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原宿デザイン・フェスタ・ギャラリー 神保健城展
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2007年4月11日。10代の頃1度だけ来て以来、ひさかたぶりの
原宿にやってまいりました。原宿はやはり、若者の町ですね~。
若い方も多かったですが、外国人も多かったような。

そんな原宿にある、デザイン・フェスタ・ギャラリーは、
壁一面に奇抜で変わった絵が描いてあって面白かったです!
受付のスタッフさんに、お話して、写真を撮らせていただきました☆

あとで、神保さんともお話したのですが、年2回の東京ビックサイトで
開催される、デザイン・フェスタがあまりにも有名で、こちらの、原宿にある、
デザイン・フェスタ・ギャラリーは知らないという方が多いようです。
また、ひとつのギャラリーではなく、12個の空間スペースで
それぞれ、いろいろなジャンルの作品の展示・販売ができる
アートの発信場所でした。アートのアパートメントみたい?!

さて、神保さんに会いに行きましょう。どきどきで、奥へ行くと・・・・。

ぱっと見て、奥の窓際にいた男性の方がこちらに気がつき振り向きました。
目が合って、お互い、一瞬の間があってから
「こんにちは、はじめまして~」とご挨拶。
いつも思うのですが、初めてのご対面はいつだって緊張です!

神保さんの個展が開催されていた1階の「1-C」の外、中庭。
中庭も奇抜なイラストです。神保さんも話されてましたが、
デザイン・フェスタ・ギャラリーの壁は、ペンキで作家さんが
描いているそうで、時期が来ると消して新しく描くのだそうです。
神保さんも、前に描いた事があったそうで、
「でっかいものを描くと楽しいです」とおっしゃってました。

こちら、赤い石が印象的な中庭。ちょっとしあわせな気分。

壁にあった、亀の絵。かわいい~!!思わず撮ってしまいました。
「亀、お好きなんですか?」はい、好きです*


それでは、神保さんの作品を観ていきましょう。
今回の個展は、神保さんが飼ってる猫ちゃんの絵と、
動物園の動物を写生してきたという絵が展示されていました。

そもそもの神保さんとの出会いは偶然でした。わたしが、
西荻窪のギャラリーブリキ星さんで、神保さんの個展DMの
猫の絵に魅かれて持ち帰り、クラフト縁でご紹介・掲載しました。

そこへ、偶然クラフト縁を見て、ご自分の個展の紹介が
載っているのを発見した、神保さんが驚き、また、にこにこネットの
ギャラリーレポートを拝見してくださり、
「自分の展示を、客観的に鑑賞するのは難しいので、
ご都合がよろしければ、僕の個展もレポートして頂けたら・・・」
というメールを頂き、急遽取材することになったのでした。

その後、よくよくお話を伺ったら、銀座のミレージャギャラリーさんで
行われたグループ展「We Love Cats展」に参加する、蒼猫さんで有名な、
わたしが好きな作家さんの、深津あさみさんと
以前デザイン・フェスタ・ギャラリーで、ふたり展を開催したのだそうです!
調度、ミレージャギャラリーさんに取材に行く&深津さんに会いに行く
ところだったので、わたしも、びっくり!

深津さんにお話ししたところ、とても喜んでいて
「よろしくお伝え下さい☆」とのこと。
こうして、ギャラリー取材をしてミレージャギャラリーさんのレポート
UPしたところ、神保さんはレポートを、また読んで下さり、
「とても素敵な写真と文章で、興味深く読ませて頂きました。」

と同時に、実は、わたしが大好きな、ギャラリーブリキ星さんとも、
神保さんは繋がりがあって、ブリキ星さんで展示・販売もされていたそうで、

「ギャラリー紹介に、
 西荻窪のギャラリーブリキ星さんがあって、嬉しく思いました。」

なにやら、続いているなあ~!とびっくりでした。

その後、内海満昌展を見に、ブリキ星さんに行って店主加川さんに
お話したところ、こちらも喜んでくださり「よろしくお伝え下さい」
とのことでした。内海満昌展の、ギャラリーレポートをUPして、
この日、でかけたのですが、お会いしてすぐに、

ブリキ星さんの、内海さんのレポート見ました。
 写真もあって、面白かったです!」と仰ってくださり、
もう読んでくださったんだ!と、もうもう、頭が下がる思いでいっぱいでした。

そんなわけで、なにやら「繋がってる?!」と
嬉しい発見目白押しのまま、この日の取材となりました。

神保さんは、24歳から絵を描き始め、ずっと透明水彩で
絵を描いていたそうですが、井の頭公園の路上で、
似顔絵を描いていた時に、サクラクレパスを頂いたそうです。
その後、昨年の5月に、「大人の写生会」という絵描きさんの為の
企画・催しがあり、そこで、そのクレパスを使って描いたのだそうです。

