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2007年4月26日 (木)

中村児童館 田村和也さんに教わる・泥団子を作ってみよう!

西武池袋線中村橋の駅から徒歩数分の距離にある、
東京都練馬区の中村児童館で、にこにこネットで以前に
取材させて頂いた、アトリエ・テラの田村和也さんが、
泥団子教室を開催されるということで、見学に行ってきました。

当日は、
「ぶらり途中下車の旅」の撮影・収録もかねているそうで、
初めてのことで、ドキドキワクワクでした。

まずは、中村橋の中村児童館へ。
田村さんとは、2006年の9月に初めて、
アトリエ・テラさんに行って、取材させてもらって以来、
お会いするのは、二度目になります。
随分と、ご無沙汰になってしまって、すみませ~ん(><)

わたし自身、泥団子を作ってみたい!と思っていたので、
児童館で、田村さんが、子どもたちに、
泥団子の作り方を指導するということで、
どんな工程で作られるのか、大変興味津々でした!

※尚、今回雨が降っていてカメラを持っていかなかったので、
 途中、わたしの拙い挿絵と、2006年9月に撮った、
 アトリエでの泥団子の写真をご紹介します。


行くと、すぐ、田村さんにお会いできたので、そのまま児童館2階へ。
奥の畳で、田村さんと、撮影隊の方々で、簡単な打ち合わせ。
なんだか、つられて一緒に、きちゃいましたが、撮影隊の方々や、
児童館のスタッフ、先生方々が撮影スペースの確保やら、
なんだかんだで、ばたばた動いていて、
田村さんは、完成した泥団子を何点か持ってきてくださいと
急遽リクエストが入り、ご自宅にとんぼ帰り。

わたしひとり、お茶飲んでていいのだろうかと、そろりと退散(^-^;)
2階にいたり、1階に下りたり、わたしも、あちこち移動しながら、
そわそわどきどき・・・・。

それにしても、テレビの収録って、
段取りがいろいろあって大変なんですね~。。。

児童館の方(先生)が入れ替わり立ち代り、いらっしゃるので、
そのたびに、「先生のお手伝いの方です」と紹介されることが
しばしばあったので「違います!見学人です!泥団子のファンなんです!」
と必死に訂正!泥団子の作り方、今回見るの初めてですから、
お手伝いなんて、できません!(^-^;)

今回、田村さんのアトリエによく通って泥団子を作られている
という、女性のサキサカさんという方が、田村さんのお手伝いで
一緒にいらっしゃっていたので、初対面&ご挨拶。

聞けば、ご自分のお家を建てて、自分で壁に泥団子をはめたり、
しっくいをやったり、タイルを作って、くっつけたりと、
いろいろ創ってらっしゃるご様子!家のタネのこともあるので、
「是非、取材させてください!」と名刺をお渡しし、アピール♪

でも、このあと、サキサカさんがいらしてくれて、
ほんとに助かったと思うことばかりなのでした・・・・。


さて、しばらく待っていると、田村さんが戻ってきて、
いつのまにか、すっと1階スペースで撮影開始。
子どもたちが「泥団子~♪」と、わさわさと集まり、児童館の先生が、
土と砂と藁をバケツに入れて、「はい、順番に混ぜて~」とやっています。
子どもたちは、順番に混ぜていくのですが、
カメラマンがカメラ抱えて近づくと、皆、浮き足だって
ピースしたりします。「ちゃんとやってね~」
でも最初だけで、あとは、もう、混ぜるのに夢中で黙々とやっています。

土と砂と藁を混ぜますが、藁をいれることによって、
接着剤になるようです。このときの、土と砂、藁の配合比は
田村さん曰く、容積比で1:1:0.5程度だそうです。
(芯になる団子の場合)う~ん!ちょっと難しいぞ*

サキサカさんが、「2階のほう、手伝ってきます」と上へ行かれたので、
わたしも、あとから2階へ。

ちょうど、4つのテーブルに子どもたちが、順次席についているときでした。
わたしも少しお手伝い。プリンのから容器に、土をいれたものを、
各席、ひとりひとりに置いていく作業をしているうちに、
人数が集まり、開始となりました。



テーブルにあるのは、プリンの容器に入った、荒木田土。
牛乳瓶やジャム瓶などの、ガラスの硬い空き瓶。
からのカメラのフィルムケース。そして、既に丸く固めた団子です。

実は前回もやっていたそうで、今回が2回目という子どもと、
今回初めてという子どもがいるので、
田村さんが、泥団子を、ある程度丸くしておいたそうです。


1.
まずは、団子を、瓶の上に乗せて、転がして(まわして)いきます。
瓶のくち部分をよく見て、すきまがなくなるように削るのがポイント。
こうすることで、ゆがみをなくし、きれいな球体にしていきます。
このとき、あまり、強くガリガリとやらないこと。



2.
ある程度やって、丸く球体になったら、水につけて、出します。
水が引いていくのを待ってから、プリン容器に入っている
荒木田土、のろ(泥)を、団子に塗っていきます。
おしろいを塗るように、指で、薄く伸ばすのがポイント。
これだけだと、丸い球体の上に、泥を乗せてるだけなので、
ぼこぼこして、凹凸ができてしまいます。
そこで、指で乗せて、少ししたら、フイルムケースを使って、
やさしくなぞって更に広げていきます。
このフィルムケースは、平らに伸ばす為の、
均等に薄く広げる為の道具、ということになります。

平たい面でしたら、左官屋さんがよく使っているコテと同じですね。

この頃になると、サキサカさんは、あちこちのテーブルを回って、
いろいろ子どもたちに教えてあげていました。
田村さんも、それぞれの子どもに教えたり呼ばれたりで、ひっぱりだこ。

3.
凸凹している=平たくない、ということです。
平たくなれば、つるつるに。この、「つるつる」になるまで、
のろを均一に伸ばしていきますが、このときに、空き瓶の上に乗せ、
球体がごわついていないか確認します。
夢中になって、塗り重ねていくと、つるつるしてても、
自然と、厚みのぶんだけゆがんでいます。そのため

指で塗る→フィルムケースで均等に広げつるつるにする
→瓶の上で転がして、丸さを確認

これを繰り返し、平たく丸くしていきます。

また、この段階で、藁が飛び出ていたりした場合は、
コンロやバーナーで焼いてしまうようです。



4.
なぜ、光るのか。これは、平たいと、光が反射して光るのだそうです。
丸い球体でも、均等に平たくしていく事で、
つるつるぴかぴかに光っていきます。

この頃になっていくと、もうじゅうぶん光りだす子もいて、
どんどん夢中になって、フィルムケースで伸ばす→瓶で削る(転がす)
作業に、のめりこんでいきます。延々と納得いくまでやれちゃうのです。
もうほんとうに、いつまでだって、できちゃう、終わりの無い作業です。
いかに納得いく、球体に仕上げられるかがテーマです。


5.
さて、この頃だったか、旅人のご登場です。後ろにカメラマンと、
撮影スタッフの方、音声さんと、5人くらい引き連れています。

今回の旅人は、「永島敏行さん」。わたしは昔「空海」の映画で見ました。
仁侠映画か軍人かの印象が強かったので、もっとがっちりしてるか、
太ってるかと思ってましたが、ご本人様は、それはそれは、背が高くて
すらっとしてて、しゅっとしてらっしゃいました。顔が小さい・・・・・!
やはり、俳優さんは違うのね~と思いました。

子どもたちは、いちように浮き足立って、ちょっとざわついたり、
カメラが来ると、自然とピースしたり、そわそわしだしますが、
そういうところって、使えないのよね~あとで、ばっさり切られるわけ。
撮影隊の方が「こっちを意識しないでね~」とうながすのに苦労してました。

結構長い時間いらっしゃったように思います。
意外と声が小さいので、なにを話してたのかはよくわかりませんが、
聞こえたのは、
「泥を嫌いな人っていないと思う。泥って最初抵抗あるけど、
 自分も農作業やっていて、わかる。はじめは、皆、
 入りたがらないけど、入っちゃうと、気持ちよくてもうでてこない」
というようなことを、話されていたように聞こえました。


