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寺田佳代さん「~はたらくにゃんこ達展~ひみつのねこのまち」
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6月22日、高円寺の猫の額さんで寺田佳代さんの個展
「~はたらくにゃんこ達展~ひみつのねこのまち」に行ってきました!

実は、今年初め、猫の額の店主木村さんに
・うちの作家さんで、たぶん、ちてなさんと同じ沿線沿いの人がいる
・その作家さんは、なんだか、ちてなさんに感じが似ている
・多分、会えば「ああ~」ってわかると思う、連絡とってみては?

と、言われたのでした。それが寺田佳代さんでした!
わたしは、HPなども、少し拝見したのですが
「きっと、いつか、会うことになるだろう」と
特に急いで連絡を取ったりしていませんでした。
そこへ寺田さんが個展をされる!というので、
取材依頼のメールをしました。すると、ご本人も
「奇遇だと思いました。どのような方か気になっていましたので
 お会いできるのを楽しみにしております。」と、気になっていたご様子w

どんな方だろう!と胸わくわく踊りつつも
もし、会って「冗談じゃないわよ、わたし、こんな人に似てないわよ~!」
と思われたら、どうしよう・・・という、一抹の不安も少しありました。。。

当日、雨でした。でもなぜかちっとも「困った」「うっとおしい」感はありませんでした。
まあ、なるようになるだろう、楽しんでこよう♪といった、
ひらきなおりというか、リラックスモードで向かいました。

猫の額さんに行って、寺田佳代さんに初ご対面した瞬間に
「ちてなさんですか?!」「寺田さんですね?!」
そのあとは、なぜか、嬉しはずかし大笑い。
顔がほころんでしまって、止まりません。

「確かに、似てる~☆」寺田さんから、そういわれて、嬉しかったです♪

さて、寺田さんは、今回が猫の額さんでの個展は2回目。
前回、絵本を3冊出しています。全て手作りというから凄いです!

今回の個展では、新作2冊でているのですが、
まずは、先にこの3冊を拝見しましたが、とにかく、
でてくる食べ物の絵が美味しそうに描かれていて
見てて嬉しくなってきます。しあわせな気持ちになります。
ほんとに、美味しいものがすきなんだな~と感じました。

また、3冊とも、お話が素晴らしいです。
「ひみつのねこのまち」で、ねこが繰り広げるお話ですが、
最後には、きちんと、彼らは、自分の居場所に戻っているのです。
そう、飼い主のもとです。ねこたちには、ねこたちの時間、
町があって、生きていますが、最終的に、
猫として飼い主のそばに、自分の居る家へと戻るのです。
人間(飼い主)は出てきますが、はっきり顔や
表情が見て取れるものではなく、ひみつのねこのまちのお話から、
すっと違和感無く繋がり、その結びは、ほっとします。

ひみつのねこのまちシリーズ、第1弾
『ポムさんのパンやさん』。
猫たちが集まる不思議な町にあるパン屋さんのお話です。
いちごジャムや、いちごパンがでてきます。
その絵がまた、とても美味しそうなのです!!
しかも、作り方のページまで巻末に載っています!
そう、寺田さんは、ご自分でもきちんと作られているのです。
表紙のピンク色は、このいちごのピンクからきているのですね。

第2弾は『ふくさんの わがしやさん 』。
今日はお月見。お腹がペコペコなのにご飯も食べないで
せっせとおだんごを作る和菓子やさんのお話です。
こちらは、だいふく、紫色のあんこが、とっても美味しそう!!
表紙の紫色は、このあんこの色ですね。
おつきみだんご、つぶあんの作り方もしっかり載っています。
「あんこはこころこめて」のことばが素敵です。
ふくさんが、こころこめて作った、ちょっとしたいいもののオチも泣かせます。

第3弾は『おおきな なつみかんのき 』。
お母さんがもらってきた大きな夏みかん。
種を埋めたら小さなふたばが顔を出し、すくすく育っていきます。
なつみかんゼリー、なつみかんマーマレードがご登場。
表紙は、夏みかんの、元気いっぱいの、オレンジ色。
絵本の中で、なかなか実をつけない夏みかんの木に
「とおくみたけりゃおおきくなあれ」と皆で歌います。
この言葉、とってもいいですね。

