にする。面倒を見る。
 それは、弱者だから。自分より弱いものを守る。
 遺棄された猫たちは、弱者です。
 捨てられた猫や犬達は、苦しい思いをして死んでいるのです。

 猫を捨てるのは、子供を捨てるのと一緒です。
 捨てられたら、死んでしまうのです。
 野生で猫は生きられないから、救うのです。
 多摩川に遺棄された猫たちの、生きている証、
 生活の記録を、みなさんに見てもらいたい。
 そのために、写真を撮り続けているのです」

「ペットを捨てることは、犯罪です。
 これも知らない人が多い。
 遺棄は30万円の罰金。虐待は100万円以下の罰金です。
 しかし、法律で厳しく罰せられても、
 前例がないと、法律がいきない。
 里親詐欺や虐待などは、氷山の一角に過ぎない。
 たったひとつの証拠を、たくさんの署名活動をしたり、
 騒がないと動かない日本の行政も遅れているのです。

 ペットを飼ってやってる、というのは、
 見下して差別していることです。
 動物は、家族です。
 動物は、人間よりも弱者です。
 弱いものは、ほっておくと死んでしまいます。
 弱いものを助けてあげる、心が強い人になって欲しい。
 今の日本は、心が弱い人が増えている」

日本人が、動物を見下して、差別している。
この言葉は、小西さんに言われるまで、全く気がつきませんでした。
でも、言われて初めて、そのとおりかも・・と合点がいきました。
こんな、わかりやすい言い方があったんだと。かなりショックでした。

「猫をいじめる、動物虐待なども、
 やさしい気持ちを失ってしまった結果です。
 人を選んでいじめること、小さな弱いものを傷つけたり、
 殺したりしないでほしい。」

この写真を見て、わたしは、この猫に、
人間というものを、しっかり見据えられたようで、
この1枚をみただけで、もう、じゅうぶん、衝撃を受けました。
まるで、わたしの回りにいた鳥達が、いっせいに羽音を立てて
飛び去ったあとの、ひとりになってしまった、静けさのような。

「多摩川にいくと、今まさに捨てようとしている人に会うことがあります。
 彼らは、嘘つきで見栄っ張りで、汚い。
 必ず、最初に『捨ててない』と嘘をつきます。
 また、猫たちがいるので、リードを外さないように話すと
 『うちの犬は大丈夫』と答えます。
 犬はもともと飼い主に従順で、猟の本能がありますから、
 小さな猫たちがいたら、一目散に追い回し殺してしまいます。
 彼らは、自分と、自分の犬が気分が良くて楽しければ、
 それでいいのです。エゴです。
 『リードを外さないで下さい』と話しても
 無視する人も2人に1人います。完全な逃げです。
 話をすると、『うるさい』と逆切れする人もいます。
 謝ったり、反省したくないのです。これもエゴです。
 弱者が苦しい思いをして死んでゆくのは、もう見たくない。」

なんだか、あまりに人の汚い面が見えてきて、
恥ずかしいやら、腹立たしくなってきます。
これが・・・・日本の現実なのです。。。

展示風景をカメラで撮っている時、ラウンジにいたおばさんが
「この猫、ほんもの?ずいぶん丸くて可愛いわねえ」
と、ポストカードを手に、わたしに聞いてきました。

「はい、ほんとの猫ですよ。みんな、多摩川に捨てられた猫なんです」
「ほんとねー、ぬいぐるみみたいで、かわいい*」

おばさんは、ポストカードをお求め下さったようです。
そう、猫は、可愛い。犬だって、うさぎだって、人間の赤ちゃんも可愛い。
命は、あいらしいのだ。ただ、そんな多摩川の猫たちの状況や本質を
知らない人は、まだまだ、いっぱいたくさんいて、

きょう、小西さんに伺ったお話も、
きっと、わたしと同じように「知らなかった人」が多いはずです。

わたしは、「いじめ」や「万引き」も軽いことのように
思っている人が多いと思うので、
いっそ「犯罪」という言葉にしてしまったら
どうかとおもっているが、ここにひとつ加わりました。

生きようとしている命を殺めることは犯罪であり、
生きようとしている命を捨てることも犯罪である、と。

今回、こうして小西さんのお話をお伺いする事ができて、
ほんとによかったです。
良心というのは、
ひとりひとりの見えない胸のうちで自身で育てるものだと思います。

日本の東京の、多摩川という河川敷で、
勝手な人間に捨てられた、猫をはじめとした動物達がいるということ、
消えそうになっている命の灯を救う活動を続けている、
小西修さんと、奥様のことを、
わたしも含め、知らなかったであろう皆様に、
どうか、ひとりでも、多くの方に知って頂きたいです。

「多摩川の猫の数は、人の罪の数です。
 故意に人の意思により遺棄された猫は
 明日の命も保障されません。
 身勝手な人により捨てられた猫は、
 人の手により救済する義務があるのではないでしょうか。
 食うや食わずで、劣悪な環境でも、
 ただただ、生きる猫たち。
 人間と同じく個々の性格や特徴が違っていても
 みんな大切な命です。そのことを糧として
 どんな病気にかかっても、治療に専念し、
 彼らを救う活動を、これからも続けていきます。」

小西修さん、きょうは、どうもありがとうございました。

■小西修さんHP
 http://www10.ocn.ne.jp/~kabuto/

■TAMA猫基金の募金箱がある、高円寺の猫の額さんは、こちら↓
 http://www6.speednet.ne.jp/~nekojarasi/

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