カメラが結構あちゃこちゃ動くので、自分自身が映りこまないように、
移動するのが大変でした。サキサカさんは、気になる子どもや、
呼ばれた子どものところで、教えてあげたりしているのですが、
わたしは、ただの見学人で、一緒に創ろうかな・・・とも思ったのですが、
お子さんが主役の会ですし、わたしが座る席や余分な団子も無いので、
ひたすら、創り方をメモしたり、遠くから、子どもたちを見守っておりました。
近くに、サキサカさんがいらっしゃったときは、ほっとして、一緒に聞いたり
質問して、子どもの椅子の高さにしゃがみこむなど、できるのですが・・・。

そんなこんなで、はたから見ると「つったってる」感じですから、
ひじょ~に、居場所が無い(A^-^;)
早く、収録終らないかな~と、このときばかりは、思いました(苦笑)

収録が終わった後、永島さんにサインがもらえる&一緒に記念に
写真撮ってもらえる(集合写真)との呼びかけがあったため、
子どもたちは一斉に手を洗って、階下へ(笑)

「だれ?あの、おじさ~ん?」とかいってた子どもも
ほぼ全員降りていきました。すさまじいw

でも、すぐに「泥団子のほうがいいや」と戻ってきて、
塗る→削るを繰り返す子どももいて、面白い一面でした。

この収録の様子は、
5月19日(土)日本テレビ「ぶらり途中下車の旅」西武池袋線の旅
で放映されるそうです。あとで、田村さんのアトリエでも
撮影があるようなので、どうなるのかは、お楽しみですね☆
(どんなにコンパクトにまとめられているのか・・・
 編集の方の腕の見せ所をとくと見届けたいものですw)


6.
さて。じゅうぶん丸くつやつやぴかぴかに磨きこみましたら
ドライヤーで泥団子を乾かします。

そして、机、周辺を綺麗に掃除。使った瓶や、
フィルムケースの泥もとって綺麗にしておきます。
この状態にしてから、色付け。最後の工程です。

色付けは、田村さんが、各地から採取した土をお持ちになっていました。
白や、ピンク、茶色、黄色などありました。
(何処のなんていう土かまでは見てきませんでしたm(_)m)

早い子は、さっさと色付けに入ろうとしますが、
片付け・掃除ができていない子も多かったです。
色付けも、同じように、指ですくって、乗せて広げて、
フィルムケースで均等に伸ばし、空き瓶で丸さ調節・削り転がしますから、
前段階までの泥がついたままだと、その泥がついてしまうのです。



この色付けが曲者です。土によって、色が出にくい(とくに薄いピンク)
また、同じ色でも、光る子と光らない子がでてくる。
そして光り具合がよくわからないという土があります。

一番多かったのは
「色がとれちゃう」「光らない」
これは、指で乗せたあと、すぐにフィルムケースで広げていたからです。
指でつけて、すぐフィルムケースで広げると、
乾いていない・濡れている状態なので、
団子に定着せず削れてしまうのだそうです。
それでは、いくらフィルムケースで均一に広げようとしても
はがれてしまうお手伝いになってしまいます。
だから、色が乗らないし、光らないのですね。

サキサカさんは
「少し間をおいてから、にしないとね」と子どもたちに説明。
結構、この落とし穴は多かったように思います。

わたしも、多分、色付けの段階になったら、
早く色をつけたくて、気が焦るかもしれません。

それから、穴があいていたり、窪んでいたり、凹んでいたりすると、
色も着かず、光りません。色付けの前段階で、
瓶でひたすら均等に丸く削るしかないのです。


ポイントは、
●磨くところは綺麗にする(瓶・フィルムケース)
●うすく色を塗る(厚く塗らない)
●指でとったあと、少し間をおいてから、フィルムケースで広げる。


「なんで光らないの~?」「色がうまく広がらない~」
最後のほうには、残っていた子どもたちが
ひとつのテーブルに集まり、
「おばちゃん・・・じゃなかった、先生、これは?」
「先生、やって~」「先生、これは~??」
次から次へと、サキサカ先生待ちの子ども続出でした。

いやあ~つくづく、サキサカさんがいらっしゃって
ほんとに、よかった・・・・!(A^0^;)☆

わたしじゃ、できねー!自分で手一杯だったと思う!!
端で見てるだけでも充分、大変だということがわかりました!



もう、限りなく、単純作業でいて、ストイックでございます。
なかなか色が着かず、光らず、ひたすら辛抱強く磨いているうちに、
遅咲きながらも、とうとう、やっと光りだした子がいて
思わず「やったね!光ってきたね!」と嬉しくなっちゃいました*

最後まで入念に色付けする子、削る(磨く)子、
それぞれのペースで一所懸命でした。
綺麗に光らせて満足そうな顔の子が多かったのでなによりでした。

最後のほう、プリンケースに残ったのろを、
全部集めて、ケースに移すお手伝いを少しだけしましたが、
柔らかくて、とろりとしてて・・・・面白かったです(笑)
ケーキのクリームみたいというんでしょうかね。
あ~*ずっと、この、単純な作業をしていたい・・・♪
と、思ってしまいました☆
考えてみれば、これって全部、日本にある土、なんですよね。

あるものだけを使って、すこし工夫すると、
こんな宝石のような宝物になってしまう!

今はただ、「丸くてかっこよい、綺麗な団子が出来た!」
ことに満足して終わりかも知れない子どもたちですが、
大きくなったとき、勉強を進めていく過程のどこかで、
「そういえば、泥団子作ったんだよな。土と砂と藁だったんだよな」
と、思い出してもらえたら、嬉しいですね。

それから、児童館という空間は、いいですね。
おもちゃばこをひっくり返したみたいなパワーがある。
楽しい色、面白い色、仲良しな色、お腹いっぱいな色、
遊んだ色、いろんな色が無限にそこかしこにあふれてる。
子どもは、日本の宝だな。子ども=日本ですよ。


帰りに、田村さんと、サキサカさんにご挨拶して撤収。
どたばたしてて、ゆっくりお話できませんでしたが、
泥団子の作り方がわかったので、
じゅうぶん緊張&楽しい1日になりました。

今年中には、是非、田村さんのアトリエに行って
泥団子を作ってこようと思います!

泥団子に興味ある方、田村さんのアトリエ・テラ(上石神井)で、
わたしと一緒に泥団子作りに行きませんか~?*


atelier Terra
土と対話し、遊び、可能性を広げる土の会主催の田村和也さんのHP。
アトリエ・テラでは、商品化や工事受注、私たちが忘れがちな、
「手間暇をかけ素材から材料を造り、作り上げたものを愛おしむ心」を
共有出来るようなワ-クショップ(体験学習講座)を積極的に展開されています。
泥団子や染物に興味のある方など、どうぞご覧下さい☆

アトリエ・テラ 田村和也
一級建築士事務所 設計工房TALO 土の会
177-0044 東京都練馬区上石神井南町9-14 
(西武新宿線「上石神井駅」下車7分、
 西荻窪駅より上石神井駅行きバス「立野橋」下車5分) 
TEL/FAX 03-5934-1803

2006年9月の取材レポートもどうぞ*

2007年4月15日 (日)

原宿デザイン・フェスタ・ギャラリー 神保健城展

2007年4月11日。10代の頃1度だけ来て以来、ひさかたぶりの
原宿にやってまいりました。原宿はやはり、若者の町ですね~。
若い方も多かったですが、外国人も多かったような。

そんな原宿にある、デザイン・フェスタ・ギャラリーは、
壁一面に奇抜で変わった絵が描いてあって面白かったです!
受付のスタッフさんに、お話して、写真を撮らせていただきました☆

あとで、神保さんともお話したのですが、年2回の東京ビックサイトで
開催される、デザイン・フェスタがあまりにも有名で、こちらの、原宿にある、
デザイン・フェスタ・ギャラリーは知らないという方が多いようです。
また、ひとつのギャラリーではなく、12個の空間スペースで
それぞれ、いろいろなジャンルの作品の展示・販売ができる
アートの発信場所でした。アートのアパートメントみたい?!

