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猫の額 ひなまつり~五人展~「和猫絵巻」5

篠原さんも、おおやぎさんも仰っていたのですが、今回5人展ということで、
どうなることか・・・という不安というのは無かったそうです。
みなさん、猫の額さんで個展を体験していて、作風もわかっていたのと、
個性がばらばらなので「大丈夫だろう」と安心しつつ「どうなるんだろう」
と大変楽しみだったそうです。
また、「実際飾るときは、店主木村さんにお任せ。もう、木村マジックです。
こうなるんですね~さすがです」と信頼しきっているご様子でした。

今回いらっしゃっていた3人の作家さんはそれぞれ、
作成にいたるこぼれ話(?)などを通して「あ、そうなんだ」
「それってこうなんだ」と情報を交換しあっている場面もありました。
そばで聞いてるだけでも、どきどきしました。

1日拝見させて頂いた感想としましては、
「こんなグループ展、すごいなあ。作家さんがそれぞれ刺激しあえるし
 楽しい、勉強できる場所でいいなあ」に尽きます。

今回、いろいろお話下さった琴坂映理さん・篠原知子さん・
おおやぎえいこさん、どうもありがとうございました。

さて、最後に、猫の額の店主、木村さんにお話をうかがってきました。

猫の額さんは、OPENして3年半になります。
OPENのきっかけというのは、木村さんの飼い猫ちゃんが
腎不全で亡くなったことだそうです。病気で亡くなっていった猫。

自分に何か出来ないか。病気の猫の為に、何かしたい。
木村さんは、猫のための募金をしたいと考えます。

犬猫病院、大学病院、盲導犬協会、役所、保健所、都庁、
いろいろ調べていきますが、どうもしっくりいきません。
そのうち、木村さんも病気で入院することになります。
入院中に、今、出来る事、したいことはなんだろうと考えます。

一番は、猫の為の募金をすること。他に、猫が好きで、
作家の友達がいて、じゃ、自分でお店をやって募金箱を置くのはどうか。

木村さんは、アパレル・子供服のお仕事をされていたので、
経理や商品管理の知識・ノウハウはありました。

猫にしぼろう。そしてその中で広げていこう。

木村さんは、こうして、50~60件近く物件を見て回ったそうです。

「ここだけは譲れない」というものがあり、それは、予算であり、
坪数であり、通りから一本入った所である、ということでした。

水道橋生まれ荻窪にお住いの木村さんは
こうして、現在の高円寺の猫の額の物件と出会います。

ほんとに、猫の好きな人に来て欲しい。
通りから、一本入っていても、ほんとに好きな人は来る。
木村さんの「譲れないところ」の一番でしょう。

木村さんは「猫のお店は、女性ばかりで、男性は入りにくい。
男性でも、入りやすいようにしたかった」

また、「ギャラリーの敷居を下ろしたい。子供でも初めての方でも
入りやすい、いい絵を見れる環境にしたい。」と仰います。

一番最初に叶えたかった「猫の募金をすること」が、ようやく、
OPEN後、最後に叶うときがきます。小西修さんとの出会いです。

多摩川周辺の野生動物の愛護活動を通して、
ドキュメンタリー写真を取り続けているのが小西さんです。
こちらでは、TAMA猫基金を実施されています。
この募金で、多摩川周辺の猫ちゃんたちを看てくださっています。
わたしは、今回はじめて拝見しましたが、あまりのことに衝撃でした。
しばらく2,3日胸が痛かったです。この事実を忘れてはいけない、
他人事ではないのです。猫でも人でも基本はひとつ。命の大切さ。
皆様も是非ご覧になってください。

そして、猫の額さんにいらっしゃったら、
募金箱があることも、そっと思い出してくださいね。

小西修の動物ドキュメンタリー Studio Kabuto
http://www10.ocn.ne.jp/~kabuto/

「よく勘違いされるんだけど、レンタルスペースのギャラリーではないので、
必ず、一度展示風景を見て欲しい」

OPENして3年もすると、いろいろな作家さんとの出会いがあります。
ただ物を並べて販売する場所ではない。木村さんは、
猫の額というスペースで「この人のために一生懸命やっていこう」と
ギャラリー空間を創っていきます。その人が好きになれて、信頼できること。

見た方、お客さんにびっくりしてもらえるよう、喜んでもらえるよう、
入った瞬間から空間を楽しんでもらうことを目指して
作家さんの作品を飾ってゆきます。

これが、作家さんがいう「木村マジック」ですね。

「どんなことがあっても、なにがあっても大丈夫。心配しないで、どんと来て。」

若い頃は、自分がお世話になった。
だから育てる側もやりたかったと木村さん。

今回の和猫絵巻ひなまつり五人展もまさにそうですね。
木村さんも、作家さんの特性などを十二分に考えた上での
展示方法で、作家さん皆さん、感激されていました。

5人の作家さんは、木村さんを信じて安心して創作に打ち込んだわけです。
グループ展は、お互い勉強しあえる貴重な経験ですね。

これからも、いろいろなことがある。でもなにがあっても、いったん落ち着く。
客観的に見つめる事ができるか。出るところと引くところのセンス。

木村さんは、いろいろなキーワードを投げかけてくださいます。
ひとつひとつが灯台のあかりのようです。ぼやっとしていると、
ただのあかりですが、じわ~っと浸透されていきます。
大事なことは、いつも、実は、わかっていたりするのかなって思いました。

わたしは、猫の額さんが大好きです。猫が好きというのもあるし、
猫雑貨、猫の絵が好きですし、その中でも、来るたびに、見るたびに
「は!これ、いい!」「これ好き♪」と
自分の「お気に入り」を見つけることができます。
それは大変しあわせなひとときであり、
作家さんがいろいろな創意工夫をされているのを見ると
凄いなあ・・・!と感心しますし、見てて嬉しくなってきます。

「こう、ごちゃっとした中に凝縮されて、宝探し気分でしょ。」
にっこりほほえむ木村さん。

は~木村マジック。人のために生きれる人。
その笑顔は不思議癒し系であります。

木村さんが、帰り際、そっと、教えてくださいました。

「ほんとはね、お店を出て、振り返ったら、
 無かった、幻だった、みたいな、それが夢。」
うるうるきちゃいました。アタゴオル物語読みたくなりましたw

猫の額さんにいらっしゃったら、是非、小さな探検者になってください。
そして、心の中で、匂い付けしてってくださいね*


●猫の額さんで開催中の
 「ひなまつり~五人展~「和猫絵巻」は3月7日(水)まで
 開催中です。どうぞ遊びにいらしゃってください☆

★猫雑貨&猫ギャラリー 猫の額
http://www6.speednet.ne.jp/~nekojarasi/

〒166-0003  東京都杉並区高円寺3-20-11 1階
TEL&FAX:03-3317-3115  OPEN:am12:00~pm8:00 木曜定休

ACCESS:丸の内線新高円寺駅より徒歩2分/JR高円寺駅南口より徒歩9分
詳しい地図はこちら

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