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2007年6月19日 (火)

埼玉県川口市 木風堂さんに行ってきました!

注文家具を手がける、木香家さんにご案内していただいて、
埼玉県川口市にあります「くらしの工芸 木風堂」さんに行ってきました!

木風堂さんは、木の素材や、工芸品などを展示販売し、
年に数回、企画展や、ものつくり教室、自然講座など開催されています。

この、「木風堂」の看板ですが、栗の木で、店主の鈴木常久さんが書いて、
柴田重利さんが彫ったものだそうです!

この日、実は、店主の鈴木さん、熱があって体調がすぐれないということで、
いらっしゃらないかと思っていたのですが、あとからいらして、
木香家さんとお仕事の話をされていました。
わたしは、そのあいまに、少しお話を伺ってきました。

まずは、鈴木さんがいらっしゃる前、柴田重利さんが
工房で作業する前だったので、ご挨拶!

柴田さんの作品。機関車は、レールも全部、木!精巧~!!
石に見えるのは、木の化石だそうです!
どちらにあったんですか?!とおたずねしたところ
「秋田の川にいけば、ごろごろある」
そうなんですか~!木とは思えませんでした!

こちらは、その木の化石を磨いたもの。素晴らしいですね・・・!
この色合い、自然そのものなんですよね、うつくしすぎます。

柴田さんは、小学校に上がる前から
ナイフで木を削ってなにかしら作っていたそうです。

「木はひとつとして同じものは無い。みな、表情が違う。
 趣味で40年以上つくってきた。人が作れないものを作りたい。
 ふくろうも作っているが、ふくろうは、ふっくらとかわいいものをつくりたい」

木香家さんから「滅多にあえない人と会えたんだよ、よかったね~!」
と言われ、目の前の大御所に、あまりたいした質問も出来ず、
見せられた化石や作品に「うわ~♪すご~い♪おもしろ~い☆」
と感激の連続で終ってしまいました・・・。

木風堂さんでは、柴田さんの作品がたくさん展示販売してあります。
詳しくは、こちらをどうぞ↓(木風堂さんのサイトより)
http://www.liqabell.co.jp/siba.html

木風堂さんですが、お店(ギャラリー)そのものが、
伝統的民家建築である軸組工法で創られた、ぎゃらりーでした。
木が組み立てられて、あわさって、できているこの建て方。
一歩中に入ると、柱、梁、天井から木の匂いに包まれ、
外からの光や風が感じられる、なんとも「懐かしさ」あふれる空間でした。

途中、ご夫婦のお客様が何組もいらっしゃいましたが、
みなさん、入り口から入ると「うわあ~・・・」と
天井や中を見渡し明らかに、外と違う空気感に表情がやわらぎ、
この木風堂さんの澄んだ居心地の良さを物語っていました。

わたしが物心ついたときから育ってきた住宅は
「機密性」がありすぎて、なにも逃げていかない、
湿気や空気がたまりこむ、というような構造のものばかりでした。

木風堂さんの建て方だと、暑いときは暑く、寒いときは寒いのでしょうが、
本来、自然はそういうものじゃないでしょうか。
暑くても寒くても、木そのものが、緩和・調和してくれるような気がします。
人と一緒に空気を吸って吐いて、ぬくもりを持っている。
コンクリートの壁だと、跳ね除ける、反射するような冷たさを感じてしまいます。
結露などが、壁をしたたるのを見ると、人がつくったもので
人が首を絞められるような錯覚におちいるときがあります。

「植木、盆栽、建築まで分類が細かく分かれすぎている。
 トータルで木を考えたとき、木がどれだけ、わたしたちの役に立っているか、
 わたしたちの生活に貢献しているか、どこでにも、あたりまえのように、
 ありふれている木のことを、ほんとうに、わかっている人は少ない」

熱が出てても、いらしてくださった、店主鈴木さん。

「木が好きという人を増やしたい。そうすれば、木を大切に、
 大事にする人が増え、環境もよくなる。ウィルスをばらまきたい」

独特の言い方ですが、鈴木さんがおっしゃるには、

「木を植え、育てる、緑を増やせば、二酸化炭素を吸収する。
切っても、家や家具になり、身近で役立つ。
化学物質塗料を使わない自然系塗料を使ったり、金具も出来るだけ
使わないようにすれば、廃棄、焼却しても有害物質が出ない。
こうして100年使える物を作って利用する。使い終わった木は、
焼却して灰になっても手が荒れない石鹸や洗剤として使え、肥料にもなる。
肥料になって土に還り、また植物を育ててくれる。
木は常に循環しているのです。」