さて、神保さんに会いに行きましょう。どきどきで、奥へ行くと・・・・。

ぱっと見て、奥の窓際にいた男性の方がこちらに気がつき振り向きました。
目が合って、お互い、一瞬の間があってから
「こんにちは、はじめまして~」とご挨拶。
いつも思うのですが、初めてのご対面はいつだって緊張です!

神保さんの個展が開催されていた1階の「1-C」の外、中庭。
中庭も奇抜なイラストです。神保さんも話されてましたが、
デザイン・フェスタ・ギャラリーの壁は、ペンキで作家さんが
描いているそうで、時期が来ると消して新しく描くのだそうです。
神保さんも、前に描いた事があったそうで、
「でっかいものを描くと楽しいです」とおっしゃってました。

こちら、赤い石が印象的な中庭。ちょっとしあわせな気分。

壁にあった、亀の絵。かわいい~!!思わず撮ってしまいました。
「亀、お好きなんですか?」はい、好きです*


それでは、神保さんの作品を観ていきましょう。
今回の個展は、神保さんが飼ってる猫ちゃんの絵と、
動物園の動物を写生してきたという絵が展示されていました。

そもそもの神保さんとの出会いは偶然でした。わたしが、
西荻窪のギャラリーブリキ星さんで、神保さんの個展DMの
猫の絵に魅かれて持ち帰り、クラフト縁でご紹介・掲載しました。

そこへ、偶然クラフト縁を見て、ご自分の個展の紹介が
載っているのを発見した、神保さんが驚き、また、にこにこネットの
ギャラリーレポートを拝見してくださり、
「自分の展示を、客観的に鑑賞するのは難しいので、
ご都合がよろしければ、僕の個展もレポートして頂けたら・・・」
というメールを頂き、急遽取材することになったのでした。

その後、よくよくお話を伺ったら、銀座のミレージャギャラリーさんで
行われたグループ展「We Love Cats展」に参加する、蒼猫さんで有名な、
わたしが好きな作家さんの、深津あさみさんと
以前デザイン・フェスタ・ギャラリーで、ふたり展を開催したのだそうです!
調度、ミレージャギャラリーさんに取材に行く&深津さんに会いに行く
ところだったので、わたしも、びっくり!

深津さんにお話ししたところ、とても喜んでいて
「よろしくお伝え下さい☆」とのこと。
こうして、ギャラリー取材をしてミレージャギャラリーさんのレポート
UPしたところ、神保さんはレポートを、また読んで下さり、
「とても素敵な写真と文章で、興味深く読ませて頂きました。」

と同時に、実は、わたしが大好きな、ギャラリーブリキ星さんとも、
神保さんは繋がりがあって、ブリキ星さんで展示・販売もされていたそうで、

「ギャラリー紹介に、
 西荻窪のギャラリーブリキ星さんがあって、嬉しく思いました。」

なにやら、続いているなあ~!とびっくりでした。

その後、内海満昌展を見に、ブリキ星さんに行って店主加川さんに
お話したところ、こちらも喜んでくださり「よろしくお伝え下さい」
とのことでした。内海満昌展の、ギャラリーレポートをUPして、
この日、でかけたのですが、お会いしてすぐに、

ブリキ星さんの、内海さんのレポート見ました。
 写真もあって、面白かったです!」と仰ってくださり、
もう読んでくださったんだ!と、もうもう、頭が下がる思いでいっぱいでした。

そんなわけで、なにやら「繋がってる?!」と
嬉しい発見目白押しのまま、この日の取材となりました。

神保さんは、24歳から絵を描き始め、ずっと透明水彩で
絵を描いていたそうですが、井の頭公園の路上で、
似顔絵を描いていた時に、サクラクレパスを頂いたそうです。
その後、昨年の5月に、「大人の写生会」という絵描きさんの為の
企画・催しがあり、そこで、そのクレパスを使って描いたのだそうです。

黄金色の模様柄が眩しい、きりんさん。「なにみてんの?」
「なんかよう~?」と、あぐらをかいて、まったりしている熊さん。
黒い大きな瞳が印象的のお馬さん。口か尻尾が次に動きそうです。
パチパチと音がするような長いマツゲが想像できる、ラマ。
なぜか微笑んでいるように見えます。神保さんも、写生していて
「なんか笑ってる~見られてる~」と思ったそうです。神保さんがラマを見る。
ラマも神保さんを見る。お互い「おもしろいやつだな」と思っていたかも。

「瞳は黒目だけなんですか?」とお伺いしたところ、
「白目は描かないです。そのほうがリアルかなと思って。」

なるほど、最初は真っ黒なお目目に、違和感を感じましたが
すぐになくなりました。見ていると、きりんも熊も馬もラマも確かに「写生」です。
「こういう表情してるな~」と見てて思い出されて面白くなってきます。

「被写体を浮き彫りにしたくて、背景を削ぎ落としました」

言われて気がつきましたが、全くなんとも思いませんでした。
言われてみれば、背景は描かれていませんが、それぞれの動物たちの
時間、リズム、動き、体温が見て取れるのです。あまりに自然で、
背景が何故無いんだろうと思うことすらなかったのでした。

モデルの飼い猫ちゃんは、もう15年!長生きですね☆
一番最初に描いた絵がこちらで、お気に入りで、
今回のDMの絵にしたそうですが、大好評だったそうです。
わたしも、このDMの絵に魅かれたので、よくわかります。
「撫でて撫でて♪」と寛いでいる姿がかわいいじゃありませんか。


今回、なぜこういう作品内容になったのですか、とお聞きしたところ、

「原宿はごちゃごちゃした空間で、若者の町。着飾ってはいるけれど、
 ほんとは繊細なんじゃないか。ほっとしたいんじゃないか。
 そう思ったんです。喧騒の中で、少しでも、ほっとしてもらいたかった。」

確かに、動物の絵も、猫ちゃんの絵も、見てて和んだ気持ちになります。

猫ちゃんは、どれも目をつぶっています、全く無防備で、
ふふん♪とまるで悟りきっているような笑みをたたえています。
ここなでて♪と合図を送れば、なでてくれるという暗黙の了解、
ゆだねられる、信じてる、互いの信頼関係がそこにあるからこそ、
かもし出るゆとりであり、目を開ける必要も無いのす。

この絵だったか、写真を撮って、「こんなかんじです」と
再生プレビューで、お見せしたら、
「かわいい~*自分で描いて言うのもなんですが、かわいい~*」
と仰ったので、ああ、若い男性の方でも、そう思うんだなーと、
新鮮に感じました。

この「いたばり」ですが、何故このタイプなのですか?
と質問すると、以前は額を自分で色を塗ったりもしていたそうですが、
額を使わないで、立体感がでるのは、この「板張り」かなと思い、
こちらを選んだそうです。わたしも、この「板張り」好きです。
飾ったときに照明があたって影が出るのが好きだからです。

わたしは、この「板張り」も「額絵」もそうですが、好きな絵や、
作品展示風景を撮るとき、どの角度で撮ったら一番可愛く見えるか、
その角度を探すのが好きだったりします。勿論、まだまだなんですけど、
そういう意味で「この作品の真意に近づきたい」という感覚だけはあります。

神保さんは、24歳から絵を描き続けて3年になります。
その前は、演劇関係のお手伝いをしていたそうです。ところが、
ご自分でも「団体行動は苦手かな」という意識はあったそうです。
自己主張が強い、協調性が無い、少しづつズレが生じてゆきます。
舞台やお芝居、演劇などは、みんなで作るもの。
幾ら、いいアイディアを思いついても「自分が自分が」になってしまう。
「目立ちすぎる」「個性が強い」ととられてしまい、
思い悩む中、ひとりの方がアドバイスをくださいます。

