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ギャラリーブリキ星 高橋正子展に行ってきました
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ブリキ星さんで高橋正子展がやっていたのは知っていたのですが、
まさか作家さんご本人様がいらしゃってるとは知らずに行ったので、

「は?!作家さんがいる~!!」とかなり舞い上がってしまいました。

この日、日曜日だったので、かわるがわるお客様がいらして、
高橋さんは、お客様とご歓談されてらっしゃいました。
ご挨拶はしたのですが、お客様の鑑賞、ご歓談の邪魔にならないよう、
絵を拝見しながら、それでも、同じギャラリー内なので聞こえてくる、
高橋さんのお話に、自然と耳が反応していました。

わたしは、高橋正子さんという作家さんを知りませんでした。
ブリキ星の店主加川さんが仰るには、

高橋さんは、ブリキ星さんで3年ぶりの個展になるそうです。
たまたま、ギャラリーの紹介で、絵をお持ちになった高橋さんの
絵を見た加川さんは、「これは凄い」と思ったそうです。

「絵を見て、いいな、と思った方は、最初からそのままその良さはあって、
年々その良さは変らずに変化してゆくけれども、
高橋さんはいい意味でどんどん良くなっている」

「こんな自分でもいいんだって、背中を押してくれるような絵です」

世の中、たくさん絵描きさんがいて、星のように絵はたくさん生まれます。
その中で、そう思わせてくれる絵と出会えることって、
なかなかないのではないでしょうか。

それにしても、高橋さんは、声がきれい。
物腰の柔らかい丁寧な喋り方をされていて、その声が、とても心地よい。
気持ちよく音を奏でているようで、その声を聞きながら、
壁に掛かった高橋さんの絵を鑑賞する。

とても、うっとりと、幾らでもいられる~
いつまでも、ここにいたい、と思ってしまうひとときでした。

また、てっきり、20代くらいの若い方、自分より年下の方だと思っていたので、
大きなお子さんがいらっしゃると聞いたときは、びっくりしました!

途中、店主加川さんに入れて頂いたお茶をいただきながら、
高橋さんと、お客様が絵に関して話されているのを、
横で聞くことになりました。

なかなか、専門的なはなしをされていたので、
日曜美術館(テレビ番組)みたいだなあと、ドキドキしました。
わたし、ここにいていいのかな、と一瞬思ったくらいでした。

話の中で、「絵の決定権は自分にある」というお言葉を聞いたとき、
かっこいいなー!潔い!と身震いがしました。
これは、自己満足とか、自分勝手、協調性が無いということではなく、
どんな人でも、若い頃、はじめの頃、停滞している時、
苦心してもなかなか上手くならないときなど、あるかと思いますが、
それでも続けていった時、何年か時を経たとき、
「今の状態はなかなかいいと思う」と自分でも思うときがくると思います。
そこまで行くのにも長い道のりだと思いますが、
この先、果たして同じ描き方ができるか、
はたまたしてゆくのか、もしかしたら、初心に戻って最初の頃の
描き方に戻るかもしれないし、また違う新しい試みをするかもしれない、
先はわからないし、もう2度と筆を持たないかもしれない、
いろいろな経験をしたことで、見えてくるものがあり、
いつこれで終ってもよいという覚悟を持って、
その1つ1つの絵を描かれている姿勢を感じました。

高橋さんがお話されるのを間近に見て聞いていると、
わたしがなにかを質問したり、おいそれと、あれこれ言うより、
高橋さんが話す、喋って頂いて聞いている方がぴったりくる、
そんなオーラーに包まれているのを感じました。
また、話してくださっている高橋さんを見ているほうが、
新鮮に面白かったですし、なによりとにかく、お声が
気持ちよかったので、初めての体験に、酔わせて頂きました。

さて、高橋さんの絵です。額は手作りだそうです。とても味があります。
また今回緑色が多いなあという印象を受けました。

わたしは、絵に関して、難しい事はわかりません。
ただ、自分が今まで生きてきた、感じたことで、
頭の中で映像、絵、写真などのようにイメージできるものがあって、
こんなふうに表現したい、こんな絵を描きたい、
でも、自分では描けない、だからこそ、見てみたい
という想像図がたくさんあります。

そのイメージに、少しでも似ていたり、
雰囲気や共通項がある表現を見ると、
吸い寄せられるように魅入ってしまうところがあります。
憧れでもあり、郷愁のような気持ちになります。

まさに、高橋さんの絵を見て思ったのは、

自分がこう描きたい、表現したいと思ったものをまさに描いている、
もしくは延長線上にあると感じられる色や描き方を見ることが出来て、
とても奮いたたされたような気がします。
こういうふうに描いていいんだ、色をこう使っていいんだ、
自分の中の、底のほうに寝かせてある感情を
こんなふうに表現してもいいんだ、ということ。

