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西荻窪 ギャラリーブリキ星
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2007年2月11日、西荻窪にあるギャラリーブリキ星さんに行ってきました。

ブリキ星さんは、作家さんの企画展(ギャラリー)と、常設展(店舗)の
二本立て運営をされています。わたしが行った時は、この、
常設展、店舗の状態のときです。
店主の加川さんが、集め揃えたたくさんの古いものと、
新しい作り手の作家さんの作品を展示販売されています。


ブリキ星さんの特徴は、とにかくいつ行っても「新鮮」だということ。
そして、昼は昼の、夜は夜の日の光、夜の暗さと照明の明るさで
どちらの時間帯でも、作品の味わいが楽しめる点にあります。
まずは、わたしが胸ときめかせた素敵なお品の数々をご紹介。

右の蓋つきの黒っぽい器は、韓国の高麗時代、11,12世紀ごろに
お寺で使われていた器。この金属ちっくで、かつ、しぶい光具合がすき。

左の茶色の重箱(?)は、同じく韓国の100年前に使われていたというもの。
中を開けると、意外と底が浅いので、お弁当入れ・・・ではないかもしれません。

手前の金色の丸い小さな3つの入れ物は、明治時代、日本で使われていた
薬入れ。金メッキだとか。お洒落です~♪

奥にある、4つ並んだ、試験管をさかさまにしたようなものは、
なんと、日本の江戸時代、大名行列の槍の先っぽだそうです!

はい!こういう、下に置いてあるもの、大好きです。特に石とか丸いものだと、
より好きです*この石は、縄文時代の石器だそうです~☆
奥にある、大きな丸い壷みたいなものは、嘉陽恵美子さんが創られた土器!
嘉陽さんは、大阪から沖縄に渡って土器を創っていらっしゃるそうです。
この丸さ、素晴らしいですね。丸いものを作るって究極な事じゃないでしょうか。

こちらは、日本の大正時代頃の、木馬。左にあるのは、
韓国の皮の帽子!すっごく固いので皮とは驚きです。
加川さん曰く、漆を塗って固めているのだとか。



ぱっと見て、左の青い器が気に入りました。こちらは、北朝鮮の
200年前の焼き物。濃い青い色なんです。
隣のしずく型に割れてしまっているのは、1660年代の日本の伊万里焼き。
隣同士にあることで、ひきたちますね。
1つだけ映っている茶色の壷は、日本の弥生時代の壷!
ここにあること自体が、すごすぎます~!!

こちらは2つともオランダのもの。左の白いものは
なんだろう?牛乳いれ?とおもいましたら、湯たんぽだそうです!
焼き物の湯たんぽ!どう使うんだろう!これについては、この日
訪れていたお客様、何人か同じ質問をされていました*

ああ~このレンガ色っていうんでしょうか、
赤茶色で白いマーブル模様好きです!!こちらは、
イタリアの17世紀の焼き物。隣にあるお皿のようなものは、
中国のもので、沈没船の中からでてきたものだそうです!!

こちらは、オランダの瓦。日本の高度成長期の時のように、
オランダで古い建物が壊されていったのは、1980~90年代。
そのときに、古い瓦とかタイルが市場にでてきたそうです。

この大きな丸い壷は厚川文子さんが作った焼き物。
この丸さも素晴らしいですね!左にあるのは、「砧(きぬた)」
というもので、麻などの洋服を洗うときに、これを
使って叩いて布を柔らかくしていたそうです。
大正時代くらいまでは、一般家庭で普通に使われていたそうです。

こちらは島根県の焼き物。奥にあるのは、「石見焼(いわみやき)」。
手前にあるのは、「布志名焼(ふじなやき)。」2つとも初めて知りました。
なんともいえない、バタークリームのような色合いが素敵です。

それにしても、わたしが「これはなんですか?」「これは?これは?」と
聞く度に加川さんが全部教えてくださり、もう感心関心のるつぼです。
これは、もう、小学校の社会の授業で、いきなり博物館に行っても
「かったるい~」でしょうから、授業の一環として、
ブリキ星さんで、いろいろな古いものを見てそこから歴史を紐解く体験を
していったら、そのほうが子供が喜んで学べるんじゃないでしょうか!

さてさて、まだまだ素敵な紹介したいものは沢山あるのですが、
ここで、奥の天窓スペースに移ります。

この書は、川嶋徳人さんが船橋の福祉事務所「太陽」で
左足一本で書き上げた字です。右のカレンダーは、
字の部分は全部ぶっつけ本番で書いたもので、
「心」のほかにも「愛」や「歩」「望」「飛」などありました。
わたしは「笑」の字のカレンダーを購入させて頂きました。
左足だけで書かれたとは思えない勢いのある字です。
自分に恥ずかしくないように生きていかなくちゃ・・という気持ちになりました。

a・・・インドネシアのボルネオのダヤク族の魔よけ。集落の所に立っている
お地蔵さんのようなもの。アイアンウッドという、水に沈む固い木で作られた物で
動かそうとしましたが重くて無理でした。頭のはじや、肩の部分が穴が開いて
朽ちていますが、そこに年月を感じます。肩を触って見ましたが
ほんとの子供みたいです。最初は「おっかない?」と思って見てましたが、
帰る頃には笑いかけてくれているように見えきて不思議でした。
奥の白いお皿は、日本の平安時代の瀬戸の焼き物だそうです。