「ひとりでやっていけるものを見つけたほうがいい」

神保さんはショックで、大変傷つきます。それでも、自分のアイディアを
表現するための、なにかを探してみようと考えます。

もともと、神保さんは、ギャラリー巡りが好きでした。
15,6歳のときに、横浜でゴッホ展を見てとても強いインパクトを受けます。
脳裏に焼きついた衝撃は、意識の中に、ずっとあり続けたそうです。

その後は、無我夢中でした。きっかけは、
原宿デザイン・フェスタ・ギャラリーに出店の予約を入れたこと。

なにを展示するか決めないで、2週間前に予約をいれるという、
ウルトラCを発揮。「なにを展示しますか?」と聞かれ「絵です」と答える。
そこで、描き方の勉強や、なんの美術の勉強もしていないのに、
ふと描いてみたら、描けたのだそうです。描ける。描けてしまう。

ひとりでやってみようと決意する、
これだという表現手段。それが絵だったのです。

今でも、あまりに無防備だったけど、自分をつき動かす、なにか、
モチベーションを高め、維持する為のきっかけが必要だったとおっしゃいます。
これは、人に伝えようとしても難しく、説明しようとしても、
わかってもらえるものではありません。確かに、なにかが、存在し、
それに向かってつき進んだのです。そうすることで、神保さんは
「ひとりで絵で表現してゆく」ことの第一歩を踏み出せたのだと思います。

その後、ササマユウコさんの音楽を聴いてインスピレーションを受けて
描いた絵をカフェで展示するという二度目の個展を開催。
ササマユウコさんの音楽は、日常のふとした発見に気付かされるとして、
今でも大変お気に入りだそうです。

そして、井の頭公園で出会った深津あさみさんと
一昨年秋に、二人展「blue rainbow」を開催。

昨年の3月には、世田谷233で、田村昭太(blgtz)さんとの二人展開催。
音楽のコラボレーション、音楽を聴いてインスピレーションで描く。
音楽に関した企画展は、これで2度目だそうです。

(このお話のときに「あ、にこにこネットさんって、どっかで見たことあるなと
 思ってたんです。そうだ、世田谷233さんの掲示板で見たんです!」
と聞き、あら~!わたし、ちょうど、2005年の10月に世田谷233さんで
開催された企画展に行ったんです!という話になり、
ここでも繋がってたかとびっくりしました*)

そして、昨年の5月に「大人の写生会」に参加。横浜の動物園・ズーラシアで、
初めて動物を目の前で描いた作品を後日、ブリキ星のオーナー
加川さんに見て頂いたところ、その日のうちから常設展示、販売開始、
お客様にも大好評で、ご購入頂いたそうです。

「自分が行動を起す事で、出会いがあって、とても恵まれてるなと思います。
 絵を描くのがとても楽しくて、純粋に好きです。3年目になりますが、
 続ける事がいちばんだなと感じます。」

この日、予報では雨。予報どおりに降ってきました。
ちょうど、屋根があったので、外でハーブティーを頂きました。
はちみつを入れて、ちょうどよい、ほのかな甘さで、
美味しゅうございました♪しとしとと静かに雨が降っていたのですが、
どうも、雨が振ると、リラックスしてしまうんですよね。

神保さんが、また、風邪で微熱もあったのに、取材だからと無理して
いらしてくださったこともあり、お話の仕方がゆっくりだったという相乗効果か、
す~っと頭もこころも落ち着いて、不思議なティータイムでした。

会場には、以前の、透明水彩の作品のファイルがありました。
拝見させていただきましたが、いろんな見方が出来る抽象画で、
色がとても美しかったです。絵の勉強もしていないのに、描けてしまう。
こんな絵が描けちゃうんだ・・・こんな色が出せちゃうんだ・・・。
ほうっと見入ってしまいました。持って生まれた天性でしょうね。

言葉には出来ない「なにか」を呼び覚ましたり
湧き上がる「なにか」を絵で表現すると、こうなるのでしょうか。

たまに、ハートの絵がありました。
特徴的だったので色が変わってもすぐわかりました。
「ハート可愛いですね」
「そうですね、また描いてみようと思ってます。」

サクラクレパスで動物を描くのは、今回の個展で、ひと区切りだそうです。
目的があると、また次のスタートになる。新しい次の展開を考え中だそうです。
楽しみにしていましょう。

「絵が描けるという環境にいることが、とてもありがたいです。
 絵をやる前は、尖っていて、ささくれだって、
 生き急いでると、人から言われた。自分でも思っていた。
 若さゆえだったのかもしれない。モディリアーニ
 (35歳の若さで病気で亡くなった画家)にならないで、と言わることもあった。
 でも今は違う。人として、丸みを帯びてきたと少し感じています。
 いろんな縁、運もあるでしょうが、恵まれてると感じる3年間でした。」

はたと気がつきます。

協調性がなくて、団体行動が取れなくて、自己主張が強くて、
ひとりでできることをやったら?と強烈な苦言を浴び、
ひとりで表現できる絵を描くということと出会った神保さん。

ところが、どうでしょう。苦言・アドバイスをした方は、
言うのも辛かったでしょうが、こうして振り返ってみると、
神保さんのことを思っての言葉だったのかもしれません。

ひとりでというけれど。神保さんは、いつも、誰かと巡り会い、
出会うことで個展やイベントを開き、また人と出会って、繋がっていきました。
まったくもって、たったひとりでは、なかったのです。

ひとは、ひとりっきりで生けてはゆけないのです。
とても、当たり前でシンプルなことが、静かに降る雨のように、
その雨水を吸う土のように、神保さんの中に染み渡っていったのでしょう。

目を瞑って、からだを預けて、撫でられるのを待っている飼い猫のように、

そっと誰かが、貴方を慕い、必要としているということを
受け止められるようになると、生きていくことに自信が湧いてきます。
生きていこうと希望や目標が見出せます。あの人のために
生きていこうと、生きる勇気に繋がります。

写生というのは、見たままを描く事ですが、
描き手の受け止め方・感じ方も写しだされるのかも知れません。

「凄く濃厚な3年間だったし、充実した3年間だった。
 これからも、自分のペースで、細く長く、絵を続けていけたらと思います。」

神保健城さん、27歳。若い!まだまだ、これからですね。
楽しみな作家さんです。さらなる、ご活躍、応援しています。
ありがとうございました☆

2007年4月11日 (水)

吉祥寺 にじ画廊 水口かよこ木版画展

2007年4月8日。風に吹かれて、いよいよ最後となった桜が
静かに散る、おだやかな日曜日でした。

西荻窪にある、ギャラリーブリキ星さんの内海満昌展に行ってきた後、
吉祥寺に移動し、にじ画廊さんで開催されていた、
「水口かよこ木版画展」に、急遽行ってきました。

にじ画廊さんで、個展のDMを見た時から、気になってました。
薄紫のようなピンク色の葉牡丹の絵。しかも、木版画!!
葉牡丹が好きという事もあり、DMの葉牡丹の絵に魅かれ、
クラフト縁で個展情報を紹介し、にこにこネットでも、
サイトリンクさせて頂きました。メールでお伝えしたところ、
とても喜んで下さり、個展にもどうぞとメールを頂戴していた
こともあって、できれば個展に行きたい!そうずっと思っていました。
時間があったので、汗をかきかき、夕刻滑り込み成功。

行ったら、水口かよこさん、ご本人様がいらっしゃったので、
ご挨拶し、名刺交換、お話して来ました♪やった~♪♪うれしい~*
写真を撮る&取材してもいい、ということになったので、
にじ画廊のオーナーさんにも急遽、ご了承いただき、お話を伺ってきました。

