にこにこネット
作家さん・アーティストさん・クリエーターさんをご紹介・応援します
姉妹サイト♪
クラフト縁 杜の奏 とてちてた やっち~ず ぽるる
新着記事
ギャラリーf分の1・堀哲郎展「- eGG -」に行って来ました
高円寺「Too-ticki」さんに行ってきました
高円寺「Hattifnatt」さん・「ninni」さんに行ってきました
陶芸「えっへん」西城水穂子さんの陶芸展に行ってきました
皆さんからの投稿レポート【四角の器展 貴志勉~土のしごと~】
岡奈弥・幹佳菜子二人展「Corn・Apple・Tomato~野菜な猫たち 果実な猫たち~」に行ってきました
京橋・藍画廊「伊東三恵子展」に行ってきました
駆け巡る高円寺散策・cafe百音さんにて、タカハシアキラ写真展「H.A.L」
駆け巡る高円寺散策・ZOOM(SUTEKI)さん他
にゃあさんと、日本ホビーショー(東京ビッグサイト)に行ってきました
ギャラリーブリキ星「内海満昌展」(2008年)に行ってきました
さいたま新都心 趣味のギャラリー 「春の訪れ」に行ってきました
銀座ミレージャギャラリー「We Love Cats展」に行ってきました
原宿デザイン・フェスタ・ギャラリー散策『僕はいる』・『星名の部屋』他
神保健城さん個展「散歩日和」に行ってきました
ギャラリーたまごの工房「高円寺裏通り猫展」に行ってきました
琴坂映理さん個展「猫の宝島探検隊」に行ってきました
ギルドアートスペース游 川村千夏 水彩画展「重奏」~森の響き~ に行ってきました
皆さんからの投稿レポート【苫米地正樹 白と黒の世界・ギャラリー澄光さん】
ギャラリーながさわ・寿大学第15期生陶工芸科卒業制作展に行ってきました
コーナーのトップ
カテゴリ
皆さんの投稿レポート
行ってきた/2005
行ってきた/2006
カテゴリ一覧
新着記事
2008年7月
2008年6月
2008年5月
2008年4月
2008年3月
2008年2月
2008年1月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年9月
2007年8月
2007年7月
2007年6月
2007年5月
2007年4月
2007年3月
2007年2月
2007年1月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年9月
2006年5月
2006年4月
2006年2月
2006年1月
2005年12月
2005年11月
2005年10月
バックナンバー一覧
当サイトについて
お問い合わせ

ギャラリーf分の1・堀哲郎展「- eGG -」に行って来ました

6月7日(土)、御茶の水駅を降りて、向ったのは、
3年振りになる、ギャラリーf分の1さんでした!

思い返せば、ギャラリーf分の1さんに初めて行ったのは、2005年12月! 
当時、かえるの絵が好きでよくサイトにお邪魔していた、
「marblefrog」のanzutannさんが、ギャラリーf分の1さんで開催される、
クリスマスショーに参加されると聞き、行ってきたんです!
勿論、お茶の水も初めてだし、anzutannさんにも、お会いしたことなく。
当時は、まだギャラリー取材をやる前でしたから、カメラも無く、
暢気に好奇心だけで、わくわくウキウキで向ったのでした。

当日は、1日だけの限定開催だったので、無茶混みでしたが、
500円で頂けるケーキと紅茶、珈琲はしっかり堪能♪美味しかったの~♪

で、anzutannさんの作品がどうしてもわからず(本名を知らなかった)
ギャラリーの方におききしたら、「あら、きてるわよ、本人」。
なんと紅茶・珈琲をお配りしている方が御本人様でした!!

初ご対面で、はじめまして、こんにちはぁあ♪♪ と舞い上がっていたら、
「若い人は面白いわねえ。会った事も無いのに、インターネットでねえ」と
ギャラリーの館野さんに言われたのが、スゴク印象に残っていて。

・・・それから、三年。ギャラリーf分の1さんには、個展DMを送って頂き、
ずっとご紹介続けてきまして、気にはなっていたんです。行きたいな~と。

はい、前置きが長くなりましたが、ようやく、行ってきたわけです!
堀哲郎さんの「- eGG -」展。なぜか、DMを見て一目で気に入り、
「これは行かなくちゃ!」と駆り立てられるものが沸き起こり。
7日(土)は、高円寺のヨシケイハウスさんの物件取材に行き、
終わってから、駆けつけたのですが、最終日だったので、堀さんもいらしてました!
わたしは、なんて、ついてるんでしょうか。ガッツポーズをこらえながら、
ギャラリーf分の1の館野さんにご挨拶。
覚えてて下さって、嬉しかったです!ありがとうございます~♪

・・・といってもですね、最終日ですので、お客様も多く、
わたしも、舞い上がってまして、あんまりお話しをお伺いしてないんです。
観るのに夢中でした。ですので、今回は、ざっくばらんモードで書きますね。

入り口。ほほう~っと息が漏れる瞬間です。

もう、声にはならない、熱い鼻息の嵐だったように思います。
どこを見ても、抑えきれない、「おもしろーーーーーーーい!!!」がいっぱい!
たぶん、わたしのからだの目や鼻や口や毛穴など、
穴という穴から、目には見えない蒸気が噴射していたように思います!

こちらが、DMになっていた作品です。実際に観て気が付いたんですが、

彫ってある!!これは・・・web上だけでは、よくわかりませんでした。
実際に観てみると、この彫ってある、彫り跡が、実に、実に楽しいのです。

作品は、全部、ひとつのたまご型で、均等に、パソコンで作るそうです。
それを、板に転写して、彫っていくのだそうです。
ということは、これらは、すべて同じ大きさ、
全部もともとひとつのたまごの形だったということです。

「アクリル絵の具(水性)は染み込むので、下の木の肌の色は
 白っぽくしているんです。ひとつひとつは赤茶色に塗っています」

なるほど!だから、彫り跡がより綺麗なんですね。
そして、細かいパーツが、うっとりするくらい深い色で、
ぜんっぜん、見飽きないんですよ。

「学生の頃から版画をやってきました。木版です。
 浮世絵の美人画に見られるような、細かく短い線で描かれた
 細密な日本の伝統木版画に惹かれ、30年位やってきました。

 この、たまごシリーズは、ライフワークとして二十数年、作り続けているもので、
 たまご一個分の形の輪郭を切って、あちこち動かしながら
 形を作っていきます。これを板に写して、彫って版画にしています」

版画と聞くと、下絵を板に乗せて、彫刻刀で彫っていく。
残したい部分を彫り残すか、それ以外を彫るか、違いはあると思うのですが、
彫られていない部分にインクが乗り、それを紙に写す。
一般的には、彫った後、この、刷る工程があると思うのですが。
堀さんの、この、たまごシリーズは、刷ることは無く、その板そのもの、彫り跡と、
たまごの部分部分、ひとつひとつが主役なんですね。