「自分も絵を描きたい」そして「なにか表現したい」
という気持ちにさせられる絵だなと思いました。



今回、緑色が多く目に入ったのですが、緑色にはたくさんの色があり、
深かったり濃かったりくすんでいたり明るかったりします。
何度か見ているうちに、再生、希望のようなものと、
緑に飲み込まれそうな自分が見えてきてしまいました。

これは、全くわたしの感じたことですが、
このままでいたいけど、このままではいられない、
いつか破るときが来るかもしれない
自分を守る、自分が纏い続けてきた数々の安穏から
いつか抜けなくてはいけない不安と怖れと期待などが
ぐるぐると胸の中をざわめいていったのです。
これは困りました。

そして最後に裸の女性の絵を観たとき
「わたしは、裸になれない。
 まだ自分は、なれない。自分をさらけ出す事はできない」
そう思ってしまったのでした。

この裸の女性が、誰なのか。高橋さんなのか、
高橋さんの子どもなのか、誰を指すのかは全くわからないですし、
誰であることも無いし、誰でもあるのかもしれない。
ただ、この絵を見て、わたしは、自分の弱さ、未熟さを
受け入れられない、拒否したい気持ちになってしまいました。

わたしは、高橋さんの絵を「凄い」と憧れつつも
自分の中の、見ないでいた逃げていた自分に
嫌でも気がつくことになってしまい、自分でも予想外の展開でした。

ただ、以上のことは、わたしの中の個人的な気持ちの流れであり、
高橋正子さんの絵は、そういう絵ではないのです。
わたしは、高橋さんの絵を見て、感じることはあっても、
そこに「こうでありたい」という自分の思いを重ねてみてしまいました。

結果、2つの失態をおかしています。
わたしが「この絵が好きです」と話し、
「とくに、この、黄色い光が」とお伝えすると、
高橋さんは、たいそう困って
「それは光じゃないんです、建物なんですよ」
えええーーー!!!もう顔から火が出る勢いで恥ずかしかったです!!

しかも「これ建物に見えませんか」とショックをうけられたようで
「す、すいません!!そうじゃないです!
 わたしが勝手に「光ならいいな」と思ったんです!」
高橋さん、ほんとうに、ごめんなさい!

しかも、そのあとも「この絵も好きです、この光が」
と無謀にも続けたものだから

「それも、光じゃないんですよ、雲です。雲に見えませんか?」
非常に悲しそうなお顔です。もう、申し訳なくて、恥ずかしくて、
一寸法師になって川に流されたかったです!!

高橋さんは、ご夫婦連れのお客様がいらしたときに
絵の説明を求められ、
「これは写生じゃないです。日記でもない。
 でもわたしかもしれない。フィクションを入れた抽象画です」
というご説明をされていたのです。

「いくら、フィクションでも、ここに光をいれるような、
 そこまでフィクションはしませんよ」と
笑顔で言われ、申し訳ない気持ちでいっぱいでした・・・。

そう、わたしは、きっと、
高橋さんの絵を見て「凄い!こうなりたい!」と憧れつつ
「でも自分、まだこんなだよな。全然駄目じゃん」
とひとりで打ちひしがれ、ついつい高橋さんの絵に
「救い」を求めてしまったようです。

自分がいいな、見てて心地よい、こういう絵を描きたい、
ずっと見ていたい、そう思った絵に、光をいれてしまった。
わたしには光に見えた、というか、見たかったんですね。
なんて強引でしょうか。

絵は、作家さんが生み出すまでの過程にドラマがあると思います。
また出来上がった時点で、作家さんの中でひとつの思い(過程)の
結果が形になるのですが、ここで終らないのですね。

作品は、展示されて、いろいろな人が見ることで、
また別のドラマが生まれるのかもしれません。
どんどん生まれ変わってゆくのかもしれません。
それは、作家さんの思いをはるかに超えていくところもあるでしょう。

と、いっても、今回の私の場合、作家さんご本人様を目の前にして、
自分のドラマを優先してしまいました。わたしが語るより、
高橋さんの言葉をもっと積極的に聞くべきでした。
今回の「いってきたレポート」は反省多々です。

店主加川さんに
「あなたは、まだ30代でしょう、もっと年をとったときに
 また高橋さんの絵を見ると、また違ってくると思いますよ」
と言われました。

オーナーにも
「君のいつもの見方じゃ、高橋さんの絵はわからないだろうね。
 見方を変えないと」と言われました。

うわ~!課題です!
まだまだ、ひよっこということです!(><)

非常に恥ずかしいレポートとなってしまいましたが、
これが、いまのわたしです。この反省を教訓に、
これからも、いろいろな作品や、人に出会ったとき、
自分が知らない、知りえない、さまざまなことを、
素直に学んで行きたいと思いました。

高橋正子さん、ブリキ星の加川さん、
このたびは、どうもありがとうございました!

2007-5月-23 トップ 前の記事 次の記事
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