水口さんの作品は、木版画で、水性絵の具で色をお出ししているそうです。
油性も試してみた結果、水性の透明感に魅かれ、
以後、水性絵の具を使うことに決めたそうです。

もともと、銅版画がしたくて、大学の版画専攻に入学。
銅版画のお勉強をしてゆきます。

しかし、在学中に、先輩の木版画作品を見て、衝撃を受けます。
銅版画は、鋭い線が特徴ですが、木版画の伝統的なぼかし、
グラデーション、独特な質感。これらに魅かれた水口さんは、
このことが転機となり、木版画に傾倒、学習、創作していきます。

大学を卒業後、会社員として働きながら、何回かグループ展に参加。
にじ画廊さんは、水口さんのお知り合いのイラストレーターさんが個展を
開催していたりと、雰囲気がよく、やるなら、にじ画廊さんで、
と、思っていたそうです。念願叶って、にじ画廊さんで、初個展となりました。

初めて水口さんの作品を観た感想ですが、綺麗で繊細で上品ですね。
うっとりとしてしまいました。同じ葉っぱでも、色が違ったり、額が違うと
こうも印象が変るものなんですね、紙の、はじがぎざぎざ(?)で
和紙の質感が粋だったり。水口さんにもお話したのですが、
なんか、こう・・・俗世間の狡さとかいやらしさに汚されてほしくない、
このまま清き水の如く流れていって欲しいな~と思ってしまいました。
社会人として仕事と、創作を両立されているから、えらいなあと思います。
そんな水口さんだから、きっと大丈夫かな?階段の近くにソファーが
あるのですが、こちらに腰掛けて、観てみたら、「ゆったりわたしの家」
みたいな感覚になります。隠れた(?)名所発見(?)かも。よかったです!

これが、DMにもあった、葉牡丹ですね!思っていたより大きかったので、
驚きました。でも綺麗で嬉しい!ピンクの葉牡丹と、水色の葉牡丹、
どちらが皆さん、お好みですか?わたしは迷います。どちらも好き!

個展では、葉っぱや、貝、植物の作品が主でした。
「葉っぱなどは、なるべく本物を見ます。ただストレートに写すだけじゃなく、
 自分の描きたいものを表現する為の借り物として、描きすぎず、
 整理しながら、シンプルさを、心がけています。」

表現したいものを表現する為の借り物。

そのものの、特性を捉え、いかしながら自分の描きたいものを
打ち出してゆく。描いて、彫って、塗って、刷る。
水口さんの木版画創作は、まだまだ走り出したばかりです。

4月後半から、銀座で3人展が開催されるそうです。

「タイプが全く違う同年代の女性3人で、今回はテーマも、ばらばらです。
 でも、画商さんに、『3年続けましょう。1年に1回ずつ。
  次はテーマを同じにしたり、コラボレーションしたり。』と言われてます。
 いい画商さんで、なかなかこういう機会も無いと思います。
 これから、挑戦してみたいこともありますので、頑張っていきたいです。」

水口かよこさん、これからも素敵な作品を
わたしたちにみせてくださいね!楽しみにしています☆

急遽、突然の取材となってしまったのに、いろいろお話くださり、
ありがとうございました。少しの時間ですけど、お話できて楽しかったです。
一瞬、「取材じゃなくて、お友達と喫茶店でお茶を飲んで語り合ってる感覚」
になってしまいました。水口さんの、ほんわかしたお人柄にも脱帽です。

また、突然バタバタとやってきて、忙しい時間にも係わらず、
写真撮影、取材のご承諾を頂き、にじ画廊さん、ありがとうございました。

これからも、吉祥寺の人気スポット、並びに、作家さんから
「ここで個展したい!」と慕われる素敵な画廊さんとして
アートな情報発信基地でいらしてください!


■水口かよこさんのHP
http://sakura.canvas.ne.jp/spr/kayoko_mizukuchi/


■水口かよこさんの次回、グループ展のご案内

 第一回三人展「道」
  2007年4月24日(火)~30日(月)
  12:00~19:00(最終日17時迄)
  場所:純画廊銀座
  http://members.edogawa.home.ne.jp/g-jun/
  東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル2F
  東京メトロ「銀座一丁目」、「京橋」より徒歩2分


■にじ画廊
 http://www12.ocn.ne.jp/~niji/
 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-2-10 1F
 tel 0422-21-2177 fax 0422-21-2166
 JR中央線 吉祥寺駅より徒歩4分

2007年4月10日 (火)

ギャラリーブリキ星 内海満昌展に行ってきた☆

2007年4月8日。晴れ間の中、
最後の桜が静かに散る、おだやかな日曜日でした。

西荻窪にある、ギャラリーブリキ星さん。
わたしの大好きなギャラリーさんで、
毎年この時期に開かれる、内海満昌展に行ってきました。

わたしは、この内海満昌展、今回で3回目、になります。
お友達に連れられて、初めて見に来た時から、3年目。
初めての時も、2回目の時も、同じお友達ときました。今年もそうです。

ブリキ星さんと一体になって、白が特徴、漠然とした、
はっきりとした形の無い、またはあっても、ほのかにまるく、
ほのかに四角く、淡く浮かぶ船か建物か、浮かんでは消え
消えては浮かぶ、いつまで見てても飽きない、世界でした。

昨年、少し植物や、お家の屋根などで、水色、黄色、
朱色など、色が見えてくるようになったのを感じていました。

さて、今年は、どんな絵が、わたしたちを迎えてくれるのでしょうか。

わたしも、お友達も、息を呑み、見渡して、
同じ事を口々に言いました。家の絵が増えていること。
くじら(動物)がでてきたこと。4つ足の動物もでてきたこと。
木の根や、山のようなものが、その丸みやくぼみ、
さまざまな特徴を出している事。色が、水色の他に、
緑もでてきたこと。瑞々しい緑の葉を広げ、陽をあびて、
伸びてゆくであろう、木がでてきたこと。

嬉しい。

わたしも、勿論、一緒に行ったお友達も、内海さんには、
お会いした事も、お話した事もありませんし、絵の制作について
どんな日々を送って、どんな思い、考えで描かれてきたか、
どんなにご苦労されて生み出してきたかなど、知る由もありません。

ただ、感じたのです。
確実に、昨年とは違う、内海さんが生み出した作品たち。
いろいろなものを、描こうとしている、
一歩前進しようとしていることを、絵を観て感じたのです。
違うのかもしれませんが、この日、この時間、
確かに、わたしも、お友達も

「きてよかった。」

そんな思いで胸がいっぱいになったのです。

途中、小さな女の子とお母さんがいらっしゃいました。
毎年、内海さんの絵を観にいらしてるようです。
女の子と、どの絵がいい?といっぱい迷って、
一枚の絵を選んで買っていかれました。

ブリキ星さんの店主、加川さんがおっしゃいます。

「今年は、もうほぼ完売状態です。
 初めていらっしゃった方と、内海さんの絵が好きで
 いらっしゃった方と半々なのですが、
 いい絵はどんどん売れてゆきました。」

赤い丸いシールが「完売=購入済み」です。
白い壁の作品脇には、赤い丸いシールがいっぱいでした。

「内海さんの絵を買おうと思ったら、初日に来なくちゃ駄目だね」
「1年に1回だから、内海さん貯金しなくちゃね」
お友達と残念ながらも、嬉しい気持ちで、自然と笑みがこぼれます。

加川さんに「記念に、写真撮っていっていいですか?」
とお伺いし、ご了承いただいたので、撮らせてもらいました。

「この感じを撮るのは難しいでしょう」と加川さんに言われて
「そうですね、難しいです。個展はなまものですからね。」

撮りながら、自分で口にした言葉に、ふと、立ち止まります。

「個展(展示会)は、なまもの」

作家さんが生み出した、かけがえのない絵、作品。
その作品が、ひとつの場所で、ひとつの、
ある、決められた並べ方で、一定期間、
ギャラリー空間に飾られる、展示される風景。
このギャラリー空間と展示風景、そのものは
「なまもの」であり、2度と同じ風景は見られません。