「たまごは、パソコンのディスプレイ上で、純粋に、線と点を動かしたり
 回したりバラバラにしながら形にしていきます。子供の積み木と一緒です。
 最初から、何かを作りたいのではなく、分けたり繋げたりしながら
 そのときの体験や気持ちなどを板に転写して彫っているんです」

「今は、刷らないで白い部分を利用することがテーマです。
 もとは、ひとつのたまご。すべて同じ卵の輪郭なんです。
 バラバラになっても、小さく切り刻まれても、ひとつひとつが大事です。
 点ひとつ、線ひとつ、どこかに吹き飛んで、無くなってしまっても、だめなのです。
 単なる一部分じゃないということ。どんなに小さくても、そのものを構成する上で
 大切な物であるということ。回りを彫ることで、存在を確かにしているんですね」

うーん。こうして書いてみると、たったの5,6行の言葉なのですけど、
これを読んでる皆さんには、もしかしたら、伝わらないかもしれませんけど、
わたし自身、このお話を伺った、とても短い、時間にしたらものの数分です。
その数分で、すごく凝縮された言葉を頂いた、勇気付けられた気がして、
ほんと、嬉しかったんです。

わたしたちは、たまに、「なんでこんなことしてるんだろう」とか
「これって何の意味があるんだろう」と思うときがあります。
時に「自分のやってることの意味」を自分で自身に問い、
わからなくなって堂々巡りしてしまうこともあります。

目が見えないモグラに
「見えなくて、つまらなくないの?土の中は何が楽しいの?」と思う。

目がいっぱいある蜻蛉に、
「そんなにいっぱい見えて、酔ったりしないの?何が得するの?」と思う。
これは例えですけど、身近にいっぱい、似たようなことはあると思うんです。

それぞれの環境や立場、状況の中で、
人は、自然からも人からも、いろんなエネルギーを受けつつ、与えられ、
微妙に距離をとったり、影響しあいながらも、
おのおのの暮らしを営みながら、やれることをやり、
やれないと思ったことはやらず、やろうと思ったことをやれるように、
ひとつひとつを選び組み立て積み重ねていくことができます。

皆、ひとつのたまご。全く同じ大きさ、同じ形だったのに、
それぞれが違った形になって、それぞれの作品の中で動いている。
息をしている。物語は止まらない。現在進行形のように思うんです。
ほんとのほんとのほんとの最初って、
一個の精子が一個の卵子と出会ってひとつになる。
そこからたくさんたくさん時間をかけてああでもないこうでもないと
分裂を繰り返しながらひとつの命が生まれることを考えると、
ほんとうに、すべてのことが、奇跡。
そして、今、生きていることが、とても嬉しい。
そして、今、生かされている時間が、ありがたい。

堀さんの作品の中の彫り跡は、渦を巻いたり、
潮の流れのように、なだらかに揺らめいたりして見えます。
なんだか、よくわからない。そう、わからなくていい。
わかろうとしなくていいんだと思います。
わたしたちは、シンプルに感じたままに視野を、
感覚を広げて思うところまで自由に翼を広げることが出来る。
なんと心地よいことでしょう。

わたしたちの回りで起きている、すべてのことは、
吹けば飛んでしまうような、どんな些細なことも、繋がることがあり、
そして、わたしたちが行なうことは、明日や未来のわたしたちに、
多かれ少なかれ繋がっていくのかもしれません。
これは、あなたやわたしといった、ひとりという次元でも、同じことだと思うんです。

堀さんの個展では、前回の個展も観に来たという女性の方が
鑑賞後、堀さんに感想を述べられていたり、若い男女のカップルが、
この作品は、こういうことでしょうか?と積極的に質問したり、意見を述べたり。
堀さんも熱心にお話しされていました。

わたしたちは、堀さんの抽出した、たまごの一片、導き出された形に
息を潜め、目を細め、身をかがめたり、遠くから眺めたりします。

これってなんだろう?どういうことなんだろう?
光に照らされ、ほのかに影を浮かべ、
それでも尚、圧倒的に無言の無数の幾千の彫り跡。
濃い赤茶色の、たまご形の曲線や点、線を伝いなぞりながら、
ともに流れ、あふれ、こぼれ、落ちては舞う中で、
堀さんの作品を観ているのに、いつのまにか、
自分自身というものを、無意識に感じているような感覚になります。

わたしは、夢中になって観ていました。
観れば観るほど、頭のてっぺんから、爪の先まで、電気が流れるように、
緩やかな刺激が体の中を巡り、しびれっぱなしでした。
飽きない!ほんとうに飽きることが無い。
存分に充分に目に焼き付けて帰る頃には、堀さんに
「ずっと観てくれたね。ありがとう。
 きっといつか、あなたの役に立つ時が来ると思う」
のような意味合いのことを言われました。

凄く恐れ多いと思いましたけれど、人生は自分が形作っていくもので、
幾らでも、何時だって、どんなふうにでも、
自分の生き方に取り込んで変えることができる。変わることができる。
人の人生には、捨てるって、ひとつも無くて、無駄なものは一個も無くて、
すべてが、未来を形作って行く為の、現在進行形なんだなと感じました。
勇気や元気をほわっと頂けた。いつか、将来、堀さんの作品のように、
そんなことを伝えられる人間になりたいなと思いました。

はい、わたしが、一番好きなのは、これです!
まるくて、包み込みながらも、循環しているような。
わたしの勝手な感想ですが、こんなふうに、頭や心、体から、
人生を楽しむ蒸気を噴射しながら、汽笛を鳴らし、
ぽや~っと大海原を渡って行きたい。
林檎のように、皮はしわれていっても、酸いも辛いも受け止めて、
ハートだけは、100歳になっても、びっちり甘い果肉でいたい。
酸素を吸って、二酸化炭素を吐いて、天候と波に身をゆだねながら、
各地で頂いた美味しいものや、生み出された宝物を受け取り、
全世界に運んで知らない人に知ってもらって喜ばれたい。

そして、自分自身も、空間の妙という心地よいデザインのバランスに
怖れることなく、臆することなく、伸びやかに、安らかに
無意識に開放できる可能性を秘めた、そんな作品を作れるようになりたいです。

堀哲郎さん、ギャラリーf分の1さん、
突然お伺いしたにもかかわらず、お話し下さってありがとうございました!
作品を観ることができて、お会い出来て、嬉しくて楽しかったです!
どうも、ありがとうございました☆

■ギャラリーf分の1  http://www.galleryf-1.net/
  東京都千代田区神田駿河台1-5-6 コトー駿河台
  TEL・FAX 03-3293-8756 JR御茶の水駅 お茶の水橋口改札から徒歩5分
  丸の内線・お茶の水駅 、千代田線・新お茶の水駅より、それぞれ徒歩5分