3冊それぞれ、ねこの可愛さ、
美味しそうな食べ物の絵に幸福感でいっぱいになりながら、
忘れかけていたことに、はっとさせられるものがあります。

今回の個展での新作絵本2冊は

『しろさんの うえきやさん』
これは、『おおきな なつみかんのき 』の続編にあたり、
表紙は緑色。
もう1冊は
『さくらくんとボロンゴさんの たっきゅうびん』
で、これも『おおきな なつみかんのき 』の最後に出てきた
宅急便の2人組みが、そのまま登場。表紙は、2人の帽子の赤色。

続編と言っても、はじめてこの絵本を手にしたかたも楽しめる
つくりかたになっていますので、安心して読めます。

『しろさんの うえきやさん』は、
ひみつのねこのまちで働くうえきやさんのお話。
最後、未来に続く素敵な贈物が届きます。
この話も、終わりは、ねこと、その飼い主がでてきます。
そして、飼い主は飼い主なりに希望を見出します。
その見せ方が、眩しくて温かくて、
社会にでて働きはじめた頃の自分を思い出したりして
甘酸っぱい気持ちになります。最後、ねこはしっかり
飼い主にぬくもりをゆだね、励ましているかのようで、ぐっときます。

『さくらくんとボロンゴさんの たっきゅうびん』では、
社会人になると、ありがちな、必ずぶつかることが、
ひみつのねこのまちでも、おこります。こわ~い、陶芸家の「ジッキーさん」は
「つちにもこころをこめて」が信条です。さあ、このピンチをどう切り抜けるか?!
奥さんのパムさんの夏野菜ピザが、とっても美味しそう。
たっきゅうびんの仕事を終えたふたりは、飼い主の元へ戻ります。
そして、とびきりのサプライズが・・・!読み終わる頃には
「自分もこうだったよなあ」「こんなことあったなあ」
と懐かしく振り返りつつ、「こんなだったら、いいのになあ」
「なんで、実社会って、このひみつのねこのまちみたいに、
素朴で素直でそのままじゃないんだろう・・・」と、
とひみつのねこのまちが、うらやましく思えてなりませんでした。

「今までは、油、アクリルと、いろいろ描いてきましたが、
 今は、水彩で、猫の部分はパステルを使っています」

寺田さんの絵は、食べ物や、背景、ねこなど、
とってもやわらかくて、ふんわりふわふわしていて、やさしいです。

「絵本は、たまたま好きな色を並べてみたら、こうなりました。
 ポムさんのパンやさん→いちご→ピンク
 ふくさんの わがしやさん→あんこ→むらさき
 おおきな なつみかんのき→夏みかん→きいろ
 しろさんの うえきやさん→木→みどり 
 さくらくんとボロンゴさんの→帽子→あか・・・などです。
 
『ふくさんの わがしやさん』では、猫が本当に、上から見ると
大福のようだったのと、近所にお団子の美味しい和菓子やさんがあって、
それらが繋がって、できました。

『おおきな なつみかんのき』は、
ひいおばあちゃんが植えた、60年現役の夏みかんの木が実在していまして、
去年、私のおばあちゃんから聞いた話などから、この絵本ができました。
実はそのお話は生まれて初めてきいたお話だったんです。」

寺田さんのひいおばあちゃんは、夏みかんの木は育ったものの、
最初の頃はなかなか実を付けず、どうしたんだろうと心配し、
ある日子供たちが、果物屋さんから、夏みかんをひとつ買ってきます。
それを、夏みかんの木に「ほら、こうなるんだよ」と見せてあげたそうです。
すると、翌年から、たくさん実を付けたのだそうです。

そんな夏みかんの木も、あるとき、近所の農園の方から
「うちで育てたほうがもっと育つから、譲ってください」と
お声をかけられたのだとか。

でもひいおじいちゃん達は「うちの家族だから譲れない」と頑なに拒否。
それ以来、60年、ずっと夏みかんを実らせ、
ご近所さんに、夏みかんができたとおすそわけし、
それでジャムを作った人が、持ち寄ってくれたり、
なにか作ったといえば、配られ、形を変えて、
夏みかんは、家族、親族、ご近所や、
たくさんの人に喜ばれているそうです。

今でも、寺田さんのところには、毎年夏みかんが届き、
その夏みかんで、天然酵母のパンやマーマレードを作っていらっしゃいます。
このお話が、『おおきな なつみかんのき』『しろさんの うえきやさん』
と続きます。

「あのとき、拒否していなかったら、農園に譲っていたら、
 この話はできなかったと思うし、
私は夏みかんの木を見て育つことはなかったでしょう。」

こうして、前回の絵本3冊と、新作2冊を拝見してきましたが、
とてもいい絵本なので、是非このまま、
シリーズ物で描いていって欲しい!と、期待します!