この個展で飾られた絵たちは、それぞれ、
お求めになった方々のお家へ送られてゆきます。
ですから、もう、2度と、この展示風景を見ることはできません。

「記念に」「思い出に」とカメラで写真を撮りつつも、
カメラでは撮りきれない、伝えきれないものを実感しました。

この日の天気。晴れていたこと。
桜が静かに散っていて、気持ちのいい喉かな午後だったこと。
白い壁に並ぶ絵が迎えてくれたこと。
春という季節の中で、確かに、昨年と違う、
前向きな一歩を感じられた、成長しようとしている様を感じ、
きてよかったと嬉しく思ったことなどは、

目で観た絵の残像は、目の裏に焼きつき、頭の片隅にありつつ、
胸の中で、いろいろな引き出しにしまっていけます。
この感じ方、しまいかたは人それぞれですから、

「この日、このギャラリーで、この作家さんの
 こんな作品を見て、こんなことを思った、感じた」

という、「実際に行って観て感じて思った体験」は
決して活字や写真などでは、全て表しきれないものなのだと
観念しました。でも、それでいいのかもしれません。

活字は、想像はできますが、全く同じ経験はできません。
写真は目で情報を得られますが、記憶に残るかというと
行った人にしかわからない、一期一会の体感、
実際に訪れた人にだけ得られる、醍醐味までは
写せないのです。文明の利器をもってしても、
たぶん、永遠に、できないことでしょう。

わたしも、お友達も、5ヶ月ぶりに会いました。
お互い仕事や悩みを抱えながら、生きるのに必死でした。
でも、たまにしか会わないけど、お互い辛さや大変さが
わかるだけに、お互い、思うことは同じところがありました。

昨年とは違う環境、仕事、人間関係、自分の気持ち、
とらえかたなど、わたしもお友達も、少しだけ、確実に、
昨年や、5ヶ月前とは意識が違っていました。
そんななかで、内海さんの個展を見たという現実。
より一層、前向きな希望と共に
次の一歩に進む自信につながりました。

だから「きてよかった」「うれしかった」のだと思います。

上の写真の絵が、
わたしが、今回この個展で一番気に入った、好きな絵です。

題名「新しい世界」丸いです。そして、白いです。
なんだか、好きです~!!多分、これからわたしの
生活が少し変るので、自分をもっと律する必要がある自覚があり、
また、「人間としてまるくなろう」と思うことが多かった
からだと思います。京都のお寺によくある庭園みたいと感じました。
この「新しい世界」には「2」もありまして、こちらは台形なんですよ。

店主・加川さんに、ご了承頂いて、並べてみました(笑)
どうにもこうにも、並べてみたくなったのです!
加川さん、そして、内海さん、すみませんm(_)m

「新しい世界2」のほうが、台形で少し大きいですね。
2のほうは、銀閣寺の庭園みたい?!
あと、並べてみているうちに、
京都の源光庵の「悟りの窓」という丸い窓と、
「迷いの窓」という四角い窓を思い出しました。

今年も、内海満昌さんの個展が観れてよかったです。
ブリキ星さん、内海さん、どうもありがとうございました!


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ギャラリーブリキ星さんでは、
4/4(水)~4/12(木)まで
企画展・内海満昌展を開催しています。是非、お立ち寄り下さい。

■ギャラリーブリキ星
〒167-0042
東京都杉並区西荻窪北5-9-11
03-5938-8106
http://members.jcom.home.ne.jp/burikiboshi/
定休日:月火
営業時間:11時~19時
アクセス:JR西荻窪駅徒歩10分

2007年4月 8日 (日)

木香家さんと常楽院声明雅楽琵琶コンサート

----------------板橋の手作り注文家具 木香家さん------------------

木香家さん。個々のライフスタイルにあった、
フルオーダーで製作提供してくださる、注文家具屋さんです。
わたしが、ココを知ったのは、ほんと近所で偶然通りかかったからです。
木の香りがして、店主さんもいいかたで、奥のギャラリー空間も素敵です。
なんていうんでしょう・・・入れば、すぐ、ここが、
とっても素敵だということが、わかる方にはわかるはずです。

何度か、行ってみたら店主さんがいらっしゃった、という偶然が続き、
店主さんから、お客様に「いつ見てもしまってる」「いつきても、あいてない」
と来るたびに言われるというお話もお聞きしていました。

もともと、工場で手作り家具を作り、現場にも行かれているので、
毎日あいてるわけではないんですね。なので余計に、
店主さんがいらっしゃる、あいてるときに出くわせることの偶然に感謝です。

居心地のいい、素敵な空間、木香家さんを、にこにこネットで、
リンク・ご紹介させていただきましたが、このたび、お話を伺ってきました。

木香家の店主、石塚典男さんは、お父上さまが椅子職人で、
物心付いたときから、ノミ、カンナ、木材が遊び道具でした。

手に触れるものとして、この木は重い、折れやすい、棘が出やすい、
匂いはどんなか、この木は野球をすると球がよく飛ぶ、
この木で殴られる(親に怒られる)と、どんなに痛いかなど、
五感を使って、自然と木の特徴が身についていったそうです。
木の名称などは、後から覚えていきました。

石塚さんは、木に囲まれ、触れ、感じる中で育っていきます。

大人になると、ディスプレイ会社で、空間デザインの仕事に携わります。
博物館や美術館、デパートやレストランのウィンドーのディスプレイを
任せられてゆきます。そんななかで、「いかにモノとしてとらえるか」
ということに疑問を感じてゆきます。

昭和43年、椅子職人だったお父上さまが、工場を立ち上げます。
石塚さんは、置き家具や、作り付けの家具、収納家具などを、
デザインして、つくっていきます。そうしているうちに、
プロの方だけと仕事をしていく事に、物足りなさを感じるようになります。
もっと違うことが出来るんじゃないか。
もっと木を通じて、人との繋がりが広がらないものか。

「木」のことやお客様、相手の気持ちではなくて、
「いかに自分がもうけるか。利益のみを優先追求して、
 気持ちや繋がり、技術の助け合いなどを切り捨てていく」ことが
容赦なく、どんどん増えていく。
これは、どの職業、どの世界でもある、共通の問題点だと思います。

「もっと、素直に認めてくれる人。
 営利主義じゃない、一般の人、相手の顔が見える仕事をしたい。」

木の事を、全く知らない一般の方が来て、樹齢を知って新鮮に驚く様。
子どもが来て触る。木という生きものに触れ無邪気に喜ぶ様は、
石塚さんご自身の小さい頃と同じかもしれません。

木って凄い。人の手と同じであったかいんだ。ぬくもりがある。
いい香りがする。生きた感情、感触は、一瞬でも永遠です。
切り捨てられる事の無い、人に与えられた、人ならではの大切な感覚を、
同じようにわかる、感じ取ってくれる人におくりたい。

石塚さんは、そのために、家具などを作り出すときは時間をかけ、
こだわりをもって、進めていきます。自然から作るということは、そういうこと。

「木を仕入れ、管理し、工場で家具を作り出す作業は
 子どもを育てるのと同じ。子どもをお嫁に出す感覚と同じ。」

お客様のご要望と同様に、お届けする家や空間の事も考え、
責任を持って送り出したいし、送った後も、新しい環境で、
ずっと可愛がってもらえるよう、大事にしてくれる人に安心して送り届けたい。
石塚さんのお話を伺っていて、そういうお気持ちが伝わってきました。

木で物を作るとき、急いだ心でいると、木は怒って削らせてくれないそうです。
生きものとして、呼吸している木、何年も生きている木は
地球という土壌、空気、光、自然そのものを吸収しています。
ちっぽけな、人の勝手なこころなど、お見通しというわけです。

地球の、自然の恩恵を受けた形が、木の文化。
今、木が見直されているのは、この何十年かで、
日本が忘れてしまったものの大きさを表しています。

便利で安くて大量でスピードを求めるあまり、
省略してはいけないものを、省略してきてしまったように思えます。
子供のころから、木に触れていない子どもは、木のよさなどわかりません。