b・・・15~16世紀のミヤンマーのやきもの。とっくりのようです。
なんとなく、こう、手にすっぽり入るような安定感があり、とっても気に入りました。

c・・・黒田透さんの焼き物。伊豆で「かけら」をテーマに作れられているそうです。
この青さがみずみずしくて「やまなし」を思い出しました。

d・・・本原玲子さんのオブジェ。これは、一目見て「なんだろう!面白い!」と
気に入りました。なんだかわかんないけど、置いておきたい、味があります。
いつかお嫁さんに欲しいです。

e・・・森田春菜さんのオブジェ。ただそこにあるだけで、手が伸びてしまいます。
いろいろな角度から眺めてしまいました。

f・・・本原玲子さんのオブジェ。こちらも、何度と無く手にとって
そのたびに、親しみがわいてしまいます。もう謎=なんぞやです。

ブリキ星さんでは、現代作家さんの常設展があります。

上左から順に、安藤雅信さん、李英才さん、
吉田直嗣さん、鈴木隆さん、
本原玲子さん、三谷龍二さん、
この外にもいろいろな作品が展示されています。
どうぞ、実際にご覧になってみてください!


さて、この長いレポートもいよいよ最後となりました。
ギャラリーブリキ星の店主さん、加川さんに、お話をうかがいました。

ギャラリーブリキ星さんは、2001年3月にOPENし、丸6年となりました。

古いものを見て集めていく事は、趣味として20年前から
やっていたそうです。53歳のときに、突如、自分はこのままでいいのか、
自分を削る、削ぎ落としたいという気持ちに突き動かされ、
2年後に会社を辞めますと宣言。その2年でいろいろな準備をされたそうです。

趣味の延長線はやりたくない、それでも最初は貸し画廊と
企画展を考えたそうですが、最終的に、新しい作家さんを
どんどん紹介していく企画展と、店舗の形態にすることに決め、

都内にお住いだったのを、引き払って、ご家族皆様で
この西荻窪にいらしたそうです。もともと、この場所は古い呉服屋さんで、
リフォームして始める予定だったのが、リフォームするのも新築するのも
同じ条件だった為、急遽新築されたそうです。ベニヤと松、杉、トタンだけを使った
シンプルな建物、ギャラリーブリキ星さんが、こうして出来上がりました。

この2年を、加川さんは「走りながらこうなっていった」という
言い方をされています。また6年続いている事が
「不思議なくらい」だと仰っています。
こんな大変だった2年間をちっとも感じさせない、
静かでいつも変らない落ち着いた佇まいのブリキ星さんの魅力は、
加川さんと、ギャラリー自体、展示されてる古い物や、現代作家さんが創る
新しいものとの相乗効果が生み出しているのかもしれません。

わたしが取材でお邪魔した日、たくさんの若者が入ってきては、
思い思いのテンポで見ていきました。すると、加川さんがいつのまにか
お茶をお出ししてくれます。「どうぞ。」「ありがとうございます。」
お客さん方々は、そっとお茶をいただき、思い思いの物へ目をやり
それぞれが思い思いの時間に浸るのです。
お茶をごくりと飲む音さえも緊張してしまうくらい静かですが、
それがまた心地いいのです。こうしてまた彼らは自分のテンポで
「ご馳走様でした」と区切りをつけて、外へでてゆきます。

目に見えない、ひとつひとつのものの背負ってきた時間がここにはあります。
でも決してどれかひとつが突出して威張るわけでも目立つわけでもなく、
みんな普通の顔して、そこにストンといるのです。まるで
「ここにいるよ、見つけてご覧」とでも言っているように。なんだか、自分も、
ここに並べられたひとつの作品のような錯覚さえしてきてしまいます。

日中は窓から入る外の光と外の車や歩く人の風景が
まるで映写機をみているように感じられます。
こちら側の時間が止まってしまったかのようです。
夜は夜で、外から見ると、表情までもくっきり見えるくらい
中は灯りで眩しく光っている「見られている側」となります。
やはりなんだかすこし「暖かそうで不思議な光景」なのです。

みな、胸に星を抱えて、星は、馳せ流れる。
向かう先は、生まれたルーツ。故郷は、母。命の、源。
鉄の星、銅の星、ガラスの星、木の星、
土の星、紙の星、ブリキの星。
みんなみんな、生きている。
Byちてな
2007/2/11 ギャラリーブリキ星さん取材を終えて。

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ギャラリーブリキ星さんでは、
2月21日(水)~3月1日(木)まで
企画展・久野隆史展を開催します。是非、お立ち寄り下さい。

■ギャラリーブリキ星
〒167-0042
東京都杉並区西荻窪北5-9-11
03-5938-8106
http://members.jcom.home.ne.jp/burikiboshi/
定休日:月火
営業時間:11時~19時
アクセス:JR西荻窪駅徒歩10分

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