どういいのか・・・ということですが、
ただ、可愛い猫が、美味しそうな食べ物を作って食べて幸せだ~♪
だけではないんです。寺田さんが、育った環境、育ってきた、
お世話になってきた家族や人の中でかんじ、文字通り育んできた
「つながり」「思いやり」の気持ちがちゃんと流れているんです。
とかく、失われがちで、軽視されがちですが、ほんとは、
そういうことが一番大切じゃないかと思います。

しばらく、絵本の余韻にひたってしまいましたが、
でてくる食べ物も非常に美味しそうなのです!
実際に、寺田さんがお作りになっているというのも魅力的。
日にち限定、時間限定、個数限定でもいいから、
何処かお店で、実際に、この絵本に出てくるパンやジャム、
和菓子などを作って販売してもらいたい、と思いましたね!
そのお店では、同時に、寺田さんの絵や絵本、雑貨なんかも
置いて飾って販売しても素敵♪(夢ふくらみます~*)

実は、開店すぐに行ったのですが、同時に入ってきたお客様が、
「前回の3冊は販売されないのですか?」
「あ、ここでは販売はしてないんです。ご注文いただければ、
 お作りしますが、手作りなので、1~2ヶ月、お時間いただきます」
と寺田さんが説明。

「1冊5万円でも買います。全作揃えたい。いいお話なんで。
 わたしの母親もとても気に入っているんです。」
とご注文されていました。嬉しいですね!!

寺田さんは、絵本や雑貨は、ひとつひとつ手作りで
オーダー生産がほとんどなので、作りおきができませんが、
ほんとうに気に入って喜んでくださる方は、
お時間など気になさらないものです。
寺田さんが描いた絵本が、また人を結び、つなげ、
嬉しさや、温かい気持ちをもたらせてくれる。
これって、とっても、ありがたくて、しあわせなことですよね。

そんな寺田さんから、今日までを振り返って頂きました。

「高校の時から美術系の学校で、デッサンをたくさんしました。
 デザイン、日本画、油と学んで、2年生から油絵専門になり、
 その後、多摩美術大学に進学し、ここでも4年間油絵を学びました。」

 ところが、入学してすぐに、先生から
 ”美大に入る為に、予備校などに通い、美大に受かる為の描き方を取得した、
  いわゆる「受験なれ」から抜け出せない人がいっぱいいる。
  この4年間で、自分の描き方を見つけ、
  自分の感情をぶつけて描けるようになって欲しい”
と言われ、衝撃を受けます。入学できてうかれているわけです、
突然、受験なれだ、自分の描き方じゃないといわれ、混乱してしまいます。

「このときは、なんでそんなことを言われたのか、わかりませんでした。」

大学時代もずっと油絵を専攻しましたが
「うまく表現できない」「なにを描いたらいいのかわからない」
教授からも指摘され、自分でも悩んでいきます。

「油絵の技術は勉強をして、描けるようになっていても、
 なにを描きたいのか、対象物が定まらない、
 つきすすめられない自分が居て、
 パワーはあるのに、思い通りに描けなくて
 ただ、うまく描く、かっこつけるのは嫌だったから、
 納得できず、卒業制作でも、ずっと悩みました。」

憧れの美大に入り、ずっとこれだと思っていた油絵であったのに、
悩み続ける日々を過ごします。

「自分が納得いかないものは、だせなかった」

寺田さんは、とても自分に正直で素直で、
妥協できない、まっすぐな人なんだろうと思いました。

「大学を卒業して就職を視野に入れたとき、
 自分は、甘えているのではないだろうか、と思いました。
 ずっと油絵でやっていくというところまでは、最終的に、考え切れませんでした。」