■堀哲郎  http://t2rou.qee.jp/
 1954年 山形県大江町生まれ
 1978年 東京芸術大学油画科卒業
 1980年 東京芸術大学大学院版画科修了
       卒業後、版画制作とミニチュアによる
       18世紀欧米の生活の中の物と技術をテーマに作品を制作
 1978年~東京、山形で版画の作品による個展、グループ展多数
 1994年 究極のミニチュア展(浜岡市、大阪市)
 2002年 驚異の現代作家たち/北原照久アートコレクション展(横浜/そごう美術館)
 2007年 個展/ギャラリーf分の1(御茶ノ水)
 現在、西武コミュニティカレッジ・ミニアチュール工房講師


■こぼれ話し■
 恒例の、ちてなのポストカード(イラストバージョンと、切り貼り絵バージョンと)
 一枚お好きなの選んでプレゼント☆を
 館野さんと、堀さんにも、お願いして選んで頂きました。
 館野さんは、「これ気に入ったわ♪」と切り貼り絵を一枚選んでくださったのですが、
 イラストの時、不動産4コマ漫画のカットのポストカードを見て
 「これは・・・この人は、怒ってるの?困ってるの?」と質問され、どぎまぎしながら
 「あ・・・これは、不誠実な不動産屋がぺらぺら喋って
  騙されそうになって困ってる人という設定で・・・」と説明したところ、
 「私ね、こういう、ちゃんとしてる人が、言いたいことを言えないで我慢している、
 という最近の世の中の風潮はどうかと思うのね」と言われ、おっと、予想外!!!
 でも、すごく、なんか、はっとしましたね。
 不動産の4コマ漫画は誇張して喜怒哀楽放出で描いてますが、
 それとは別に、無表情で可愛い、見た人が表情や気持ちを選べる、
 そんなきゃらくたぁ~達を描けるようになりたいなと、思いました。

 そして、ドキドキの堀さんですが、「イラストと~」と説明する側から
 「こっちがいい」と切り貼り絵をめくってらっしゃいました。あ、やっぱり?w
 でも、思いました。もっと作らな、アカン!!!な、と。
 ふつふつと小さな闘志(?)発芽(笑)です*
 ちなみに、この取材のあと、切り貼り絵、スランプで作れないでいたのですが、
 ●これを作ったら、また最近、作るのが楽しくなってきました。
 特に二つ目は、あの茶色は、どう見ても、たまご・・・・(笑)
 この形に切ってる時は、心地よかったです*
 

2008-7-11
高円寺「Too-ticki」さんに行ってきました

2008年6月3日(火)、高円寺のToo-tickiさんのミニギャラリースペースで、
陶芸「えっへん」の西城水穂子さんの個展を取材させて頂いたのですが、
Too-tickiのナガオメグミさんにも、お話を伺ってきました。
(●Hattifnattさんと、姉妹店のninniさんのレポート記事は、こちらからどうぞ)

遡って思い出してみると、わたしが一番最初に、Too-tickiさんに来たのは、
2005年12月でした。絵を描くお友達とのおデートに、
お互いの距離の間をとって偶然、高円寺を選択しました。
降りたことが無い駅だったので、ネットで高円寺を調べ、
このとき、駅から歩いて行ける距離に「Too-ticki」という、雑貨屋と、
「Hattifnatt(ハティフナット)」というカフェギャラリーがあることを知り、
ここに行くことを決めたのでしたが、入ってすぐに、気に入りました。
当時の様子をこう、記してあります。
「いろいろな手作り作家さんの作品が、可愛くきゅいきゅいっ♪と並べてあって、
しあわせのひととき♪らぶり~♪はう~ん★有頂天になって、ほくほく♪」
これって、3年経った今でも、全く変わりありません!

実は、このとき、蒼猫さん(深津あさみさん)のポストカードを気に入り購入。
非売品の青い羊毛の猫の置物にハートブレイクし
「非売品なので売れません」と店員さんに言われたにも関わらず、
どうしても欲しくて、ネットで蒼猫さんのサイトを調べました。

メールし、「どうしても欲しいので譲ってください!」
と熱いラブコールを送ったところ、了承いただき、後日、無事GETしたという、
思い出深いものがありまして(笑)これを機会に、個展に伺ったり、
取材させてもらうようになったんですよねえ。

「ああ~。蒼猫さん。懐かしいー。元気にしてるかなあ」

お店の管理人、ナガオメグミさん、はじめてお会いしましたが
髪が長くて、レースの付いたエプロンとふんわりロングスカートが似合いそうな、
ヨーロッパの絵本から飛び出てきたみたいな、印象の方でした。
不思議の国のアリスがもうちょっと落ち着いて、ほんわかしたような感じ。
喋り方も、ゆっくりと、ほわんほわんしているので、もう聞いてて、うっとり~♪

蒼猫さん、頑張ってますよ~。この前も、グループ展取材させて頂いて・・・と、
話したところ、嬉しそうに、笑顔で話を聞いてくださって、
なるほど、Too-tickiさんという、お店の魅力もさることながら、
ナガオさんの魅力というのも大事な要素のひとつなんだなと痛感しました。

Too-tickiさんは、ミニギャラリースペースもある、作家さんの作品を販売するお店です。
高円寺の北口、あづま通り沿いにあります。ナガオさんに、オープン迄を、伺いました。

「高円寺を選んだのは、馴染み深い町だったからです。
 私自身、手作りは好きでしたが、
 お店を始める前は特に作家活動をしていませんでした。
 きっかけは、自分で作った物を販売してもらいたいとお店にもって行った時に、
 そこのお店の雰囲気と違ったため、お断りされたことがあったんです。
 今思えば、それはとても当たり前の事だったのですが、
 私のように審査を受けるのが怖くて、持込が出来ない人も居るだろうと思い
 審査が無くても良いお店を作ろうと思い、Too-tickiを作りました」

そういえば、何年か前、ボックスショップが流行ったことがありました。
あそこも、ここも、至る所にあって、箱幾ら、月幾らで、お金さえ払えば、
何を置いてもいいのかと思っていましたが、審査制のところも、勿論あったわけで。
でも確かに、自分の作品を持って行って、断られたら、ショックではありますよね。

「Too-tickiの名前の由来は、好きなお話の中に『Too-ticki』
 というキャラクターが出てくるのですが、みんなに信頼されていて、
 心優しいアーティスト、という設定なんです。
 そんな人が集まって来てくれるように・・・という願いをこめてつけました」

一般的にボックスショップというと、あまり中身が代わり映え無くて、
どれをみても同じようで、するーっと素通りしてしまう。あまり残らない。
そういう「箱」を借りて好きなモノを作って(もしくは売りたい物を)置く、
売るためのシステムのような感じだと、わたしは受けていました。