それでも、若者や、ふらりと来た方々が、
木香家さんで「ここ、落ち着く~」と一瞬にして和んでしまうのは、
一枚板がたくさん並び、木の香りに包まれる空間にいるからです。

「人は、昔から、木と寄り添いあって生きてきました。
 思い出してください。その証拠に、『休む』という字は
 ”にんべんにき”と書き、『人が木に寄り添って休む』ことなのです。」

石塚さんが、この話をしてくださったとき、目から鱗でした。
そっか、そうなんだ。なんだか嬉しく、いとおしく感じました。

人は生まれたときから、木には素直になれる。
遥か昔からの、人間の記憶のDNAに組み込まれているのかもしれません。

石塚さんは、店内にある、木のテーブルを触りながら、
なでながら、お話くださいます。その手が印象的でした。

「思い起こせば、木と一緒の暮らしだった。人はやかましい。
 でも木は黙っていつでも迎えてくれる。触っていても暖かい。
 なにがいいという理由はない、木の呼吸を止めちゃいけない。」

木香家さんでは、建築・リフォームのご相談など、承るときがあるそうです。
思わず、ぽるるのリフォームの件をお話しし
「なにかあったとき、ご相談に乗って頂いても宜しいでしょうか」
と、お伺いしたところ、

「いいですよ。うちのモットーは、相談はお金を貰わない。嘘はつかない。
 出来ない事は出来ないと言う。これだけは、はっきり約束できます。」

これだけって、これだけで、じゅうぶんです。
これだけのことが、実はできない企業って結構多いじゃないですか。
とくに大手、有名企業だと。

石塚さんのお人柄の魅力がここにでていると思います。

お話を伺っている間も、「よく見てるんだけど、いつもあいてなくて、
きょうはあいてたから、いそいできた」というお客様が、いらしてました。
気になっている、木香家さんのファン、隠れファンも含めて、
たくさんいらっしゃることを、なにより、物語っているのだと思います。

わたしの夢は、木香家さんで、ぽるるの家具を作っていただくことです♪
石塚さん曰く、実際に、お家に行って、お家の雰囲気や構造を見て、
それにあった木を選んで作られるそうです。
「ものの、本質をいかして、いいものをつくる責任感」ありがたいです。

木香家さんの、奥のギャラリースペースでは、
石塚さんの作品と、コレクションの陶器や絵画が展示されています。
ここで、なにか、企画展などできたらいいですねとお話を受けました。
地域や、石塚さんと同じように、原点回帰、人として大切なことに返って
創っていこうという、作家さん同士の繋がりなど、
なにかしら、企画・展開できたらと思っています。

この日本、地球から木がなくなったら、緑や花がなくなったら。
当たり前すぎて、ちっともなんとも思っていないことを意識するとき、
わたしたちは、いかに、自分たちだけで生きてきたかのように
錯覚しているかを思い知らされます。

一本の木は、何十年も命の先輩。何も語らず、何も訴えず、
ただただ、形変わっても、木として存在し、わたしたちの暮らしに役立ち、
いつも回りにいてくれている木。木の香りに心地よいと感じたら、
嬉しさと共に、ありがとうって、思えるようになりたいです。


木香家
http://www.mokkouya.jp/
〒174-0071 東京都板橋区常盤台1-41-7 三貴苑ビル1階
TEL 03-3965-2433

本社・富士室内工芸(株)
〒174-0063 東京都板橋区前野町2-30-6
TEL 03-3960-8729


----------------常楽院さんで、声明コンサート------------------

3月に取材をしていたのですが、夜だったため、
外の御店の入り口写真をとりそびれていました。
4月7日(土)に、ふらっとカメラを持って、木香家さんに行ってみると、
運よく開いていたので、店主の石塚さんにご挨拶して、
写真を撮らせてもらいました。すると、「このあと、用事ある?」
「いえ、ないですけど」「このあと、声明があるんだけど、いかない?」
と突然お誘いを受けることに!!!

石塚さんのお話では、常楽院の住職さん直々に携帯電話で
「きょう、声明あるから、こない?」とお誘いを受けたそうです。
それで、午後からお店に来て、時間が来たら店じまいをするところだった。
特に、誰にも声をかけていなかったけど、
このタイミングで、偶然、わたしが来たので、
「これは偶然じゃなくて、必然じゃない?何か、呼ばれるものがあったのかもよ」

わたしは、親が天理教で、鳴り物の音が好きで、雅楽や能に興味がありました。
歌舞伎や舞台など、いつか見に行けたら・・・とも思っていました。
その程度で、声明と聞いても、さっぱりなんのことかわからず、
お寺で、その宗派でもないのに、行ってもいいのかなと思ったのですが、
石塚さんが「だいじょうぶ」と仰るので、
「これもなにかのご縁かな」と行って見る事にしました。

もう桜、散っちゃってますね~。常楽院は、真言宗豊山派のお寺だそうです。
幼稚園もあり節分会やお施餓鬼、お花見、常楽寄席など行事や催し物を開催し、
檀家や地域の皆さまとの交流を図っていらっしゃいます。
常楽院さんのHPはこちら。
http://www2.ocn.ne.jp/~jorakuin/index.html

わたしは、年初めに、散歩をしていて、書で面白い言葉がかかれている掲示が
何枚かあるお寺・・・として、1回みたことがありました。
まさか、このお寺に、木香家さんに連れられて、
声明を聞きにくることになるとは。不思議なご縁です!


さて、声明とは、なんなのか。
帰宅してHPを拝見してから、わかったのですが、お経に節を付けたものだそうです。
国立劇場などで毎年公演され、人間の肉声による古典音楽、
日本音楽の原点の一つとして、人気が高まっているそうです!
木香家さんにも
「説明して頭で考えるより、聞いて感じたほうがいい。日本の文化として、
素晴らしいもの」とお聞きしたので、いやがおうにも期待は膨らみます。

初めて、常楽院さんに入りましたが、お庭が素敵でした~
こんど、ゆっくり来て写真撮りたいと思いました*

椅子に座って、はじまるのを待ちます。本堂が綺麗で荘厳~!
張り詰めた空気が緊張感があって好きです。自然に背筋がすっとします。
上を見たら、鴨居(?)に龍が彫ってあって、嬉しかった。

笙・篳篥・龍笛の雅楽の演奏がはじまると
もう、ずわーっと鳥肌が立ちました。神妙な気持ちになります。

導師の独唱や、袴姿の声女隊と、黒い衣装のお坊さん、
色つき衣装のお坊さんが、それぞれ立ったり座ったり、
しずく型の紙を投げたりして歌い、導師を中心に輪になって
回りながら唱えたりと、正直言って、何を言ってるのかはわからないけど、
身動き一つ出来ない時間でした。声の響きを肌で感じて、
毛穴が開き、手足の指先から、声のこだまが入って出て、
循環していくような感じを受けました。

終ってから、投げられたしずく型の紙を持ち帰っても良いと
言われ、みなさん、拾ってらしたので、わたしも数枚持ち帰りました。
達筆すぎて、なんて書いてあるのかわからないのが、ちょっと残念~。。。

※後日、教えて頂いたのですが、この、涙形の紙は散華というそうです。
散華は、書家であり篆刻家でもある、小田玉瑛先生直筆の大変貴重なもの
だそうです。小田玉瑛先生は、常楽院で、公開篆刻講座を開かれています。

最後は、川嶋信子さんの薩摩琵琶のライブを聴きながら、
外でお花見&酒席。
※川嶋信子さんのブログはこちら。
谷中琵琶スタイル

木香家さんにくっついていったので、いつのまにか
「住職さんのお客様席」という一番凄いテーブルについてしまい、
すぐ隣に住職さんがいらして、もう、緊張・緊張!!
朝から何も食べてなかったので、すきっぱらに
頂いた日本酒が甘くて美味しく感じられてしまった(^-^;)

住職さんや木香家さんからも
「凄い人いっぱいいるよ、書家さんや、作家さんや」と伺っていたので、
もう、ソワソワドキドキ、どうしたらいいのか、きょろきょろで、
日本酒の回りが速かったような・・・(A^-^;)少しお話ししたり、
お名刺交換できたのは、
切画作家・風祭竜二さんのアトリエのマネジャーさんと、
http://www.kiriga.com/index.htmll

千葉にお住まいの、絵も描かれる人形作家さんと、
お着物と話し方が上品な、住職さんのお弟子さんなど。
(これをもし、みていらっしゃいましたら・・・。すみません、
 ミクシィ、みつけられませんでした。。もし宜しければ、お問い合わせ下さい)
最後、住職の守山祐弘さんと、お話し、お名刺お渡しできたので、よかったです!!