大学では、4つの科があって、学年が上がるたびに、
抽象画を描いていた人が立体科に移ったり、立体の人が、具象に移行したりと、
学生さんの中でも積極的に模索している人が多かったそうです。
そんな中で、寺田さんは、一度も何処にも移ること無く4年間を終えます。

卒業後、銀座の画廊で、絵を見てもらう機会がありました。
大学時代、ダンス部に所属していた寺田さん。
校内に猫がたくさん居て、学生当時はそれほど好きではなかったものの、
その存在は、いつしかゆっくりと寺田さんの中に
こころを打ち解けられる存在として浸透していったようです。

画廊の方に絵を見せたところ、
「あなた、猫好きなんじゃない。猫を描けばいいんじゃないの?」

このひとことに「そうなんだ・・・」と目が覚めたような印象を受けます。
意識せず描いた猫の絵を、「いい」といってもらえたことが、
おぼろげながらに、寺田さんの創作意欲が膨らむきっかけとなったのでした。

その後、「ゴンフレナ」というギャラリーで絵を委託、
閉店となり、そのときに、猫の額さんを紹介されます。
すすめられるまま、絵を持って行ったところ、承諾を頂き、今日に至っているそうです。

寺田さんは、絵の他に立体作品も手がけられ、大好評です。
猫のお人形「ねこぐるみ」では、オーダーメイドで、いってんいってん、
飼い猫ちゃんや、以前飼っていた猫ちゃんの写真をもとに、
その猫ちゃんの毛並みにあわせた人形をつくります。首や手足、尻尾も動きます。

「自分が欲しいと思ったものを作っています。
 どれだけ、欲しいものに近づけるか。
 今年で絵本製作は3回目なので、製本の仕方も手際がよくなってきました。
 ものをつくることが好きなので、作っている段階で、
 いろいろな問題がでてきますが、そこをちょっとがんばって乗り越えながら、
 楽しく作っていくことをこころがけています。」

また、フェルトの原毛から作った「にゃんころん」も
猫の雑誌に掲載され、ある声優さんが買って下さったという、人気作品です。

「最近、コンセプトが決まってきました。
 大学入学時に言われた言葉、当時はわかりませんでしたが、
 年月が経って、やっとわかることがあるんだなと実感します。
 大学時代にやりたかったことを、今やっているのかもしれません。」

 

今回の個展での新作の
『しろさんの うえきやさん』
『さくらくんとボロンゴさんの たっきゅうびん』
の2冊で、気をつけたところ、
みなさんにお伝えしたい事などありますか?とお聞きしたところ、

「外はかっちり。中は、力を抜いてゆったり読んでもらえるように作りました。
 説教臭くならないよう、第三者、中間の立場の人もいれてみました。

 『しろさんの うえきやさん』では、
 小出信久さんが昔飼っていた猫のエピソードを承諾を頂いて、
 ストーリーのもとにさせていただきました。
 白い猫で、高いところが大好きなのですが、
 あるとき、植木屋さんが来て、高いところにどんどん上がっていくのを見て、
 猫ちゃん、目の色がみるみる変化、るんるんと潤み、
 ハイテンションになったそうです。」

このエピソードは、わたしも聞いてて、面白くて目に浮かぶようでした。

「『さくらくんとボロンゴさんの たっきゅうびん』も、
 モデルの猫ちゃんがいて、描かせてもらいました。
 実際の社会は、疲れ、悩んでいる人が多い。
 がんばっているのを認めてもらいたいけど、うまくいかない、
 人との係わり合いの中で、苦労している人は多いと思います。
 この絵本でも、ジッキーさんという、ちょっと怖い陶芸家がでてきます。
 自分だったら、どうするだろう。怒るだろうけど、フォローする、
 ふところの大きい大人の人が居てもいい、そんな人がいたらいいな、
 と考えます。手伝ってくれて、一生懸命してくれたことに対して
 きちんと見てくれる、心の広い人がいてくれたらと。」

 

「よく、わたしの絵本を読んで『泣ける』という感想を頂きます。
 泣かそうと思って描いているわけではないのですが、
 猫が猫の世界のままで終らない、飼い主の世界に戻っている、
 飼い主のそばにいる、安心、充足感に満たされた丸い背中などに
 『そばにいるしあわせ』を感じてくださっているようです。」