Too-tickiさんが、他のボックスショップと何処が違うのかというと、
貸していることには変わりないですが、借りている作家さんが
これをこう飾ろうとか、こういうふうに置いたら可愛いんじゃないか、
見易いんじゃないか、Too-tickiさんの雰囲気に合うんじゃないかと、
おひとりおひとりが、来て下さるお客さんに見つけてもらえるよう、
喜んでもらえるよう、多分考えていらっしゃるんだろうなというのが
感じられるところでしょうか。作品を展示している作家さんが
「Too-tickiさんが好きで、Too-tickiさんで展示していることに
 誇りを持っている」ような感じがするのです。
また、そういう方、ひとりひとりが「Too-tickiさんそのもの」なのかなあと。

Too-tickiさんは、圧倒的に、若い女性のお客様が多いですが、
最近は、男性のお客様も増えてきたようです。
また、カップルでいらしても、楽しめるのではないかと思いますね。
この日も、わたしが、取材(写真撮影)中、若い女性の方が
じいっと、店内をくまなく見ていて、暫くしてから、
お店番の方に「ここは、どうやったら、置かしてもらえるんですか?」
と質問されていました。やはり、何かを作っている方にとっては、
ここで展示したいという、ぴんとくるもの、もしくは、
じわ~っと、ここで飾りたい!と思うものがあるんでしょうね。

そういえば、同じ高円寺の、蜻蛉玉ばぶるすさんの店長の星野さんが、
「Too-tickiさんはすごい。特にお父さんが」とよくおっしゃっていて、
「是非、いつか取材して」と言われたんですが、その理由がわかった気がします。
この、Too-tickiさんという、お店丸々、ナガオさんのお父様が作られたそうで!!

「本当にそうなんです!!箱は白く塗ってからふき取って、とか
 階段を作ってとか大体こんな感じで・・・というイメージを伝えました。
 ペンキ塗りなど手伝えるところは、友人にも手伝ってもらいました。
 父も楽しみながら作ってくれました。本当に感謝しています」

なんて、やさしいお父様なんでしょうか~!!とってもありがたいですね!
ほんと、箱(引き出し風も)ひとつ、棚ひとつとっても、なにからなにまで、
全部手作りなんですよね。この味わいがたまらないんだと思います。

わたしも、今まで、お友達の作家さんを何人か連れてきましたが、
皆さん、気に入ってくださり、「面白い!」「楽しい!」「可愛い!」
という声がほとんどでした。そして、めいめい、好きに眺め、手にとり、
仰いだり、しゃがんだりして、もう、何周でもできちゃう勢いです。
どこまで見たか、わからなくなるというか、あれ、これって、さっき見たっけ?
と、また見てみたり。止まりません。みれば見るほど、好きなモノ、
気になるものが増えちゃったりして、エンドレスです(笑)

わたしが気になったものを何点か抜粋してご紹介しますね。
このガラス(?)の中に、白い伸びた雪だるまみたいなの、
すっごい可愛いです!!

実は、ある作家さんが胸に着けていた、赤いテントウムシのブローチが
とても可愛いなあと思っていたら、ここで買われたそうです*
お魚などもありました。お人形も可愛いんですが、ガラス風(樹脂?)の
ネックレスがとっても綺麗でしたよ~。おススメです。

異様に、あの、「H」マークの茶色のキーホルダーが気になる!!(笑)
買おうかどうしようか最後まで悩みました。でもここで朗報です。
Too-tickiさんでは、「あ~可愛い!欲しい!」と思ったときに買わないと、
もう次に来た時は、無いことが多いです(笑*)
来るたびに、作品が違うこともしばしば。一期一会をお楽しみ下さい♪

なんか、この、箱の絵が気になる~!はうはう・・・と手が、目が、
箱に伸びしてしまいそうでした。手前の無造作に置いてあるような
布物や小花のモチーフもいい!!

歯っはっハッ。歯~!!可愛い☆ この作家さんの歯の作品は、
前も、見て、足を止めて、見入った記憶があります。
また会えて嬉しい~**

一番はまったのが、こちら。色とりどりのきゃらくたーのキーホルダー。
おもしろすぎる!!!Too-tickiさんでは、来るたびに、
いろいろな作家さんの作品と出会えるから、とっても楽しいです♪

そうえいば、ナガオさん、ご出産されたんですよね、おめでとうございます!
わたしの妹が昨年6月に出産したので、姪っ子が可愛くてたまりません。
伯母馬鹿ぶりを発揮していますが、育児は大変かと思います。
お子様との生活、育児、家事と、Too-tickiさんのお仕事と、
どうやってこなしてらっしゃるんですか?

「本当に可愛いですよね!!うちの子は2歳になったんですよ。
 この可愛い時期を、やっぱり一緒に居たくて週に3日しかお店で働いていません。
 お店に立つときは、子供を母に見てもらっています。
 父には、お店を作ってもらい・・・私は両親に、お世話になりっぱなしです。
 あれも、これも・・・とちゃんとやろうとすると、出来ていないことに
 いらいらしてしまうと思うんです。だから、ほどほどに楽しくやっています(笑)」

う~ん。今、働くお母さんが増えていますからねえ。育児、家事、仕事。
旦那さんや、家族の協力がないとできませんよね。
でも、ナガオさんが元気でいらっしゃること、お子さんが健やかなことが
一番ですし、わたし達もそれを願っていますから、
ご無理の無いように、そして、末永く、続けていかれて欲しいと思います。

「オープンして7年目になります。
 あっと言うまで、6年も経ったの?!って感じです。
 いらして頂いているお客様には、
 いつも、ありがとうございます、の気持ちでいっぱいです。

 本当はみんなでイベントなどしてみたい!!・・・のですがなかなか実現しません。
 でも、いつもいろいろな作品を見ることが出来て、楽しいです。
 Too-tickiは、お客さまが来るたびに、ちょっとずつ変わっていたりして
 変化がとても新鮮で、楽しんでお買い物をしてくださっている様子は、
 私もみていて、とても嬉しいです。もちろん私もいつも、
 店内を隅々まで見て、お買い物しています。

 作家さんにはいつも感心させられることばかりで、教えてもらっています。
 遠慮なく質問や意見をおっしゃってくださいね。これからも宜しくお願いします」

この日、ナガオさんは、お店番の、人形作家の立川好江さんと二人で、
(携帯電話の写真画像で、お作りになられているお人形を
 見せていただきました。いろんなタイプの作品を作られてて、すご~い!*)
夫婦漫才のように楽しそうに、店内、作家さんの作品を見ていらっしゃいました。

女性って、この時間がたまらなく楽しくて嬉しい時間なんですよね。
ふと、気付く、自分だけの、自分が気付いた、素敵ないっぴんに出会うときめき。
これ、可愛い!こんなの、欲しかった!これ、素敵!
女性は幾つになっても、子供のように、まっさらな気持ちで受け入れる瞬間に
戻ることができます。それは、とても、心地よく、楽しくて、
豊かなひとときなんじゃないかなと思います。
そんな気持ちにさせてくれる、あたたかさが溢れる「Too-ticki」さん。

これからも、作家さん、見にいらして下さった方、
皆さんから愛される、Too-tickiさんでいてください☆
どうもありがとうございました!