わたしの率直な感想は
「常に楽しむなんて、いい名前のお寺ですね~♪」
すみません、こんなことしかいえなくて・・*

雨が降ってきたので、一足先に帰ってきましたが、
お誘い下さった、木香家さんの石塚さん、ありがとうございました。
また、なんにも勉強・宗派でないにも係わらず、
初めて行っても受け入れてくださり、安心して楽しめました、
常楽院の住職さん、コンサートを聴かせて下さった皆様、ありがとうございました。
声明、素晴らしかったです。こころに残る、花見の一夜でした。

----------------後日談-----------------------------

数日後、木香家の石塚さんから
「住職から預かってるものがあります」とお電話を頂く!
なんだろう~??と行ってみると・・・

篆刻!!!!ご住職の守山さんは、お寺で、
篆刻のお教室をやっているそうです。
お名刺渡してご挨拶したので、名前を覚えてくださったみたいで、
ちょちょちょっと、「ちよ子」の「ち」を彫ってくださったそうです。
しかも、住職直筆の色紙(?)つき!!う・れ・しいぃぃ~♪♪*
篆刻って、興味あるので、是非、教室体験してみたいわ~☆
住職さん、どうもありがとうございます!大事にします!
また近いうちに、お礼とご挨拶に行かなくちゃ~(*^0^*)p♪


----------------後日談2-----------------------------

「木香家です~」ある日、木香家さんから電話がありました。

「常楽院の住職さんから、さくらんぼ狩りにきませんか?
 とお誘いあったんだけど、もしお近くにいらっしゃいましたら
 どうですか?わたしも、じきに向かいますが」

おっとーー?!さくらんぼ狩りですか?!(^_^*)★
常楽院の住職様には、篆刻をプレゼントいただいて、
まだお礼に伺っていなかったので、行ってきました!

着いてみると、まだ木香家さんは到着していない模様で、
住職さんに案内されて、庭にある、さくらんぼの木に
かごを持って向かいました。

小粒ですが、いっぱいなってました!可愛い!!
もうちょっと揺らしただけで、熟したのは落ちてしまいます。

「もう鳥がどんどんついばんじゃうから、あと1,2日だろうね。
 雨が降ったら終わりじゃないかな。真っ赤なやつは、
 つまみながら食べちゃうといいよ」

住職さんのお言葉に甘えて、結構とっては食べて・・・をしてました*
途中、通りすがりのカップルに
「見てご覧、ほら、さくらんぼだよ」と話しかける住職さん。

「え~?!食べられるの?!すごーい!」とはしゃぐ女性。

すると、住職、ぽき!っと一枝折って、枝ごと、さくらんぼを
カップルに渡してました。カップルも驚いてたけど
わたしも、びっくり!住職、太っ腹~★

「それ持って食べながらあるいてたら、みんな、びっくりするよ」
「うわ~♪ありがとうございま・・・・ぎゃ~!!」

女性の黄色い雄叫びが・・・(^_^;)
それもそのはず、よ~くみると、さくらんぼの葉っぱに
羽虫が鎮座しているのでした!あは★
1度気がついちゃうと、もうちょっと目を離せませんよね;。
わたしも、最初気がついたときは、飛び上がりそうでしたもん。

「だいじょうぶだいじょうぶ、毛虫じゃないから、
 羽虫だから、タマゴの・・・云々、
 このお姉さんも、はじめは、びっくりしてたよ」

そうそう、同じ説明を受けました。わたしは
「ハムさん、ごめんなさいね~、美味しいの、
 すこ~し、とらせてくださ~い。悪さしませんから~」
と祈りながら(びびりながら)とらせていただきました*

とりあえず、カップルは、男性の方が虫、平気そうだったので
そのままお持ちになっていかれました。

いや~。しかし、東京の大都会の真ん中で、
さくらんぼ狩りできるなんて、しあわせものですね♪
次に場所を移動することに。

お庭には、山椒や蕨も生えてました。山椒は、住職から
食べてご覧と頂いたので、「辛くないのかな・・・」と
どきどきで食べてみましたが、すっきりして美味しい!
「ハーブといっても、わからないでしょう」確かに!

こんどは、木に登ってとります。木に登るの初めてだったので
おっかなびっくり、おそるおそるでした(^-^;;;

今日の収穫は、こちら~♪とっても甘くて美味しかったです★
住職さん、ありがとうございました*


さくらんぼ狩りが終った後は、そのまま住職さんに
案内されて、土器が飾ってあるホールに行きました。

板橋区前野町で発見された、弥生式土器のかずかず。
東京都指定有形文化財に指定されています。近くの小学校から
社会化の授業の一環で見学に来たり、年1,2回は
博物館などの展示会を回ることもあるそうです。
ご覧になりたい方、見学希望など詳しくは、
常楽院さんのHPへどうぞ。

そのあとは、お茶を飲もう・・・が、なぜかつがれたのは、日本酒*
日本酒を頂きながら、篆刻の作品集など拝見し、お話を伺ったあと、
「食べに行きましょう、ご馳走しますよ」と住職さん。
うわ~☆ありがとうございます!*


このあと、お2人に連れられて、居酒屋さんへ行きました。
いや~しかしですよ。
いつもひとりで、同じスーパーで買ってるものを食べている、
外食してもいつもだいたい同じお店(美味しいの知ってて安心だから)
なので、こういう、全く知らないお店、
しかも自分ひとりじゃ来ないところに、
たまには、連れられて、こういう外の世界(?)を知るのも
世間を知るのにいいことなんだな~と思いました。

住職は、わたしの持っていた、さくらんぼを
お店のマスターとママさんに「みんなで分けて食べて」と
渡しました。お店の中にいたお客さん全員にほぼ
行き渡って、皆さん「ありがとうございます、いただきます~♪」
「どこでとれたんですか?」と話が弾んでいました。
こういうところも、さすがですね~。

最後のほうは、もう酔いが回ってきて、ふわふわしてきてしまい、
なにかとても、大切な、勿体無い、素晴らしいお話を
わたしにしてくださっているということだけは、わかるのですが、
周りのお客さんの声も大きかったのもあって、
「え?なんですか?」と聞き返すのもなんなので
必死に聞きましたが、かなり、すべり落ちているような気がする・・・・。

ただ、覚えているのは、
住職さんの、酔っていない、きりっとした目と、

「いっぱい、凄い人知っています。たくさんいます。
 いつでもご紹介します。いつでもきてください。」
と言われたことと、(プレッシャーが~。。。!)

「あなたは、これからも、今やっていることを続けていくことです。
 ずっとやっていくことです」と言われたこと。

嬉しいです。木香家さんに行ってなかったら、お会いしてなかったら、
常楽院さんに行く事もなかったし、声明コンサートに行く事も、
住職さんにお会いする事も、篆刻を頂く事も、
さくらんぼ狩りに誘われる事も、
こうしてありがたいお話を頂くことも、なかったのだと思うと、
ありがたいです。まわりまわって、またお礼を別の形で
木香家さんや常楽院さんにお返しできるように、
勉めていきたいです。

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Chiyoko and Kazuhiko