確かに、実は、寺田さんが席を外された時に、
猫の額の店主木村さんが、
「寺田さんの絵本は泣けるんだよね。いいお話なんだ」
としみじみとおっしゃってたのを思い出します。

「ひみつのねこのまちでは、いいと思うことはいいといい、
 いけないと思うことはいけないといい、
 どんなことがおこっても、今日はいろいろあったねと
 のんびり暮らしています。
 "はたらくこと"って、なんだろうと考えます。
 『しろさんの うえきやさん』では、自分を信じることが
 生きがいとなり、未来に続くことだと、気がつきます。
 『さくらくんとボロンゴさんの たっきゅうびん』では、
 相手を信じることが、人と助け合い、信頼に繋がることを体験します。」

 

寺田さんの話を伺って、はたらくことってなんだろう。と考えてみました。
とても素朴でかつ永遠に続く問いかけかもしれません。
結局、働くときも、人は人と一緒なのです。自分ひとりではありません。
思ったことを言っているようでも、言った後で
「言わなければよかった」と後悔してみたり
最近、どうもしっくりこない相手に
「なんでこの頃冷たいんだろう、なんでかな」と
寂しく思いつつも、一言勇気を出して聞けなかったり、
「こんなこと、言わなくてもわかるだろう」と言わないでいたら
「なんでいってくれなかった」と怒られてみたり、
とかく、ささいな気持ちのすれちがいを補う言葉の不足、
コミニュケーション不足で、相手に伝わらず、ぎくしゃくしてゆきます。
そこに、仕事もしなければならないとなると、負担も大きいです。

わたしは昔から
「はたらくことは、はたはたをらくにすること」と聞いて育ちました。
これは、ずっと、
「周りのために自分が働いて、周りの人を楽ちんにすること」だと
思っていました。自分が人のために苦労を背負う事だと疑いませんでした。

でも、きょう、寺田さんの絵本を読んで、勘違いしていたことに気がつきました。
自分が苦労して無理して潰れそうになりながら背負い続けることで、
相手に「楽ちん」になってもらうのではなく、
「楽しい(嬉しい・喜びの)気持ちにさせる」こと。与えることなのだと。

 

「猫だけの世界がある。
 でも人間も猫となにかしらかかわっている。
 猫も人とかかわっている。猫は人を信じ、
 ひとのやさしさを引き出し、安らぎを与えてくれる。
 自分も癒されてきました。その恩返しです。
 自分もやさしい気持ちを忘れたくない。
 
 絵本を見て、やさしさ、思いやりを思い出してください。
 猫は、そばにいてくれます。いてくれるしあわせを感じてください」

この日、取材の後、喫茶店で2時間もお話してしまいました☆
それだけ、楽しく「仕事」とは思えない、プライベートな時間のように
感じました。寺田さん、どうもありがとうございました!

また、頂いた、ジャム、とっても美味しかったです♪
甘すぎず、落ち着いた味でした。お伝えしたら、
「毎年味が変るんですよ、自然って面白いですね」とお返事が。
思わず、ジャムを見て、ほろっときてしまいました・・・*

 

寺田佳代さんの個展
「~はたらくにゃんこ達展~ひみつのねこのまち」は、
7月4日(水)まで開催中です☆
7月1日(日)の13:00から、
絵本「しろさんのうえきやさん」の中に出てくる
ビスコッティ(硬めのクッキー・105円)が販売されるそうです!
また、絵本に出てくる「料理レシピ」は無料でお持ち帰り頂けます。 
どうぞ、遊びに行って観てくださいね!

寺田佳代さんHP fuwatera
http://www.geocities.jp/fuwamaro_k/index.html


★開催場所
猫雑貨&猫ギャラリー 猫の額
http://www6.speednet.ne.jp/~nekojarasi/
〒166-0003 東京都杉並区高円寺3-20-11 1階
TEL&FAX:03-3317-3115
丸の内線新高円寺駅徒歩2分/JR高円寺駅南口徒歩9分
詳しい地図は以下
http://www6.speednet.ne.jp/~nekojarasi/hpdeta/newpage18.html

2007-6月-28 トップ 前の記事 次の記事
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