●Too-ticki(トゥーティッキ)  http://www.too-ticki.com/
 中央線高円寺駅北口徒歩3分 TEL 03-5373-0306
 月曜日定休 12:00~20:00

●Hattifnattさんと、姉妹店のninniさんについてのレポート記事は、こちらからどうぞ。


●追記●
 どうしても、気になって気になって。オーナーからも、
 「さいじょうさんの、なんで、買ってきてないの?」と言われるほど、
 さいじょうさんの作品で、気に入ったワニちゃんを
 購入する余裕無く帰ってしまったのと、too-tickiさんの店内の写真を改めて
 自分で見てみて、「あ~!やっぱり、買おう!気になる!」
 と一ヵ月後の7月4日(金)にtoo-tickiさんに行ってきました。
 1ヶ月経つと、がらっと変わってました。中身も、作家さんも。
 売れちゃってて無いのも多かったよー。ぐすん。。。
 さいじょうさんのワニちゃんは、無事GETできました♪るんるん♪
 そして、あの「H」マーク(黒いビスケットみたいな)もGET♪るんるん♪
 「へっぽり堂」という名前の方でした。ネーミングセンスいいっすよ!
 めーちゃーくーちゃ、わたし好み☆ 
 詳細は⇒(★ちてなコレクション・とてちてたへ)
 そして、ずっと前から気になっていた、ばぶるすさんで蜻蛉玉を作って、
 too-tickiさんで出しているという、「手づくり蜻蛉玉 ひより」さん。
 一度、お名刺お渡ししたんですよね。ばぶるすさんで。それ以来気になってて。
 「グッドタイミングですよ!昨日、新作を納品にいらしたんですよ!」と店員さん。
 どれどれ~!!* すっごい、タイプの蜻蛉玉があったので、心置きなくGET☆
 はああああ~♪気分爽快♪ しあわせでっす♪♪♪
 詳細は⇒(★ちてなコレクション・とてちてたへ)

2008-7- 4
高円寺「Hattifnatt」さん・「ninni」さんに行ってきました

2008年6月3日(火)、高円寺のToo-tickiさんのミニギャラリースペースで、
陶芸「えっへん」の西城水穂子さんの個展を取材させて頂いたのですが、
Too-tickiのナガオメグミさんに、Hattifnattさんと、
姉妹店のninniさんについてお話を伺ってきました。
(●Too-tickiさんについてのレポート記事は、こちらからどうぞ)

Too-tickiさんの一軒挟んでお隣に、「Hattifnatt」さんと、
オープンされたばかりの姉妹店「ninni」さんが並んでいます。

Hattifnatt(ハティフナット)さんは、ナガオさんがToo-tickiを始め、
それを見ていた弟さんが、一年後に開いたお店なんだそうです!
色々な作家さんの作品を見ながら、お食事ができるカフェギャラリー。
お食事もデザートも美味しくて、内装も素敵で、展示ができる。
高円寺ではとても人気のスポットです!

木造の建物で、木の低いドアをくぐって、急な階段を登ると、
屋根裏部屋にこっそり遊びに来たみたいな、明るい空間が広がっています。
妖精がいてもおかしくないんじゃないかと思えちゃう。。
近年奥に広がり、ロフトスペースも増え、いつもお客様で賑わっています。
ちてなもよく来ますが、ピザ美味しいですよ。二人で一枚で充分かと。
玄米トマトカレーや、焼き茄子のカレードリア、たこのマリネも美味しかった!
ケーキやデザートも、めっちゃ美味しい♪
デザートだけ目当てで来ても、たっぷり幸せ気分満喫できますよ☆
ちてなが食べておススメ(どれもおススメですが)なのは、
プリンのかくれんぼ、モンブラン♪
(ちなにみに、ちてなは、店員さんに
 「アイスコーヒーをホットでお願いします」と真顔で2回言い、
 一緒にいた作家さんと、店員さんに大笑いされました。
 皆さんも、気をつけてくださいね♪>こんな奴いないか(汗;))

2階の手前側の6坪の壁スペースで、ギャラリーとして作品の展示ができます。
展示作品によって、お店の雰囲気も変わり、展示を楽しみに来られる方も多いようです。
展示希望の作家さん随時募集中。禁煙ではありません。簡単な審査あり。
気になった方、行ってみたい方は、是非、お立ち寄り下さい~☆

●Hattifnatt(ハティフナット)  http://www.too-ticki.com/
 東京都杉並区高円寺北2-18-10 TEL 03-6762-8122 12:00~24:00

Too-tickiさんの姉妹店が、2007年8月にOPENされました。
おめでとうございます!

「ninni(ニンニ)といいます。こちらは友達と一緒に経営しています。
 お洋服は彼女が担当して、雑貨は私が担当です。
 『大人の女性の可愛らしさ、宝物にしたくなる様な日常品』
 が、コンセプトのセレクトショップです。
 手作りの物を扱っていますが、Too-tickiが若い子のお店だとしたら、
 ninniは、ちょっと大人の人が好きな感じだと思います。
 お店の雰囲気が好きと言って下さる方も多いんですよ。
 お散歩がてら、どうぞ足を運んでみてください。心よりお待ちしています」

こちらの「ninni」さんですが、白い壁が、可愛いんです!
しかも、入ると、ほわ~っと空気が違うんです。
天井が思っていたより高くて、びっくり。
こちらも、ナガオさんのお父様がお作りになられたそうです。

「前を通った方たちに、素敵だなとか、かわいいなと
 興味を持っていただけるような作りで、尚且つ自分達が気に入り、
 満足できるお店にできたらいいなと考えていました。
 ペンキ塗りや、壁のパテ塗りなども、自分達でも頑張りました」

じゅうぶん、素敵なお店になってますよ!北欧のイメージ、雰囲気がします。
お洋服や、コサージュ、バスケット、文房具、お皿や陶器などに囲まれ、
なんというか、椅子も、棚も、置いてあるもの、見えるもの、
さりげない小物、かかっている音楽も、
すべてがとけこんでいて、とても静かで落ち着いてしまいます。
窓際のスペースでは、展示会も開催されているそうです、楽しみですね。

暫くいると、わかるのですが、ぎしぎしと二階の人の足音が聞こえてきます。
この足音が、また、心地よいんです。

「上はなんなんですか?」と質問すると、
「皆さんによく聞かれるんですが、上は、Hattifnattなんですよ。
 2階で、広くなったほうのスペースです」
おおお~!!そうでしたか!言われるまで気がつきませんでした!
「皆さん、そう、おっしゃいます」と笑顔のナガオさん。