黄金色の模様柄が眩しい、きりんさん。「なにみてんの?」
「なんかよう~?」と、あぐらをかいて、まったりしている熊さん。
黒い大きな瞳が印象的のお馬さん。口か尻尾が次に動きそうです。
パチパチと音がするような長いマツゲが想像できる、ラマ。
なぜか微笑んでいるように見えます。神保さんも、写生していて
「なんか笑ってる~見られてる~」と思ったそうです。神保さんがラマを見る。
ラマも神保さんを見る。お互い「おもしろいやつだな」と思っていたかも。

「瞳は黒目だけなんですか?」とお伺いしたところ、
「白目は描かないです。そのほうがリアルかなと思って。」

なるほど、最初は真っ黒なお目目に、違和感を感じましたが
すぐになくなりました。見ていると、きりんも熊も馬もラマも確かに「写生」です。
「こういう表情してるな~」と見てて思い出されて面白くなってきます。

「被写体を浮き彫りにしたくて、背景を削ぎ落としました」

言われて気がつきましたが、全くなんとも思いませんでした。
言われてみれば、背景は描かれていませんが、それぞれの動物たちの
時間、リズム、動き、体温が見て取れるのです。あまりに自然で、
背景が何故無いんだろうと思うことすらなかったのでした。

モデルの飼い猫ちゃんは、もう15年!長生きですね☆
一番最初に描いた絵がこちらで、お気に入りで、
今回のDMの絵にしたそうですが、大好評だったそうです。
わたしも、このDMの絵に魅かれたので、よくわかります。
「撫でて撫でて♪」と寛いでいる姿がかわいいじゃありませんか。


今回、なぜこういう作品内容になったのですか、とお聞きしたところ、

「原宿はごちゃごちゃした空間で、若者の町。着飾ってはいるけれど、
 ほんとは繊細なんじゃないか。ほっとしたいんじゃないか。
 そう思ったんです。喧騒の中で、少しでも、ほっとしてもらいたかった。」

確かに、動物の絵も、猫ちゃんの絵も、見てて和んだ気持ちになります。

猫ちゃんは、どれも目をつぶっています、全く無防備で、
ふふん♪とまるで悟りきっているような笑みをたたえています。
ここなでて♪と合図を送れば、なでてくれるという暗黙の了解、
ゆだねられる、信じてる、互いの信頼関係がそこにあるからこそ、
かもし出るゆとりであり、目を開ける必要も無いのす。

この絵だったか、写真を撮って、「こんなかんじです」と
再生プレビューで、お見せしたら、
「かわいい~*自分で描いて言うのもなんですが、かわいい~*」
と仰ったので、ああ、若い男性の方でも、そう思うんだなーと、
新鮮に感じました。

この「いたばり」ですが、何故このタイプなのですか?
と質問すると、以前は額を自分で色を塗ったりもしていたそうですが、
額を使わないで、立体感がでるのは、この「板張り」かなと思い、
こちらを選んだそうです。わたしも、この「板張り」好きです。
飾ったときに照明があたって影が出るのが好きだからです。

わたしは、この「板張り」も「額絵」もそうですが、好きな絵や、
作品展示風景を撮るとき、どの角度で撮ったら一番可愛く見えるか、
その角度を探すのが好きだったりします。勿論、まだまだなんですけど、
そういう意味で「この作品の真意に近づきたい」という感覚だけはあります。

神保さんは、24歳から絵を描き続けて3年になります。
その前は、演劇関係のお手伝いをしていたそうです。ところが、
ご自分でも「団体行動は苦手かな」という意識はあったそうです。
自己主張が強い、協調性が無い、少しづつズレが生じてゆきます。
舞台やお芝居、演劇などは、みんなで作るもの。
幾ら、いいアイディアを思いついても「自分が自分が」になってしまう。
「目立ちすぎる」「個性が強い」ととられてしまい、
思い悩む中、ひとりの方がアドバイスをくださいます。

「ひとりでやっていけるものを見つけたほうがいい」

神保さんはショックで、大変傷つきます。それでも、自分のアイディアを
表現するための、なにかを探してみようと考えます。

もともと、神保さんは、ギャラリー巡りが好きでした。
15,6歳のときに、横浜でゴッホ展を見てとても強いインパクトを受けます。
脳裏に焼きついた衝撃は、意識の中に、ずっとあり続けたそうです。

その後は、無我夢中でした。きっかけは、
原宿デザイン・フェスタ・ギャラリーに出店の予約を入れたこと。

なにを展示するか決めないで、2週間前に予約をいれるという、
ウルトラCを発揮。「なにを展示しますか?」と聞かれ「絵です」と答える。
そこで、描き方の勉強や、なんの美術の勉強もしていないのに、
ふと描いてみたら、描けたのだそうです。描ける。描けてしまう。

ひとりでやってみようと決意する、
これだという表現手段。それが絵だったのです。

今でも、あまりに無防備だったけど、自分をつき動かす、なにか、
モチベーションを高め、維持する為のきっかけが必要だったとおっしゃいます。
これは、人に伝えようとしても難しく、説明しようとしても、
わかってもらえるものではありません。確かに、なにかが、存在し、
それに向かってつき進んだのです。そうすることで、神保さんは
「ひとりで絵で表現してゆく」ことの第一歩を踏み出せたのだと思います。