目から鱗でした。あまりにも身近にありすぎる木。
ただ身近すぎて、
「木がこんなに、与え続けてくれていること」を知りませんでした。
また、それを知るきっかけも今までとくにありませんでした。

木でものをつくっている人を見ると「凄いな」と思うまでで
木の特製や、その育つ過程、どうやってここまできたかなどは
あまり深く知ろうとしていませんでした。

「自然の中で人間は生かされている。自然が全て。
 石ころに感動するような気持ちを忘れないで欲しい」

人も自然に生かされている。
木はずっと、一緒に生きてきたわたしたちに
どんな形になっても、与え続けてくれています。
わたしたちは、木になにができるでしょうか。
自分の気に入る形になった木を所有して鑑賞したり、
木や植物を植えて育てたり。同じことでも
「わかっていてすること」と「わからないですること」は違いがあります。

日本人は、ずっと突っ走って便利に発展してきたと思います。
周りにある、木や土、水や空気など、あたりまえにある
すばらしい恵みに振り返ることなく、自分のことばかり考えてきました。

ふと立ち止まって、気がつくときがもうきているのかもしれません。

便利はほんとに便利かい?気がついたときには
ほんとうに大切なものが、あなたの周りからなくなっちゃうよ
そんな声が、自分の頭の中でしました。

木風堂さんでは、このたび、「自然の美 木の美会」が発足されました。
木の好きな人、自然をこよなく愛する人、地域を大切にする人、
環境を考える人、手仕事が良いと感じる人を増やし、
それぞれの関心ごとについて自分の思いを語り合える場を
作ることを目的とされています。

年会費は1,000円。
入会記念として、木のさいころセットがもらえます!!
さっそく、わたしも加入してきました☆
(一緒に映っている廃材は、気に入ったので貰ってきちゃいました♪
 ありがとうございます♪)

この木のさいころは、3cm四方でひとつひとつに刻印が打ってあり
とっても可愛いです☆販売してある物は、4個セットで500円です。
ひそかに、数字を0から100まで揃えたい・・・と思ってしまいました*
中には木の一覧表があって、その4個がどの木かわかります。
わたしのは「かや」「せんだん」「はぜ」「にっき」でした☆
個々にひとつずつ、好きなのも買えます!
こういうのを見ると、子供さん、小さなうちから、木のさいころや、
積み木などで木と触れ合う、木で遊んで欲しいなと思いましたね。

この年会費や、木のさいころの収益の一部は、地球温暖化防止活動をしている
NPO法人川口市民環境会議に助成しているそうです。

「木は二酸化炭素を固定しています。木を使い、利用し、身近に置くことで
 地球温暖化防止に役立ち、自然環境を守ります。木に関心を持ち始め、
 木を好きになることは自然を愛し、人を愛することにつながると思います。
 木風堂は、木の好きな人が楽しむ、楽しめる場所です。
 見る楽しみ、使う楽しみ、作る楽しみ、くらす楽しみを提案、提供します。」

店主鈴木常久さん、お熱があって具合が悪いときに、
どうもすみませんでした、そして、ありがとうございました!
また改めて、オーナーと車で遊びに行きます!

木風堂さんのお隣は、川口市立グリーンセンターという自然いっぱいの公園です。
地域の幼稚園や小学校のハイキングコースでも有名だそうです。
是非、ご家族皆様で、どうぞ遊びにいらしてください。


木風堂 http://www.liqabell.co.jp/
〒333-0834 埼玉県川口市安行領根岸2244-3  TEL048-299-9539 
営業時間  11時~日没まで 
営業日   金、土、日  
準営業   水、木
加工、木工講座、仕入れ等のため閉めている場合あり。
確認お問い合わせください。
月、火    休み
交通/鉄道
      地下鉄南北線直通 
      埼玉高速鉄道「新井宿駅」下車①番出口より徒歩15分
  /車  東北道浦和インターより約15分
      首都高速 新井宿インターより約2~3分
  /バス JR川口駅東川口から⑨番乗り場
      「戸塚安行駅」「東川口南口行」 グリーンセンター入口下車100m

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