う~ん。数時間いて、思いましたけど、
Too-tickiさんが若草物語の、4姉妹の一番下と3番目なら、
ninniさんは、4姉妹の一番上と2番目という感じがしました!
(へんな、たとえで、ごめんなさい;。)
こう、落ち着いて、ゆったりできて、ママになっても楽しめるというか、
ママになっても、可愛いさを兼ね備えながら、品が良いというか。

「ninniっていうのは、ムーミンに出てくるキャラクターの名前なんですよ。
 知る人ぞ知る、レアキャラなんです!」
と、ナガオさん。ほ~*それはそれは、知りませんでした。

「お友達と、お店の名前、何にしようかと、
 候補の店名を書きためたネタ帳を作って、2人で見たんですが、
 2人して、2人とも、ninniって書いてあったんです。
 ええ~なんで~!びっくりしました。
 凄い偶然だなって。これはもう運命を感じました」

お2人の想いが詰まったネタ帳で結ばれた「ninni」という店名。
素敵ですねえ~♪実際のお店と、とっても、あってますよ!

はっ!何処かで見たことあると思ったら、にこにこネットでも
リンクさせていただいている、「羊毛倉庫」さんではありませんか!
うわ~。もう、とっても、そこに置いてあるだけで、存在感に釘付け!

取材していたら、この日、展示してある絵をとりに、
BELLE & NATARYさんという作家さんがいらしてました。

新しい出会いが、紡がれてゆくひととき。
さらさらと、とても新鮮で、まぶしくて、ほほえましいです。

高円寺のあずま通りに並ぶ、
Hattifnattさん、ninniさんをご紹介させて頂きました。
HPのブログでは、新作の入荷情報や、お教室、展示会のお知らせなど
更新されていますので、チェックしてから行かれると宜しいかと思います!
ナガオメグミさん、お忙しい中、どうもありがとうございました☆

●ninni(ニンニ)  http://www.too-ticki.com/ninni/
 東京都杉並区高円寺北2-18-10 TEL 03-3338-2770
 11:00~18:00 月曜日定休日

●Too-tickiさんについてのレポート記事は、こちらからどうぞ。

●追記 この日、記念でGETした作品は、こちら⇒(★ちてなコレクション・とてちてたへ)

2008-7- 4
陶芸「えっへん」西城水穂子さんの陶芸展に行ってきました

2008年6月3日(火)、高円寺のtoo-tickiさんの
ミニギャラリースペースで、陶芸「えっへん」の西城水穂子さんが、
個展を開催されたので、行って参りました。

もともと、2006年11月に、イラストレーターでお友達の
わんたさんとの初デートで高円寺散策をしたのですが、その時、
too-tickiさんを見た後、ランチをしたのが、too-tickiさんのお隣の、
カフェギャラリー「Hattifnatt(ハティフナット)」さんだったんです。

その時、調度、『西城水穂子陶芸展』が開催中で、非売品のペンギンさんや、
オサカナを狙う黒猫の器など、とても可愛らしくツボにはまり、
作品を見に行ったり、お客さんが混まないうちに、
作品リストをテーブルにもってきてワイワイ見たりしたんです。
その作品リストが布がぬいつけてあって、ふわふわで、
めくるたびに、心くすぐられて、盛り上がった思い出があります。

そんな楽しい思い出を、にこにこネットの、
過去の行ってきた日記に書いていたら、ご本人様が、
記事を見つけて下さって、ご連絡頂いたのが昨年!!
「来年、6月に個展をやるので、是非観に来てください!」
「ええ~☆今度は、too-tickiさんでやるんですか~♪」
というわけで、偶然が偶然を呼び、今回の取材となりました*

当日は、雨が降っていたのですが、たっぷりと3時間かけて、
(この日は、too-tickiさんと、姉妹店のninnniさんの撮影・取材も兼ねてました)
ぐるぐる写真を撮らせて頂きましたが、小さいものを撮るのは
スゴク難しいということを、ほんと、痛感した取材でした(汗;)

木に囲まれたミニギャラリースペース。台の上に、小さなオブジェや
お皿、人形達が展示されていました。お皿や器のピンクや水色が
目に飛び込んできて、やさしくて、もう、声を上げたら
吹き飛んじゃうんじゃないかというくらい、小さくて、細かくて、可愛い。
箱に入っていたり、ふわふわの羊毛でできたお花の咲いてるお庭に、
動物達が遊んでいて、ちゃんとそれぞれの舞台がそこにあって、
あとは好きなように物語進行できちゃう。
ついつい、手にとって遊びたくなるひとときでした。

また、ピンクや水色が似合うんだなあ、このミニギャラリーが*
ふと、わたしが保育園時代遊んだ、キキララの
水色、ピンク色を思い出しました。あと、なんだろう。
しあわせ~♪っと、肩の力が抜ける感じがあって、
自分のからだが小さくなったら、どんなに楽しいだろうなと思いました*

わたしは、特に、このワニさんが好きなのですが、ワニも、子供も
表情がよくわからない(どうともとれる)のが好きですね。

西城さんとは、夜、too-tickiさんで初ご対面し、
そのままお隣のHattifnattさんで食事しながら、取材させて頂きました。
too-tickiさんに「えっ?!お知り合いじゃないんですか?!
はじめて会うのに食事しながら取材って凄いですね!」と驚かれましたが、
あんまり、その点気にしていませんでした。
メールで何度かやりとりしてましたし、実際、お会いしても、
ああ~♪やっぱり、いい方だあ~♪と、えらく、まったりしながら
食べて飲んで喋って(?)取材させて頂きました。
取材というより、遊びに来たみたいな・・・(笑*)

西城さんは高校を卒業後、デザイナーの学校に進学されました。

「もともと、雑貨やディスプレイ、陶芸など立体系に興味があって。
 それで、広い意味で、立体デザイン、
 建築やインテリアを学ぶ学校を選びました」

卒業後、就職、結婚を経て、「やりたいことをやろう」と、「陶芸」の道へ。

「10年同じ教室で習ってました。難しかったですよ。
 でも、好きにやっていいよと言ってくださり、
 ろくろもひとおおりやって、器やお皿を作るうちに、面白いけど、
 自分は、なんか違うなという気がしてきたんです」

「あるとき、講習で、練り込みの人間国宝の方のビデオを見たんです。
 大きな壷で花柄やマーブル模様などを出されていました。
 その技法を見て、これをやろう!と思いました。
 形を作るのはいいんですが、絵付けが苦手だったんです。
 それ以来、練り込みでお皿など作っています。
 巻き寿司みたいに色粘土を組み合わせてスライスしています」

ちょっとぴんとこないのですが・・・と、もう少し詳しくお聞きしてみました。
「お皿に絵を描いているのではなく、顔料を混ぜて色粘土そのものを作ります。
 これを金太郎飴のように組み合わせます。組み合わせ方によって、
 波模様になったり、マーブル模様になったり、鱗模様になったりします。
 この組み合わせ方は、企業秘密です*」