その後、ササマユウコさんの音楽を聴いてインスピレーションを受けて
描いた絵をカフェで展示するという二度目の個展を開催。
ササマユウコさんの音楽は、日常のふとした発見に気付かされるとして、
今でも大変お気に入りだそうです。

そして、井の頭公園で出会った深津あさみさんと
一昨年秋に、二人展「blue rainbow」を開催。

昨年の3月には、世田谷233で、田村昭太(blgtz)さんとの二人展開催。
音楽のコラボレーション、音楽を聴いてインスピレーションで描く。
音楽に関した企画展は、これで2度目だそうです。

(このお話のときに「あ、にこにこネットさんって、どっかで見たことあるなと
 思ってたんです。そうだ、世田谷233さんの掲示板で見たんです!」
と聞き、あら~!わたし、ちょうど、2005年の10月に世田谷233さんで
開催された企画展に行ったんです!という話になり、
ここでも繋がってたかとびっくりしました*)

そして、昨年の5月に「大人の写生会」に参加。横浜の動物園・ズーラシアで、
初めて動物を目の前で描いた作品を後日、ブリキ星のオーナー
加川さんに見て頂いたところ、その日のうちから常設展示、販売開始、
お客様にも大好評で、ご購入頂いたそうです。

「自分が行動を起す事で、出会いがあって、とても恵まれてるなと思います。
 絵を描くのがとても楽しくて、純粋に好きです。3年目になりますが、
 続ける事がいちばんだなと感じます。」

この日、予報では雨。予報どおりに降ってきました。
ちょうど、屋根があったので、外でハーブティーを頂きました。
はちみつを入れて、ちょうどよい、ほのかな甘さで、
美味しゅうございました♪しとしとと静かに雨が降っていたのですが、
どうも、雨が振ると、リラックスしてしまうんですよね。

神保さんが、また、風邪で微熱もあったのに、取材だからと無理して
いらしてくださったこともあり、お話の仕方がゆっくりだったという相乗効果か、
す~っと頭もこころも落ち着いて、不思議なティータイムでした。

会場には、以前の、透明水彩の作品のファイルがありました。
拝見させていただきましたが、いろんな見方が出来る抽象画で、
色がとても美しかったです。絵の勉強もしていないのに、描けてしまう。
こんな絵が描けちゃうんだ・・・こんな色が出せちゃうんだ・・・。
ほうっと見入ってしまいました。持って生まれた天性でしょうね。

言葉には出来ない「なにか」を呼び覚ましたり
湧き上がる「なにか」を絵で表現すると、こうなるのでしょうか。

たまに、ハートの絵がありました。
特徴的だったので色が変わってもすぐわかりました。
「ハート可愛いですね」
「そうですね、また描いてみようと思ってます。」

サクラクレパスで動物を描くのは、今回の個展で、ひと区切りだそうです。
目的があると、また次のスタートになる。新しい次の展開を考え中だそうです。
楽しみにしていましょう。

「絵が描けるという環境にいることが、とてもありがたいです。
 絵をやる前は、尖っていて、ささくれだって、
 生き急いでると、人から言われた。自分でも思っていた。
 若さゆえだったのかもしれない。モディリアーニ
 (35歳の若さで病気で亡くなった画家)にならないで、と言わることもあった。
 でも今は違う。人として、丸みを帯びてきたと少し感じています。
 いろんな縁、運もあるでしょうが、恵まれてると感じる3年間でした。」

はたと気がつきます。

協調性がなくて、団体行動が取れなくて、自己主張が強くて、
ひとりでできることをやったら?と強烈な苦言を浴び、
ひとりで表現できる絵を描くということと出会った神保さん。

ところが、どうでしょう。苦言・アドバイスをした方は、
言うのも辛かったでしょうが、こうして振り返ってみると、
神保さんのことを思っての言葉だったのかもしれません。

ひとりでというけれど。神保さんは、いつも、誰かと巡り会い、
出会うことで個展やイベントを開き、また人と出会って、繋がっていきました。
まったくもって、たったひとりでは、なかったのです。

ひとは、ひとりっきりで生けてはゆけないのです。
とても、当たり前でシンプルなことが、静かに降る雨のように、
その雨水を吸う土のように、神保さんの中に染み渡っていったのでしょう。

目を瞑って、からだを預けて、撫でられるのを待っている飼い猫のように、

そっと誰かが、貴方を慕い、必要としているということを
受け止められるようになると、生きていくことに自信が湧いてきます。
生きていこうと希望や目標が見出せます。あの人のために
生きていこうと、生きる勇気に繋がります。

写生というのは、見たままを描く事ですが、
描き手の受け止め方・感じ方も写しだされるのかも知れません。

「凄く濃厚な3年間だったし、充実した3年間だった。
 これからも、自分のペースで、細く長く、絵を続けていけたらと思います。」

神保健城さん、27歳。若い!まだまだ、これからですね。
楽しみな作家さんです。さらなる、ご活躍、応援しています。
ありがとうございました☆

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