なるほど!可愛いうさぎやゾウさんのお皿は、
そうやってできていたんですね!と感激*

「陶芸は焼かないといけませんし、好きでないとできませんよね。
 焼きあがったのを見ると、思っていたのと全然違う、
 ということが結構あります。練り込み作品の他、
 たくさんの失敗を繰り返す中で、人形、動物などの
 小物を主に制作するようになっていきました。
 小さい作品が多いので、好きなだけ試作品を作りたかったこともあり
 陶芸を始めて12年目にして、小さいながらも自分の釜をもちしました」

「陶芸の工程は簡単に言うと、
 1.形成、2.素焼き、3.釉掛け、4.本焼きとなるんですが、
 素手で粘土に触れるので手荒れする人が多いです。
 『3.釉掛け』というのは、器をつるつるさせる為には欠かせない行程です。
 素焼きした作品を釉薬がいっぱい入ったバケツに入れて釉掛けをするので、
 冬場は見事に手が荒れちゃいます」

うわ~!なんか聞いてて、痛そうです(汗;)
そういうことって、全然知りませんでした。初耳です!

「展示活動は、2004年から2006年にかけて、
 吉祥寺のボックスショップ「ひろそり」に出展しまして、
 そのあと、2005年2月から4月まで、原宿「ease」で
 30cmx30cmx30cmの小さな空間でプチ個展をしました。
 2006年11月、カフェギャラリー「Hattifnatt」で個展、
 2007年10月に、西荻窪「FALL」で
 陶版画の風音(fu-on)さんと、二人展を開催しました。
 こうしてみると、雑貨屋さん、ボックスショップ、カフェが多いですね」

「too-tickiさんで個展をやりたいと決めたのは、
 壁三面作品が飾れるからなんです。三方、その世界に浸れる
 というのは、いいなあと思いました。
 陶芸教室で教わっている時は、作品展と言っても、
 作品をただ並べているだけでよかったんですが、
 私は、ちまちまと、小さいものが好きなので、個展となると、
 ディスプレイは大事だな、飾り方も含めて演出できるよう
 凝った方がいいなと最近、実感しています。
 いろいろな展示会など見ると、勉強になります」

「個展のほかにも、2007年4月「クラフトデザイナーズマーケット」
 (ユニアートららぽーと横浜店)に参加。11月、2008年5月と、
 南青山クリエーターズレジデンスの企画展に参加など、
 昨年の四月から、展示会が続き、バタバタしてましたので、
 この個展が終わったら、少し落ち着きたいです。

 やはり、誰かに見てもらいたい、というのが強いです。
 それも、不特定多数の人に、見てもらいたい。
 知り合いや友達は、来れば買ってくれます。
 でも、毎回毎回買ってもらうのも、相手も私も行き詰ってしまうと思うんです。
 だから、まったく知らない、いろんな人に気兼ねなく見てもらいたい。
 それで、カフェや、雑貨屋さんでの展示が多いのかもしれませんね」

「私が作った練り込みのお皿などは、実際に使うお皿としてより、
 アクセサリー入れなどとして飾って見て楽しんで頂いてる方が多く、
 私も、そのようにして頂けると、嬉しいです。 

 陶芸をやっていると、どうしても『陶芸家』と言われるんですが、
 自分は違うんじゃないかなと、ずっと思ってました。
 陶芸は好きですが、器やお皿、お椀を作りたいわけじゃなかったし、
 自分の作品を、一言で、なんと表したらいいのか、悩んでいました。

 南青山クリエーターズレジデンズ(m-c-r)の企画展「箱、はこ展」
 に参加した時に、『陶芸』じゃなくて『陶芸オブジェ』って紹介下さったんです。
 自分でも、あ、それいいなと。とても気に入りました。
 もともと、雑貨が好きで、雑貨アーティストになりたかった。
 雑貨屋さんをやりたかったというのがあるんです」

なるほど。その話を聞いて、合致した気がします。
ご自分で作った作品たちを、それぞれのシーン(舞台)で
演出(遊ばせる)し、飾る。たくさんの人に見てもらいたいと
願うのは、作家さん誰しもそうだと思いますが、
西城さんが思い描く作りたいもの、飾りたいものなどが
なんとなく、こちらにも伝わってきたように感じました。

わたしが思ったことですが、人それぞれ、捉え方も考え方も、
趣味趣向も、味覚も嗅覚も違うのですから、違って当然です。
世の中には、「使うために、いかに便利で、
どれだけ機能性を重視して作られたか」というものも、沢山ありますが、
少々扱いにくくても、融通が利かなくても、なんだかよくわからなくても、
醸し出された面白いものというものも沢山あります。
存在そのものというかな。これはこう使わなくちゃいけない、
と窮屈に押し付けることもなく、好きなようにどこから見ても触っても
飾っても話しかけても、どんな想像をしたって、肯定も否定もしない。
互いを認める一対一の一瞬のインスピレーションに魅かれる部分って
あるような気がします。

わたし自身、思い返してみたら、
埼玉・秩父のムクゲ自然公園にあった陶芸館で、
日帰り陶芸体験があって、ろくろを回さず、形を作って焼いてもらい、
送ってもらうという体験をしたのですが、わたくし、迷わず、
自分のきゃらくたぁ~の「ぽよ」を作ってました(笑)
立体ということになりますよね。陶芸なのに、超初心者なのに、
皿も器も飛び越えて、有無を言わさず、きゃらくたぁ~(笑)
ええええ、それはそれは、ひどい怪獣のようなぽよができましたw
だから、西城さんのように陶芸で人形や動物などの立体物を作るの、
全然大歓迎ですし、むしろ器用で凄いなと思います。

西城さんは、今まさに、西城さんができる、陶芸オブジェアーティストとしての
道を歩き出したばかりで、自分の雑貨屋さんを開いたのと同じじゃないのかな
と思いました。そして、それができる人なんだなあと。

そうえいば、なんでサイト名は「えっへん」なんですか?と最後の質問。

「陶芸教室で、作品にマークをつける、ハンコを作ることになって、
 男の子のキャラクターをずっと書いていました。
 特に意味は無いんですが、
 それに付けた名前がそのままサイト名になってます」

なんとなく、この「えっへん」というのが、またあってるんですよねえ。
別に、いばってるわけでも、偉そうでもない、普通の素朴そうな顔の男の子で、
作品もほんわかしてるものが多いんですが、そこはかとない、
ひとつひとつの小さな「えっへん」に拍手を送りたくなるような、
ほのぼのとした温かみがあります。


 
「小さな、猫やうさぎなどのモチーフ、練りこみのお皿や器など、
 展示で飾るときも、イメージに合わせて羊毛フェルトなどで装飾したりと
 私が作る、これらの『陶器オブジェ』で、物語を想像してもらえたり、
 アクセサリーを入れたりして使ってもらえたり、飾ってもらえたり、
 可愛がってもらえたら、とても嬉しいです」

うんうん!可愛がるよー!勿論だよー!
と、面と向ってではなく、ここでエールを送るちてなだったり*

西城水穂子さん、どうもありがとうございました!
ハティフナットの店長さんが、自らピザをお持ち下さって、
一昨年の個展のこと覚えて下さってて、お話しもできてよかったですよね!

ハティフナットさんに置いてあった、西城さんの作品リスト
(ふわふわの表紙の)が少しくたびれてしまったのを見て、
作り変えるために持って帰ろうとしている姿が、とても印象的でした。

お互い、お腹いっぱいなのに、デザートまで頑張って食べて、
初対面なのに、取材以外も、たっぷり長話ししちゃいましたね(笑*)
すっごく、楽しかったです~♪また(?!)おデートしましょう~☆

●西城水穂子さん「陶芸えっへん」
 http://tougeiehen.moo.jp/


●Too-tickiさんについてのレポートは、こちらからどうぞ

2008-6-27
皆さんからの投稿レポート【四角の器展 貴志勉~土のしごと~】

2008年より新企画「皆さんからの投稿レポート」が誕生しました。
このコーナーでは、ご案内を掲載したけれども、ちてなが取材に行けなかった
展示会の模様を作家さん、ギャラリーさんから直接、感想&お写真をお寄せ頂き、
ちてなの感想とともに、そのレポートをご紹介するコーナーです。

第3回目は、
2008年6月13日~22日に88GALLERYさんで開催された、
香川県の陶芸家、貴志勉さんの「四角の器展 貴志勉~土のしごと~」です。

それでは、皆様、どうぞご覧下さい☆
-------------------------------------------------------------------
「四角の器展 貴志勉~土のしごと~」貴志勉さんより。
-------------------------------------------------------------------

~~ ちてな ~~
最初、個展の案内DMには、以下のような紹介がされていました。
「金属的な光沢や石のようなシャープな形状にこだわり、
 土という柔らかい素材とは対極的な質感を持つ作品を追求。
 今回のテーマもその仕事の延長上にある「四角」。
 広い意味での「四角」を表現。
 大皿・花器から、小物はマグカップ・酒盃まで、
 夏に向かって風鈴や素麺のための器も。
 日常の器約150点を展示販売いたします。」

確かに、陶芸=土、陶芸といえば、丸いフォルムの器や壷、
お料理やお菓子などを並べる為のお皿などで、
使いやすくて飾りたくなるような、そういうものを想像します。

普段、あまり「金属的なシャープな形状」の陶芸作品を
意識して見たことがありませんでした。
土なのに、「土という柔らかい素材とは対極的な質感を追求。」
って、どういうことなんだろう。漠然とわかりませんでした。
わたしには、まだまだ難しい~~。
今回、写真を10点頂戴しましたので、拝見していこうと思います。

~~ 貴志さん ~~
「四角の器」というサブテーマでの個展です。
会場は香川県丸亀市の郊外
香川県丸亀市飯野町東二339-1 88STAGE内にあります、
88GALLERYさんです。http://www.88net.jp/

全体の雰囲気とギャラリーのガラス張りの明るい雰囲気が気に入り
初めてここでやることになりました。

殆んどが今回の為に作った新作ばかりで、
形が四角、アクセントに四角、模様に四角、で花器・食器をいろいろです。

夏用に「冷やしうどん」「素麺」の(どちらもサヌキ名産なんです)器。
風鈴も(写真では判りにくいですが、下から見るとちょっと四角になってるんです)

どうしてもロクロよりもタタラ造り(板造り)が多くなり
時間も手間もかかりエライ目にあいましたが、
白地に鉄絵の線文や斜めにした板状の花入れなど
新しい展開はかなり気に入っております」

●ちてなの感想●
貴志さん、お忙しいところ、ご投稿お寄せ頂き、どうもありがとうございます!

実際に見に行っていませんので、お写真と頂いた文章から見た感想です。

まず、ほんとうに明るくて綺麗で爽快感のあるギャラリーさんでしたね。
飾られた作品達も、嬉しかったんじゃないでしょうか*
あと、150点って、やっぱり多いですね!
これは展示するのも、写真撮るのも大変だったんじゃないかと思います*

今回、四角というテーマだったそうですが、
あまりそこに意識はいかず見てしまいました。
そういえば、お花だって全部形が違うし、尖ったようなものもあれば
開きっぱなしもあれば、閉じているような、うつむき加減のものもあります。
白地にシンプルな線画は可愛いですし、焦げたような鉄板みたいな花器や
ひし形のような背の高い花器、黒くて四角い花器、思わず下はどうなってるんだろうと
裏返したくなるような、ダースベーダーのデスマスクみたいな上が大きい器。
そうめんの汁いれでしょうか?涼しそうな黒い瓶など、ほんと、見てて楽しい!

よく、四角い部屋を丸く掃くという言葉がありますが、
隅々まで見ているようで、多分、どこか見落としているような部分も
あるかもしれない、そんなおっちょこちょいな部分も含めて、
いつも見ているくせに、見ていなかった、また違う発見をしてみたり、
角度によって、何度も行きつ戻りつ、表情と出会う。
面を楽しむことができるのは、嬉しいことだと思います。

使うために作られた器だとしたら、お花を活けたとき、
お料理を盛ったとき、おつゆをさしたとき、洗って仕舞うとき、
使う前に、これなら、これにしよう♪と、適材適所を見つけてあげられるのは、
好きな証拠、長続きの秘訣かもしれませんね。
視覚だけでなく、触った感触や、持った重み、ざらつき、滑らかさ、
アイコンタクトしやすいかどうか(笑)など、
自然に打ち解けあうまでも楽しそうです。

水色の四角い、ちょっと上が破けているような花器(?)に、
魚のような模様と、水草かつるのような模様が入っているものがあって、
さながら、そこが、立体水槽もしくは自分が水中にいて、
泳ぐ魚を魅入っている感じがします。
器は使うためのものなのでしょうが、器に使われる自分、
空想させられる自分というのも嫌いじゃないです。そんなゆとりも、実は憧れです。
なんか、ちょっと変な感想になってしまいましたが、
いつか実際にこの目で見てみたい、手にとってみたい。
ほんとに、そう思いました。

貴志勉さん、これからも、創作活動、頑張ってください!
このたびは、どうもありがとうございました(^0^)/☆

⇒ 今回、ご投稿いただいたのは・・・
  貴志勉さんです!ありがとうございました☆*

  ■貴志勉・Studio・P 
    http://www.d3.dion.ne.jp/~walama/p/index.htm

2008-6-19 カテゴリ
このページのTOPへ
Copyright(C)1LDO All rights reserved.